順天堂大学医学部の概要
私立大学(学校法人順天堂)
偏差値:70.0(10〜15位/医学部82校中)
順天堂大学医学部合格最低点
順天堂大学(一般A) 満点:500点 対象:一次合格者
2024年 点数:338点 %:67.6%
2023年 点数:328点 %:65.6%
2022年 点数:314点 %:62.8%
順天堂大学(一般B) 満点:525点 対象:一次合格者
2024年 点数:373点 %:71.0%
2023年 点数:373点 %:71.0%
2022年 点数:362点 %:69.0%
順天堂大学(独自併用) 満点:1200点 対象:一次合格者
2024年 点数:1012.2点 %:84.4%
2023年 点数:983.6点 %:82.0%
2022年 点数:930.2点 %:77.5%
順天堂大学(地域枠) 満点:1400/500点 対象:一次合格者
2024年 点数:236~305点 %:47.2%~61.0%
2023年 点数:247~288点 %:49.4%~57.6%
2022年 点数:775点 %:55.4%
順天堂大学(研究医) 満点:500点 対象:一次合格者
2024年 点数:ー点 %:ー%
2023年 点数:341点 %:68.2%
2022年 点数:308点 %:61.6%
共通テスト得点率:87%
ボーダーライン:71以上
定員:140名
医師国家試験合格率:新卒 2023年 100%、2022年 97.8%、2021年 96.1%
全体 2023年 100%、2022年 96.4%、2021年 96.2%
現浪比 18歳以下200名:19歳96名:20歳11名:21歳7名:22歳以上1名(2023年度合格者データ)
男女比
【2023年度】男:47.1%、女:52.9%
【2022年度】男:49.3%、女:50.7%
【2021年度】男:54.4%、女:45.6%
【2020年度】男:62.2%、女:37.8%
【2019年度】男:54.3%、女:45.7%
医学部以外の設置学部:スポーツ健康科学部、医療看護学部、保健看護学部、国際教養学部、保健医療学部、医療科学部、健康データサイエンス学部、薬学部
【本郷・お茶の水キャンパス(本部)】
住所:〒113-8421 東京都文京区本郷2丁目1番1号
TEL:03-3813-3111(大代表)
アクセス:JR 御茶ノ水駅徒歩7分
東京メトロ(丸ノ内線) 御茶ノ水駅徒歩7分
東京メトロ(千代田線) 新御茶ノ水駅徒歩9分
【さくらキャンパス】
住所:〒270-1695 千葉県印西市平賀学園台1丁目1番地
TEL:0476-98-1001(代表)
アクセス:京成本線 京成酒々井駅
バス京成酒々井駅から学園台行き5分「順天堂大学前」
【浦安キャンパス】
住所:〒279-0023 千葉県浦安市高洲2丁目5番1号
TEL:047-355-3111(代表)
アクセス:JR京葉線新浦安駅下車
バス「新浦安駅」Fのりばより
10番系統 みなと南行「順天堂大学入口」下車徒歩2分
19番系統 高洲海浜公園行「順天堂大学入口」下車徒歩2分
「順天堂」の「順天」とは、”天道に順(したが)う”の意味。また、順天堂大学のロゴマークの基である「仁」は、順天堂大学の学是「仁」である。これは、「人ありて我あり、他を思いやり、慈しむ心」を、医療の基本として、この精神は「仁」に尽きるということである。
ADMISSION POLICY
1.一人の人間として、人間と自然を愛し、相手の立場に立つ思いやりと高い倫理観を有する人
2.幅広い人間性、柔軟性と協調性を備えた基本的なコミュニケーション能力を有する人
3.自ら課題を発掘し、知的好奇心を持って、課題解決に取り組む主体性を有する人
4.国際的な視点から医学・医療の進歩に貢献しようとする熱意を有する人
5.入学後も、自己啓発・自己学習・自己の健康増進を継続する意欲を有する人
オープンキャンパス日程:8月1週目ごろ
広告のキャッチコピー
今ふたたび、「仁」古き歴史と日新の科学を踏まえて(2023年)
順天堂大学医学部の学費
学納金(2023年度)
初年度:2,900,000円
入学金:2,000,000円
授業料:700,000円
教育充実費:-円
委託徴収金:-円
その他:200,000円
6年間の総額:20,800,000円
順天堂大学医学部の入試情報
倍率(一般前期):10〜17倍前後
入試日程:2月2週目ごろ
入試科目(一次試験)
数学(100)
理科(200)
外国語(200)
合計(500)
入試科目(二次試験)
面接(-)
小論文(-)
合計(-)
合格最低点:不明
面接:面接官5人、受験生1人 20~30分程度
小論文:資料分析型/800文字
順天堂大学医学部の科目別受験対策・勉強法
順天堂大学医学部の試験問題の各科目ごとの傾向と対策を記します(2023年現在)。
英語
-傾向-
試験時間80分。
マークシート方式。
選択式問題と自由英作文出題。
長文問題の中に、英文、段落挿入の問題が複数出題される。
英文は医療系のものが多い。
長文読解は4題で、単語数は以前と比べ大幅に少なくなったが、それでも3,450語と日本医科大学の約1.7倍以上もある。
長文の内容は医療系のテーマに加え、最近は社会系のテーマもよく出題されている。
設問は文章の内容に関するものが中心で、読解力、特に文脈を把握しながら読む力が問われている。
また、同意語選択や内容一致の出題も多い。
-対策-
比較的得点しやすい問題が多いが、時間配分に注意すること。
長文で使われる単語はそれほど難易度の高いものではないかもしれないが、より正確に速く読む助けとなるので、単語帳で単語チェックすることは怠らないようにしよう。
医系テーマの長文の出題もあるので、可能であればメディカル用語の単語帳(医学部志望生用の単語帳)も活用してみよう。
と同時に、日本語でも基本的な医療系の知識を知識のバックグラウンドとして身につけておくと、より正確な長文の理解につながる。
内容や何度は標準的ですが、やや長め(1,000語程度)の長文を内容把握や文脈を意識しながら速読する練習が欠かせない。
大問1題ごとに15分程度で解かなくてならないので、必ず時間を計りながら読解練習をすることが大切。
自由英作文も、15分で200語程度の英文を書く練習をし、必ず添削指導を受けましょう。
-2023年度入試出題内容-
大問1 読解、医療・科学系約900語 「コロナウイルスワクチンの開発に携わった化学エンジニアへのインタビュー」についての長文問題(同意語選択・内容一致・空所補充) 選択問題 難易度:易しい
大問2 読解、科学系約900語 「母方の遺伝に由来するカッコウフィンチの托卵」についての長文問題(同意語選択・内容一致) 選択問題 難易度:易しい
大問3 読解、社会・科学系約800語 「笑いの効能」についての長文問題(同意語選択・内容一致・主題選択) 選択問題 難易度:易しい
大問4 読解、医療・科学系約850語 「体重を減らす方法」についての長文問題(同意語選択・内容一致・主題選択) 選択問題 難易度:易しい
大問5 英作文 「医学部に行かない場合に選択するであろう進路」についての自由英作文 記述問題 難易度:易しい
-2023年度入試解説-
長文読解は4題で、単語数は以前と比べ大幅に少なくなったが、それでも約3,450語と日本医科大学の約1.7倍以上もある。
これらと自由英作文を合わせて試験時間は80分。
日本医科大学より短い試験時間の中でこれだけの分量をこなすということで、よりスピードを要する出題となっている。
長文の内容は医療系のテーマに加え、最近は社会系のテーマもよく出題されている。
設問は文章の内容に関するものが中心で、読解力、特に文脈を把握しながら読む力が問われている。
また、同意語選択や内容一致の出題も多い。
-2023年度入試攻略ポイント-
内容や難度は標準的だが、やや長め(1,000語)の長文を内容把握や文脈を意識しながら速読する練習が欠かせない。
大問1題ごとに15分程度で解かなくてはならないので、必ず時間を計りながら読解練習をしよう。
自由英作文も、15分で200語程度の英文を書く練習をし、必ず添削指導を受けよう。
数学
-傾向-
試験時間70分。
大問3題。
問題の難易度は、入試標準レベル~上位国公立大学レベルで高め。
-対策-
網羅系の問題集に早期から取り組んでおいた方が良く、どの単元も満遍なく解けるようにしたい。
上記問題集を数周して、ある程度の実力が身に着いたことが実感できたら、過去問演習にも取り組もう。
物理
-傾向-
理科2科目で120分。
大問2題。
大問Ⅰは選択肢から選ぶマーク形式。
大きく分けて第1問~第3問に分かれており、第1問は5つ程度の小問から構成される小問集合、第2問、第3問はそれぞれテーマが1つで5つ程度の設問がある。
大問Ⅱは途中式を書く記述式問題。
1つのテーマで設問が5つ程度。
ここ5年間、大問Ⅱは力学分野から出題されている。
難易度は超基礎レベルの「応用レベル」。
-対策-
教科書の公式や法則をスラスラと出てくるまで、しつこくしつこく何度も反復をすることが近道。
『セミナー物理基礎』、『セミナー物理』などの問題集の基本例題問題集の例題を見たら解法がすぐに思い浮かぶレベルにまで持っていくと良い。
『セミナー物理基礎』、『セミナー物理』でいえば、最終的には発展例題、発展問題のレベルが確実に解けることを合格の目安とすると良い。
仕上げは時間配分を意識するようにしよう。
化学
-傾向-
大問2題。
大問1がマークシート形式。
大問2が記述式。
大問1は3~4個のテーマが分かれており、小問集合・無機・理論・有機がバランスよく出題される。
大問2ではほとんどの年度で理論分野が出題されている。
標準的な問題が多いが、設問数が多く、計算分量も多い。
-対策-
基本問題→応用問題→過去問演習の順で学習を進めていこう。
頻出の分野については、基本的な例題を見たら反射的に解法を思い浮かべられるレベルにまで持っていけるようにしよう(例えば、酸化還元分野の「チオ硫酸ナトリウム」など、基本的な事項に対して即座に答えられるようにする)。
生物
-傾向-
2科目120分。
大問2題。
大問1はマークシート形式。
大問2が記述式問題。
大問1は3つのテーマに分かれており、知識問題が中心に出題される。
大問2は計算問題や実験考察問題が出題され、複合問題であることが多い。
生態系や進化と系統などが一つのテーマとしてまとまった形で出題されることもある。
原理的な理解や定量的な理解などを問うてくる問題が多い。
記述問題に関しては、国立入試で出題されるような基本に忠実な内容が多い。
-対策-
教科書や傍用問題集を使って基本知識の整理に重点を置こう。
図表などの細かい知識も繰り返し覚えるようにしよう。
教科書や傍用問題集で基本知識のインプットを行う。
参考書は補足として活用し、必要に応じて読み込んでいこう(全てに満遍なく目を通す必要はない)。
傍用問題集で基礎レベルの演習を重ね、図表で知識を補填して行くようにしよう。
全般的な問題に対応し、論述問題にも対処しよう。
イメージだけで解答せず、紙に答えを書く練習を重視した学習を意識すべき。
小論文
-傾向-
例年、絵や写真を見て思うこと、感じることを自由に述べる「資料型」で出題されている。
「あなたが◯◯の立場だったら何を思うか」という出題形式が多い。
絵や写真が出題されたら、そこに写っているものを客観的に捉えて表現する力に加え、感受性や想像力、共感力なども問われることに注意。
2023年度では、特攻隊員を写した写真を見て、その人物になったつもりで家族への手紙を記すというものであった。死を覚悟する人間の心情を「自分事」として考えることを求める良問であったと言えるだろう。
患者と家族の関係、治癒の可能性の低い病を患う患者の思いなど、良医が考えるべきことを実際に考えさせる問題であったとみることが出来るはずだ。
-対策-
絵や写真といった資料のみが提示されており、思うことや感じることを述べる場合、まずは提示された資料について客観的な説明を行うことがポイントである。
写真でやイラストは自由な解釈が可能であるし、主観的な解釈を出題側は求めていることは言うまでもない。それ以前に、イラストや写真に関しては100%客観的な解釈というものはあり得ない。と同時に、完全に主観的な解釈もあり得ない。
ということは、絵や写真素材の「客観的」な解釈は可能であるし、まずはこの客観的な解釈の記述からスタートし、多くの人に賛同してもらえそうな見方、解釈を目指そうと意識に方向づけて望むと良いだろう。
写真に表現されている人物や動物、風景の中で、特徴的と思えるものを探し、それを言語化し、そして物語化する。何の場面なのか、そのシチュエーションを想像し、前後のストーリーを組み立ててみると良い。
もちろん想像は、あまり突拍子のないものではなく、本人しかわからないようなマニアックな空想ではないよう、なるべく多くの人が理解しやすい現実的かつ、具体的ななストーリーを考えた方が良い。
そして、ストーリーが出来あがったら、そのストーリーが示す、あるいは象徴するであろう意味を、現実世界のあり方・世相・人生などにあてはめて考えてみると良い。ここで考えたこと、思いついたことを言語化し、記述すれば、採点者に、自らの社会問題への関心や社会常識などをアピールすることも可能だ。
そのうえで、その写真に込められた思い、その写真の背景などを考察する。
それは2023年度の「家族への手紙」という形式であっても同様である。特攻隊員という立場を理解しておくことが重要になる。時代背景や命を捨てることを受け入れざるを得ない状況、そして家族への思いをしっかりと考え、それを家族に向けてどのように説明するのかということを意識して書き始めることが求められていたと言えるだろう。そのうえで順を追って残していく家族への思いを説明していくという形で文章を進めていくとよい。
課題の要求に対してどのように答えていくのが有効かを考え、構成をしっかり立てたうえで考察を進めていく訓練を積み重ねておこう。
過去問を活用して練習を積み重ね、可能であればプロに添削をお願いするのが最も効果的な方法だ。
【一般A】(試験時間:70分)
2024年
これは「人種統合教育」と題された1976年に米国で撮影された写真である。人種差別撤廃を目的に、米国の公立小学校では白人と黒人の比率を半分にした。2人の子供の言葉で、800字以内で私たちにメッセージを書きなさい。」
2023年度
この写真は1945年の鹿児島で任務30分前に撮影された。特攻隊の写真に写る特攻隊員の立場になって家族への手紙を書き、その手紙を書いたときの気持ちを800字以内で述べなさい。
2022年度
約2億5千万年後に形成されると予測されているパンゲア・プロキシマ大陸を示す図を見て、この大陸にはどんな世界が広がっていると思うかを、800字以内で論述する。
2021年度
混乱する膨大なドラム缶中でこちらに視線を向けつつたたずむアザラシの写真を見て、自分がそのアザラシであれば何を思うか。800字以内で述べなさい。
2018年度
この写真はフランス人写真家Henri Cartier-Bresson氏が「VIVE LA FRANCE(フランス万歳)」という本の中で発表したものである。この写真(廃墟のような建物の中と少年たち)の中の子どものうちの1人になったとしたら何を思うか。800字以内で書きなさい。〈2018年度〉
※写真は、廃墟のような建物の中と少年たち
2017年度
(迷彩服を着た兵士が体育座りをして抱えた子猫に餌をやっている写真を見て)あなたが兵士から食事を与えられている子猫だとしたら、何を思うでしょうか。800字以内で述べなさい。
2016年度
1950年代のアメリカで窓の外を見る少年の写真を見て、感じたことを800字以内で述べなさい。
2013年度
ある写真(短い英語の詩を添えて出版されている)詩の内容を踏まえて、あなたが丘の上にたどりついた時に初めて目にする光景を800字以内で述べなさい。
2011年度
銀河系の絵を見て、思ったことを述べよ。
2010年度
以下からキーワードを一つ選び、そのキーワードを用い本学部で何を学ぶべきか、自分の考えを具体的に600字以内で述べる。(事業仕分け、薬物汚染、少子化、オリンピック招致)
【一般B】(試験時間:120分)
2017年度
(浜辺に羊と思われる動物の群れがおり、海水が端に描かれ、浜辺には木造の小屋、濃い青の空が全体の半分描かれている写真を見て)この写真は下記の詩を添えて出版されています。詩の内容を踏まえてあなたがこの地を歩いて思うことを600字以内で述べなさい。
The sky hangs low and paints new colors on the earth.
-対策(補足)-
順天堂医学部は特に「家族間の関係」を見ようとする傾向が強い。
誤解を恐れずにいえば、「育ちの良さ」や、「文化資本(社会的ハビトゥス)」などを見ようとする傾向が強く、これを知る最適な手段の一つが「家庭環境」であるという考えに基づいていると推察できる。
小学校入試のような「お受験」には「親子面接」があり、幼少期の履歴を詳しく聞く面接試験が可能であるが、大学の医学部入試においてはさすがに親子面接は実施されない。したがって、親子面接の代替手段として、写真・イラスト問題で受験生の「育ち」「情操」を掴もうという意図があると考えられる。
このことを念頭に入れておけば、小論文のみならず、面接試験の対策のヒントにもなるだろう。
試験管からの質問内容の意図を汲み取りやすくなるからだ。
そして、それに則した回答をすれば(≒試験管好みの回答をすれば)、試験管の心象が良くなることは言うまでもない。
面接
面接内容(質問内容・面接の進行など)
◆小論文について(何をイメージして書いたか)、出来について、小論文を書く際、気を付けた事
◆家族構成
◆浪人生活について、浪人生活の原因
◆併願校、昨年受験したか
◆順天堂以外だったら、どの大学へ入りたいか
◆他大学のオープンキャンパスに行って順天堂の方が優れていると思われる点について
◆部活動や高校生活でどのようなことを学んだか
◆オープンキャンパスに来たか
◆大学入学後も高校の部活動と同じ部活に入るか
◆希望の診療科について
◆医師志望理由・順天堂大学志望理由
◆本学を志望したのは自分の意思か
◆将来にある希望や目標について
◆出身高校について
◆調査書の内容について
◆健康維持に何かしていることは
◆本学を創立した人物の名前について
◆本学の教育方針について
◆本学について知っていること
◆(佐倉の受験生に対し)佐倉市に本学が建つまでの経緯
◆大学内に歴史館があることを知っているか
◆併願校、共通テストの得点について 第一志望校は、国公立は受験するか
◆国公立大学と本学の両方に合格したらどうするのか
◆将来どのような医師になりたいと思うか
◆目指す医師像
◆医師に必要なものについて
◆医師に向いていないと思うところ
◆地域医療や基礎研究に興味はあるか
◆「順天堂」の教授の名前を挙げてみて
◆高齢化社会について
◆将来、千葉県や静岡県の関連病院で働いて欲しいと言われたらどうするか
◆父親を尊敬しているか、どういう所を尊敬しているのか
◆大学では勉強以外で何をしたいか
◆将来は何科に進みたいか
◆興味のある診療科は
◆理想の医師像
◆体力に自信はあるか
◆入学後、何をしたいか3つあげよ
◆趣味は何か
◆高校の校風はどういうものか、なぜその高校にしたか
◆高校生活で楽しかったこと、辛かったこと、成長したことについて
◆高校生の頃、昼休みは友達と何を話したか
◆出身地のことについて
◆なぜ順天堂を知ったのか
◆自分の名前の由来
◆あなたの親友について教えてください
◆チーム医療の現場を見て
◆対人関係でイラっとしたのは、どのようなときか
◆ボランティア活動について
◆自分がどういう人間でありたいか
◆一人暮らしについて
◆通っている予備校名について、予備校を選んだ理由
◆寮生活での不安はないか
◆持参した賞状、トロフィー、写真や資料に関連した事(クラブや英検etc)について
◆英語は得意か、理由も含めて
◆いじめの現場に立ち会ったことはあるか
◆アルツハイマー病をどう思うか
◆助からないかもしれない重度の患者と軽度の患者のどちらを先に助けるか
◆最近の社会問題やニュースで興味があることは何か
◆海外医療について知っていることは何か
◆最近の医療トピックスで良いと思うものと悪いと思うものについて
◆AIと医療について
◆出身校のPR
◆最後に言い残した事、アピールしたいこと
◆自分の性格の長所・短所
◆発言した内容について
◆自分の今までの体験から得たものは?
◆家族と医療の話はするか?
◆自分を色に例えると。
◆医学部と他学部の違い
◆信頼している先輩が不正をしたらどうするか
◆最近気になった医療事故に関するニュース
◆感情の起状について
◆家庭の教育方針について
◆国際協力について日本人に欠けているもの
◆順天堂大学に求めるもの
雰囲気・後輩へのアドバイスなど
◆持参した物は受付の人に預ける。面接室に入る前に面接官が見る。
◆終始和やかだったが、なるべく積極的に話していこうとするべき。
◆発言した内容について突っ込まれるが、正しいか否かにより、整合性をみている。
◆この面接で思うように自分を出せていないと思うなら、2分あげるから自分を出してみてと自己アピールする機会をもらえることも
◆答えた事に対して深堀りするような質問を逐一されるが、圧迫されている感じではない。自信をもって質問に答え続ければ問題ないだろう
◆教室によっては笑い声が響いていた。
◆人物評価が大きく、協調性があり、医学への関心が高い受験生を考慮し、高く評価する。他の大学にも言えるが、面接官は将来自分たちと一緒に働く医局員を選ぶつもりで面接していることに注意する。
◆募集要項の「本学医学部の学生募集に関するミッションについて」をよく読んだうえで面接試験に臨むこと。
◆持参する資料はしっかりみられるので、自分で前もって質問を想定し、答えられるようにすること。また、願書や小論文についても聞かれることが多い。
☆オープンキャンパスに行っておく事を勧める
地域枠選抜
地域医療に貢献する意思のある学生を選抜することを目的として実施されます。東京都(2,800万円)、新潟県(2,160万円)、千葉県・埼玉県・静岡県(1,440万円)、茨城県(1,800万円)の修学資金が貸与され、卒後、一定期間各都県の地域医療に従事すると返還が免除されます。
順天堂大学医学部の倍率
2015年度 16.7倍
2016年度 15.3倍
2017年度 16.3倍
2018年度 16.4倍
2019年度 11.7倍
2020年度 10.4倍
2021年度 11.3倍
2022年度 10.3倍
その他
合格した多くの学生たちに面接について尋ねてみると、「厳しかった」という声もあれば「緩くて和気藹々だった」という両極端な感想が返ってくる。漠然とした印象としては、どちらかというと女子には緩く、男子には厳しい(圧迫面接という厳しさではなく、理詰めで矛盾を指摘して行くような感じ)。
とはいえ、面接で聞かれる質問内容に関してはオーソドックスなものが多いようで、それほどガッツリと面接対策に力を入れる時間があれば、他の学科試験の勉強に時間を割くべきだろう。