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昭和大学医学部入試 合格対策と勉強法

昭和大学医学部の概要

私立大学(学校法人昭和大学)

偏差値:67.5(35〜40位/医学部82校中)

昭和大学医学部合格最低点
昭和大学(Ⅰ期) 満点:400点 対象:一次合格者
2024年 点数:240点 %:60.0%
2023年 点数:231点 %:57.8% 
2022年 点数:230点 %:57.5%

昭和大学(新潟県地域枠) 満点:400点 対象:一次合格者
2024年 点数:207点 %:51.8%
2023年 点数:180点 %:45.0% 
2022年 点数:190点 %:47.5%

昭和大学(静岡県地域枠) 満点:400点 対象:一次合格者
2024年 点数:189点 %:47.3%
2023年 点数:189点 %:47.3% 
2022年 点数:191点 %:47.8%

昭和大学(茨城県地域枠) 満点:400点 対象:一次合格者
2024年 点数:202点 %:50.5%
2023年 点数:202点 %:50.5% 
2022年 点数:191点 %:47.8%

昭和大学(山梨県地域枠) 満点:400点 対象:一次合格者
2024年 点数:ー点 %:ー%

昭和大学(Ⅱ期) 満点:400/200点 対象:一次合格者
2024年 点数:286点 %:71.5%
2023年 点数:130点 %:65.0% 
2022年 点数:268点 %:67.0%

共通テスト得点率:77%
ボーダーライン:67以上
定員:120名
医師国家試験合格率
新卒 2023年 97.5%、2022年 98.2%、2021年 97.6%
全体 2023年 95.2%、2022年 95.7%、2021年 93.8%

現浪比
現役41.0%:浪人58.2%:その他0.7%(2023年度入学者データ)

男女比
【2023年度】男:56.7%、女:43.3%
【2022年度】男:55.5%、女:44.5%
【2021年度】男:60.3%、女:39.7%
【2020年度】男:54.2%、女:45.8%
【2019年度】男:46%、女:54%

医学部以外の設置学部:歯学部、薬学部、保健医療学部

【旗の台キャンパス】
住所:〒142-8555 東京都品川区旗の台1-5-8
TEL:03-3784-8000
アクセス:旗の台駅(東急大井町線/東急池上線)東口徒歩5分

【洗足キャンパス】
住所:〒145-8515 東京都大田区北千束2-1-1
TEL:03-3787-1151
アクセス:洗足駅(東急目黒線)徒歩3分
北千束駅(東急大井町線)徒歩5分

【横浜キャンパス】
住所:〒226-8555 神奈川県横浜市緑区十日市場町1865
TEL: 045-985-6500
アクセス:青葉台駅(東急田園都市線)より「若葉台中央行き」バスにて「中山谷(なかざんや)」停留所下車徒歩5分
十日市場駅(JR横浜線)より「若葉台中央行き」バスにて「中山谷(なかざんや)」停留所下車徒歩5分

【富士吉田キャンパス】
住所:〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田4562
TEL:0555-22-4403
アクセス:中央高速バス「富士急ハイランド」下車 タクシー10分
富士急行「富士山」駅下車 タクシー15分

建学の精神:「至誠一貫」常に相手の立場にたって、まごころを尽くす

ADMISSION POLICY
・医師となる明確な目的意識と情熱を有する人
・ディプロマポリシーを教育目標とする本学に対する明確な志望動機を有する人
・中等教育の学業において、数学や理科(物理、化学、生物)などの自然科学と英語の基礎知識を持ち、国語、社会も幅広く履修した人
・他者を理解し、思いやりの心を持てる人
・人とかかわることに関心を持ち、基本的なコミュニケーション能力を有する人
・知的好奇心にあふれ、新しい分野に積極的に挑戦できる人
・地域での医療や国際的な医療活動に興味を持つ人
・1年次の全寮制共同生活・学修に積極的に取り組める人

オープンキャンパス日程:10月2週目ごろ

昭和大学医学部の学費

学納金(2023年度)
初年度:5,422,000円
入学金:1,500,000円
授業料:3,000,000円
教育充実費:-円
委託徴収金:95,000円
その他:827,000円
6年間の総額:28,172,000円
※昭和大学医学部では、入学金と授業料のほかにも、1年次富士吉田キャンパス生活費、学生会費、父兄会費がかかってきます。
初年度のみかかる費用は、学生会入会費30,000円と父兄会入会費の30,000円、さらに1年次に富士吉田キャンパスで過ごす際の寮費です。
そして6年間かかる費用は、学生会年会費が初年度5,000円で2年目以降10,000円と、父兄年会費が初年度30,000円で2年目以降40,000円となっています。

昭和大学医学部の入試情報

倍率(一般前期):10〜15倍前後
入試日程:2月2週目ごろ

入試科目(一次試験)
数学(100)
理科(200)
外国語(100)
合計(400)

入試科目(二次試験)
面接(70)
小論文(30)
合計(100)

合格最低点:57〜72%前後
面接:面接人数:面接官2人、受験生1人 10分程度
小論文:昭和大学医学部の小論文の過去問テーマや対策

昭和大学医学部の科目別受験対策・勉強法

昭和大学医学部の試験問題の各科目ごとの傾向と対策を記します(2023年現在)。

英語

-傾向-
難易度:やや難
問題量:多い
試験時間は140分(英語・数学合わせて)
2020年より大きな変更があり、発音・アクセントなど知識系の問題が大問1の短文空所補充を残して姿を消し、それ以外は読解問題2題の出題となっている。和訳や説明問題という形での記述問題が出題される。
長文と文法、発音・アクセントの問題は、ほぼ毎年出題されている。
大問3題のうち、長文読解2題で、単語数は約1,750語と、順天堂大学の約半分だが、設問が難化した。
長文以外に文法の空所補充問題がある。
読解問題の設問は空所補充、英文和訳、語句整序、文挿入、誤り指摘、同意語選択、段落補充、内容説明、内容一致と多様になった。

-対策-
英文解釈力に手応えを感じはじめたら、次のステップとして今度は速読力アップにもチャレンジしてみよう。
さらに医療系がテーマの英文も定期的に読むようにしよう。難しい医療用語に関しては注釈はあるものの、たとえ英文が訳せても、書かれている内容の理解が覚束ないと読解した内容に確信を持てないこともある。したがって、医療知識が乏しいと感じた場合は、日本語で書かれた大学受験の医学部対策の用語開設などの本にも目を通しておくと、医系英語長文の理解の手助けになるはず。
長文問題には難易度の高い単語も出てくるが、その場合は注釈がつけられている。しかし、本番で慌てたり動揺したりしないように、やはりボキャブラリーは多めに身につけておいた方が良いだろう。
整序問題対策も抜かりなく。文法の基礎をしっかりマスターするとともに、参考書、問題集で出来るだけ多くの問題を解いて得点源に出来るよう様々な文章に接するとともに、文の構造、骨格をつか無用にしよう。
標準レベルの文法問題が確実に溶けるよう基礎を固めましょう。
読解は空所補充のある標準レベルの長文を読み、段落ごとの要約や全体の要約をする練習をしよう。

-2023年度入試出題内容-
大問1 文法 空所補充 選択問題、難易度:やや難しい
大問2 読解 医療・物語系約650語 「医学部では学ばない死への向き合い方」についての長文問題(空所補充・英文和訳・語句整序・文挿入) 選択・記述問題、難易度:易しい
大問3 読解 人文系約1,100語 「3つに分類される創造性」についての長文問題(誤り指摘・同意語選択・空所補充・段落補充・内容説明・内容一致)、選択・記述問題 難易度:難しい

-2023年度入試解説-
大問3題のうち、長文読解2題で、単語数は約1,750語と、順天堂大学の約半分だが、設問が軟化した。長文以外に文法の空所補充問題がある。時間的な余裕があるわけではない。
読解問題の設問は空所補充、英文和訳、語句整序、文挿入、誤り指摘、同意語選択、段落補充、内容説明、内容一致と多様になった。

-2023年度入試攻略ポイント-
標準レベルの文法問題が確実に解けるよう基礎を固めよう。
読解は空所補充のある標準レベルの長文を読み、段落ごとの要約や全体の要約をする練習をしよう。
英語・数学を合わせて140分なので、素早く優先順位を判断し時間をうまく使う練習も重要。

数学

-傾向-
難易度:標準
問題量:適量
大問4題。
試験時間が英数合わせて140分。
記述、論述式。
幅広い単元が出題されるが、頻出分野は微積分、数列、三角関数、ベクトルなど。
小問集合が毎年出題されている。
2024年は東大の問題(のアレンジ)が出題された。

-対策-
教科書と教科書に沿った問題集に接しながら、単に公式や定理を暗記するだけではなく、仕組みや原理、流れまでも理解していこうという姿勢が大切。
計算力が求められるため、計算問題の演習も欠かさないようにしよう。ケアレスミスを防ぎ、時間短縮を念頭に入れながら効率の良い計算方法を編み出すことを念頭に入れよう。
「効率的な計算方法」や「計算ミスの防止」に意識を向け、工夫を重ね用とする姿勢が大切。
複素数平面を含む図形問題への対策は必須、問題演習をこなしながら複数のアプローチ、多様な解き方を身につけていこう。
確率の問題が頻出するため、原理を根底から理解し、問題演習を通じて実戦力を高めていこう。

物理

-傾向-
難易度:標準
問題量:適量
大問4題。
問題集に掲載されていない問題が出題されることもある。
2016年度入試ではグラフを書かせてそこから読み取らせる問題が、2015年度には容器から流れ出る水の速さに関する問題が、2014年度には物理量の次元に関する問題が出題された。
「ヤング率」や「ニュートンの冷却の法則」など高校物理では扱わない物理量に関して解かせる問題、透明なガラスが細かく砕かれると白く見える理由、理論値と実験値に差が出てくる理由を論述させる問題も出題されている。

-対策-
公式の暗記は必要ではあるが、単に丸暗記するだけではなく、教科書の熟読や問題の演習を通して物理的思考法を身につける必要がある。
その際、必要となる教材は公式の成り立ちや物理的思考法を解説した参考書や、画像や映像を駆使した動画を視聴することで基礎を固めていこう。
近似計算や有効数字に慣れるための演習が必要。余力があれば数学の近似計算も演習しておくと良い。
過去問演習は早期に取り組むべき。間違えた箇所、苦手と感じた箇所の復習と補強は抜かりなく。

化学

-傾向-
難易度:標準
問題量:多い
大問5~6題。
全問記述式。
試験時間が2科目140分。
理論2題・有機1題・高分子1題は出題されているが、構成は年度によって変わる。
例年生物化学の範囲から深い知識問題が出題されている。
計算問題よりも知識問題が重視されている傾向がある。

-対策-
計算問題の難易度は標準レベルであるものの、時間配分のバランスなどを考慮すると「速く正確に」を常に念頭に入れながら演習を繰り返す必要がある。
化学の計算では実際の割り算回数を減らし、求めたい値を分数で表し、約分を優先させて最後に計算する方法が効果的。新しいアプローチを試してみること。
有機化学では分子量や式量を覚えておくことが有益。高分子の単量体の分子量も覚え、計算スピードを向上させる。
合格点取得のためには全問解ききるのは難しい。試験開始時に難易度を確認し、解けそうな問題から着手していこう。そのかわり取り組んだ問題に関しては完璧を目指して解答をしていこう。

生物

-傾向-
難易度:標準
問題量:多い
出題形式は毎年大問が1~4つ。
大問の中の1つ(あるいはそれ以上)が植物の分野からの出題であることが多い。
各大問ともに空所補充、記述問題、下線部説明問題に大別される。
空所補充は全て記述式。
記述問題に関して10字や20字などの短文の説明が求められることが多い。
知識、考察問題と計算問題の比率は、大まかに8:2の割合。ただし、計算問題が全くない年もある。
計算問題に関しては、DNA合成における細胞数の計算や遺伝、系統樹、生態系に関するものがほとんど。

-対策-
教科書と傍用問題集を利用して、基本知識を習得しておくこと。
年によって出題傾向が変わるが、概ね知識問題が主体なので、教科書の内容を理解する必要がある。
教科書でベーシックな箇所をある程度おさえることができたら、記述問題や考察問題の演習にも取り組もう。その際は、他大学の類似問題も解き、解答力をつけていこう。

小論文

-傾向-
テーマ型での出題である。例年、長めのテーマが出題されているが、指定が明示されていることが多いため、論じる方向性は定めやすいだろう。その一方で時事の話題についての細かな知識に触れられているため、しっかりとした知識を持っていないと、課題の要求自体を理解し切れないということもありうる。2023年度では、AIやダイバーシティといった時事の話題からの出題となった。比較的頻出のテーマからの出題と言えるが、一定の知識を持っていないと対応しづらいテーマであったとも言える。社会問題の解決に良医を目指す人間にふさわしい視点をもって取り組んでいくことができるかどうかを測ろうとする出題が続いていると言えよう。

-対策-
話題となっている医療やその周辺分野のテーマは必ず押さえるようにしよう。基本的な医療用語についての理解だけでなく、その用語にまつわる問題点や課題なども考えるようにしておきたい。特に時事の話題が出題されやすいということを念頭に置き、現代社会、政治経済の分野、倫理分野、科学技術分野などの基本用語を把握し、話題となっている社会的問題について押さえておくとよいだろう。これらの知識を利用し、出題の指定に応じて自分自身の考えを述べられるように練習をしておくことが合格水準の論文を作成する鍵になる。具体的には過去問の演習に加えて、形式は異なるもののテーマの近い、国際医療福祉大学や久留米大学の問題を確認し、そこで扱われているテーマについて調べてみることが効果的な学習になるはずだ。

2014年
・「寿命など巧妙で冷酷なシステムはない」という言葉を、生物という観点からなにを意味するか、自分の考えを600字以内で述べる。(選抜Ⅰ期1日目)
・医学の進歩は、人々の健康と寿命の延長に貢献してきたにもかかわらず、医療の信頼が損なわれている現状について、自分の考えを600字以内で述べる。(選抜Ⅰ期2日目)
・パラリンピック走り幅跳び代表・佐藤真海さんの言葉「スポーツは人生で大切な価値を教えてくれた」を受けて、自身の人生で大切な価値を学んだことを述べる。(選抜Ⅱ期)
2015年
・健康寿命が平均寿命より短く、その差が長いとどのような問題があるか。また、健康寿命を平均寿命に近づけるために必要なことは何か、自分の考えを600字以内で述べる。(選抜Ⅰ期1日目)
・安楽死と尊厳死について、自分の考えを600字以内で述べる。(選抜Ⅰ期2日目)
・「食品ロス」の原因は何か、また「食品ロス」を減らすことでどのような効果が得られるか、自分の考えを600字以内で述べる。(選抜Ⅱ期)
・医療や介護の分野でのロボット活用の有用性と問題点について、600字以内で述べる。(センター試験)
2016年 
・急性期医療において「とことん型」と「まあまあ型」という2つの考え方があるが、この2つの医療を必要とする人はどのような人で、どのような課題があるか、自分の考えを600字以内で述べる。(選抜Ⅰ期1日目)
・平成27年6月の公職選挙法一部改正により選挙権の年齢が18歳以上に引き下げられたことについて、自分の考えを600字以内で述べる。(選抜Ⅰ期2日目)
・地球温暖化によって、世界の気温が3℃上昇した場合に予想される、生活・健康への影響について、自分の考えを600字以内で述べる。(選抜Ⅱ期)
・国民病を1つ挙げて、社会の影響とその対策について、600字以内で述べる。(センター試験)

2017年度 
・提示されたフランスの思想家ロジェ・カイヨワの「遊びの特徴」に関する言葉を読んだうえで、労働や芸術と比較した「遊びの特徴」とはどのようなものか、自分の考えを600字以内で述べる。(選抜Ⅰ期1日目)
・AIが著しく進歩しているが、様々な懸念もある。医療において、人間とAIはどのように共存すべきか、自分の考えを600字以内で述べる。(選抜Ⅰ期2日目)
・ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智教授は、熱帯病の特効薬を開発して大勢の命を救った。しかし、10億人はいるとみられる様々な熱帯病の感染者の制圧が容易ではない理由と自分の考えを600字以内で述べる。(選抜Ⅱ期)

2018年度 
・政府は2017年に働き方改革実現会議を開き、長時間労働の是正や同一労働同一賃金の導入を盛り込んだ実行計画をまとめた。総務省の調査によると過労死ラインとされる月80時間を超えて残業する人の割合は医師では41.8%となっている。医師には医師法で定められた診療を求められたら拒めない「応召義務」があるが、医師の長時間労働を改善するにはどうしたらよいか、自分の考えを600字以内で述べる。(選抜Ⅰ期1日目)
・ドイツに生まれた社会心理学、精神分析、哲学の研究者として知られているエーリッヒ・フロムは、著作『愛するということ』のなかで、愛は技術であるとし、愛するということは、なんの保証もないのに行動を起こすことで、自分が愛せば相手の心にも愛が生まれるであろうという希望に自分を全面的にゆだねることだと問題提起している。この内容を解釈し、「愛するという技術」について、自分の考えを600字以内で述べる。(選抜Ⅰ期2日目)
・医療の技術革新の一方でコスト上昇により、国民皆保険の維持が困難になっている。高度医療とコスト負担のあり方について、自分の考えを600字以内で述べる。(選抜Ⅱ期)

2019年度
・ゲノム研究の利点・問題点についてあなたの考えを述べよ。

2020年度
Ⅰ期 医療研究について思うことまたは医学生や医師になった際に行いたいと考えている研究について述べよ。

2021年度 
・SDGsの取り組みについて、自分自身ができることについて述べる。(Ⅰ期1日目)
・現在、遺伝性疾患は9000種類以上存在しており、しかも、あらゆる診療科にまたがって存在している。そのため、医師であれば必ず遺伝性疾患に遭遇することになるが、同じ疾患に遭遇することはほとんどなく、見逃していても医師本人は気づかない可能性が高い。そのため、常に遺伝性疾患の可能性を頭の片隅にいれておくべきだ、という論旨の論述を読んで、遺伝性疾患の患者さんにどのように向き合うかについて述べる。(Ⅰ期2日目)

2022年度 
・孤独や閉塞感に悩む子どもに手を差し伸べるにはどのようにすればよいか。対策案を600字以内で述べる。(Ⅰ期2日目)
・情報通信機器を活用した健康増進、医療に関する行為を遠隔診療と言います。遠隔診療のうち、医師一患者間において情報通信機器を通して診療行為をリアルタイムに行うのがオンライン診療です。新型コロナウイルス感染の懸念から、電話やスマートフォンで医療機関に相談や受診することの出来るオンライン診療が行われるようになりました。オンライン診療のメリット、デメリットについて述べ、実施にあたり医師に必要な知識についても述べる。(Ⅰ期2日目)

2023年度 
・AI技術が医療の分野でも積極的に取り入れられ、AIが医師の新サンリツを上回る結果を残している報告もあるなかで、今後AI技術を活用する世界で、医師としての役割はどのように変化していくか、自分の考えを600字以内で述べる。(Ⅰ期1日目)
・ダイバーシティは「多様性」を意味する言葉で、性別にとらわれず様々なことを想定するものであることを前提に、現在の日本の医療が抱える性別も含めたダイバーシティに関する問題点とダイバーシティを推進することで期待されることについて、自身の考えを600字以内で述べる。(Ⅰ期2日目)

面接

面接内容(質問内容・面接の進行など)
◆試験前に(20分ちょうど)面接シートと志望校の調査票を書く(合否に影響はない)
(面接シート内容)(それぞれ1~2行)
◆医学部志望理由とそれに影響を与えた人
◆本学志望理由とそれに影響を与えた人
◆医学部志望を決定した時期
◆あなたにとって高校生活とは?
◆部活動について
◆自分の医師に適している点
◆最近感動したこと

(面接の内容)
◆医師志望理由、本学志望理由
◆本学までどのようにして来たか
◆本学の第一印象について
◆本学について知っていることはあるか
◆本学のアドミッションポリシーについて
◆医療系4学部が揃っていることはどのような利点があると思うか
◆寮生活の悪い点と、問題が起きたときどう対処するか
◆寮生活で仲間外れにされたらどうするか
◆寮生活で他学部の人に嫌われたらどうするか
◆寮生活で他人に絶対してはいけないことは何だと思うか。
◆いじめについてどう思うか
◆チーム医療と総合医について
◆他大学の一次試験の結果
◆自分が医師に向いている点、向いていない点
◆自分のよいところを3つ挙げなさい
◆自分の弱点を3つ挙げなさい(返答後その弱点についての質問)
◆多くの異なる意見があった場合、あなたはその意見をどのようにしてまとめるか
◆(小論文の内容について)小論文で書いた意見について小論文で言い残したことはないか
◆理想の医師像、どのような医師になりたいか
◆私立併願校、および合格状況
◆共通テストの受験、出来具合
◆どんな本を読んだか、近頃読んで感動した本
◆どのような学生生活を送りたいか
◆両親の職業
◆産科、小児科不足の原因
◆今まで行った旅行で印象に強く残っていること
◆気が合わない人との向き合い方
◆ボランティア活動はしたことがあるか、どういったことをしたか、学んだこと
◆女性が一生、医師として働くことができるようにするには、どうすればよいか
◆女性にとって医師はハードな仕事で結婚して子育てをしてという事が難しい場合があるがその点についてどう捉えているか
◆煙草が体に及ぼす影響
◆高校で勉強以外に頑張ったことは何か
◆浪人生活について、大変だったこと
◆大学に入ったらサークル活動に参加したいか
◆10年後(卒後4年)どんな風に働いているか、そのビジョン
◆臨床医と研究医のどちらになりたいか
◆将来、昭和大学に残る意思はあるか
◆友人関係の中であなたの立ち位置はどのようなものか
◆地域医療についての考え
◆対立が起きたらどうするか
◆相手の話を聞きだすにはどうするか
◆ストレス発散法について
◆人生で一番楽しかったこと、一番辛かったこと
◆体力に自信はあるか
◆女子差別の理由は何だと思うか
◆趣味について
◆全寮制への不安はないか
◆コミュニケーション以外で医師に求められること
◆音楽は好きか、楽器は弾けるか
◆試験を受けに行く途中で事故を起こしてしまったらどうするか
◆人を励ましたいと思った時、どうするべきか
◆入学したらやりたいこと
◆末期患者との接し方について
◆AED(自動体外式除細動器)について
◆インフォームド・コンセントに関して医師が気を付けること、すべきか否か
◆コロナ禍の中での出身予備校の授業等について
◆最近の医療ニュースで印象に残っているもの
◆医師にもっとも必要なこと、良医とは
◆ワクチンの接種順についてどう思うか
◆『サーフィンをしている写真』と『昔の海と富士山の絵』を見て感じたことは
◆面接アンケートの内容について
◆最後に一言

雰囲気・後輩へのアドバイスなど

◆20分間アンケートの回答時間があるが、準備していかないと時間不足になるかも。
◆「自分の医師への適性3つ」や「昭和大学志望の理由2つ」など数を指定して質問される。普通用意しているであろう回答数よりもひとつ多く要求してくるので回答は多めに考えておいた方が良いかもしれない。
◆願書に書いた資格・課外活動を証明する書類のコピーを回収されるので忘れないように。
◆アンケートの内容に付け加えて詳しく聞かれる。その他では、どうして部活には入らなかったのか、チーム医療とは何か、将来どんな医師になっていると思うか、など。
◆基本的には、面接でよく聞かれそうな単純な質問しかされない。ただ、たまにその場で考えさせる答えにくい質問も出た(個人競技の部活をやっていたようだが、チーム医療に生かせそうなことは学べたか、など)。
◆アドミッションポリシーに沿う受験生を採用するので、事前に目を通しておくこと。

医学部一般選抜(Ⅰ期)利用の薬学部併願
医学部一般選抜(Ⅰ期)を志願した場合、薬学部を併願することができる。
試験の内容や時間は変わらない。医学部の合格最低点に届かず、薬学部の合格最低点に達した場合、薬学部への入学が可能。2019年度より実施し、募集人数は4名である。

WEB出願について
最近採用が広がっているWEB出願には以下の環境が必要。
①インターネット環境
②パソコン、スマートフォン、タブレット端末
③プリンター
WEB出願では、WEB出願システムに受験生の情報を登録し、支払方法などを選択した後に必要書類を大学へ郵送する必要がある。
郵送する必要書類はおおむね次のようなもの。
①出願書類(大学ホームページ、出願専用ページ等よりダウンロード)
②出身高校の調査書
これらの書類は決められた期日に間に合うように提出しなければならない。
WEB出願システムに情報を登録しただけでは出願したことにならないので、検定料の入金や必要書類が大学に届くまでの日数を考えて早めに行動するようにしよう。大学によっては、各入試区分の必要書類が異なる場合がある。各大学の入学試験要項で詳細を確認しておこう。

昭和大学医学部の倍率

2015年度 12.8倍
2016年度 14.8倍
2017年度 14.2倍
2018年度 12.8倍
2019年度 13.8倍
2020年度 11.4倍
2021年度 10.7倍
2022年度 10.4倍

その他

面接時間は短めで、オーソドックスなこと(志望理由、長所短所や自己PR、高校時代の部活・頑張ったこと、医師を目指す理由等)しか聞かれないが、逆に短い時間ゆえ出だしで躓いてしまうと、挽回できる時間的余裕がないため、スムースな受け答えができるよう訓練をしておく必要がある。

寮生活があるため、面接ではコミュニケーション能力がある人間なのか、入学後面倒を起こす人物か否かなど、面接の受け応えにおける「言葉」以外にも、態度や話し方なども観察される。したがって、日頃から相手から好感を持たれる立ち居振る舞いを心がけるようにしよう。

*補欠者を発表する *1年次は富士吉田キャンパスにて全員寮生活
*医学部一般選抜入試(Ⅰ期)の一次試験の成績を利用して歯・薬学部を併願することができる
*一般選抜試験選択科目に国語を2022年度入試から採用
*大学入学共通テスト利用入試の廃止
*卒業生推薦試験を実施
*推薦は特別協定校のみ実施

2024年 昭和大学医学部 合格上位高校

豊島岡女子学園(東京)10人
駒場東邦(東京)9人
東邦大付東邦(千葉)8人
芝(東京)7人
白百合学園(東京)7人
開成(東京)6人
栄東(埼玉)5人
日比谷(東京)5人
麻布(東京)5人
芝浦工大柏(千葉)4人
筑波大付(東京)4人
桜蔭(東京)4人
暁星(東京)4人
城北(東京)4人
巣鴨(東京)4人
雙葉(東京)4人
栄光学園(神奈川)4人
浦和明の星女子(埼玉)3人
渋谷教育学園幕張(千葉)3人
学芸大付(東京)3人
大妻(東京)3人
学習院女子高等科(東京)3人
吉祥女子(東京)3人
桐明(東京)3人
武蔵(東京)3人
慶應義塾(神奈川)3人
聖光学院(神奈川)3人
洗足学園(神奈川)3人
水戸第一(茨城)2人
宇都宮(栃木)2人
前橋女子(群馬)2人
西武学園文理(埼玉)2人
市川(千葉)2人
青山(東京)2人
戸山(東京)2人
鷗友学園女子(東京)2人
海城(東京)2人
東京女学館(東京)2人
東京都市大付(東京)2人
東京農大第一(東京)2人
東洋英和女学院(東京)2人
広尾学園(東京)2人
本郷(東京)2人
早稲田(東京)2人
湘南(神奈川)2人
中央大付横浜(神奈川)2人
桐蔭学園中教(神奈川)2人
フェリス女学院(神奈川)2人
森村学園高等部(神奈川)2人
駿台甲府(山梨)2人
沼津東(静岡)2人
南山(愛知)2人
洛南(京都)2人

2023年 昭和大学医学部 合格上位高校

巣鴨(東京)7人
東邦大付東邦(千葉)5人
桜蔭(東京)5人
開成(東京)5人
吉祥女子(東京)5人
駒場東邦(東京)5人
芝(東京)5人
世田谷学園(東京)5人
田園調布雙葉(東京)5人
豊島岡女子学園(東京)5人
横浜雙葉(神奈川)5人
渋谷教育学園幕張(千葉)4人
学芸大付(東京)4人
麻布(東京)4人
鷗友学園女子(東京)4人
海城(東京)4人
攻玉社(東京)4人
女子学院(東京)4人
白百合学園(東京)4人
成蹊(東京)4人
雙葉(東京)4人
東海(愛知)4人
栄東(埼玉)3人
暁星(東京)3人
光塩女子学院(東京)3人
頌栄女子学院(東京)3人
慶應義塾(神奈川)3人
聖光学院(神奈川)3人
新潟(新潟)3人
立命館慶祥(北海道)2人
江戸川学園取手(茨城)2人
西武学園文理(埼玉)2人
市川(千葉)2人
筑波大付駒場(東京)2人
桜修館中教(東京)2人
小石川中教(東京)2人
小山台(東京)2人
学習院女子高等科(東京)2人
共立女子(東京)2人
成城(東京)2人
高輪(東京)2人
東京女学館(東京)2人
東京都市大付(東京)2人
東京農大第一(東京)2人
桐朋(東京)2人
獨協(東京)2人
武蔵(東京)2人
立教女学院(東京)2人
早稲田(東京)2人
湘南(神奈川)2人
横浜翠嵐(神奈川)2人
浅野(神奈川)2人
栄光学園(神奈川)2人
湘南白百合学園(神奈川)2人
洗足学園(神奈川)2人
桐蔭学園中教(神奈川)2人
日本女子大付(神奈川)2人
森村学園高等部(神奈川)2人
横浜共立学園(神奈川)2人
佐久長聖(長野)2人
浜松北(静岡)2人
加藤学園暁秀(静岡)2人
ラ・サール(鹿児島)2人

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