弘前大学医学部の概要
国立大学(国立大学法人弘前大学)
偏差値:65.0(51位/医学部82校中)
共通テスト得点率:78%
定員:132名
医師国家試験合格率:新卒 2023年 91.5%、2022年 91.7%、2021年 97.3%
全体 2023年 88.1%、2022年 87.0%、2021年 91.1%
男女比
【2023年度】男:53.6%、女46.4%
【2022年度】男:52.7%、女47.3%
【2021年度】男:65.2%、女34.8%
【2020年度】男:57.5%、女42.5%
【2019年度】男:50%、女50%
医学部以外の設置学部:人文社会科学部、教育学部、理工学部、農学生命科学部
住所: 青森県弘前市在府町5
アクセス:JR弘前駅前からバスを利用
【6番のりば】より
「駒越」「枯木平」「枯木平(いわき荘行)」「弥生」「葛原」「茂森」
「相馬」「大秋」「川原平」行きのいずれかを利用
[大学病院前]下車
【100円バス弘前駅前のりば】より
土手町循環100円バスを利用
[大学病院前]下車
TEL::0172-33-5111(代表)
理念:教育基本法の精神にのっとり、広く知識を授け、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させ、人類文化に貢献しうる教養識見を備えた人格者の育成をもって目的とする。
オープンキャンパス日程:8月2週目ごろ
建学の精神:弘前大学は、教育基本法の精神にのっとり、広く知識を授け、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させ、人類文化に貢献しうる教養識見を備えた人格者の育成をもって目的とする。
弘前大学医学部の学費
学納金(2023年度)
初年度:817,800円
入学金:282,000円
授業料:535,800円
設備更新費:-円
教育充実費:-円
その他の費用:不明
6年間の総額:3,496,800円
弘前大学医学部の入試情報
倍率(一般前期):4〜16倍前後
入試日程:2月4週目の土日
大学入学共通テスト
国語 (200)
数学 (200)
理科 (300)
外国語 (200)
地歴公民 (100)
合計 (1000)
個別試験 (二次試験)
総合問題 (300)
面接 (200)
合計 (500)
合格最低点:65〜79%前後
面接:面接官3人、受験生1人 15〜20分程度
弘前大学医学部の二次試験の科目別受験対策・勉強法
弘前大学医学部の試験問題の各科目ごとの傾向と対策を記します(2023年現在)。
英語
-傾向-
大問4題。
試験時間は90分。
解答形式は大部分が記述式(記述量が多い)。
英文のテーマは様々な分野から出題されている。
抽象的な文章や専門的な文章は比較的少なく、身近なテーマのものが多い。
内容説明の設問が中心で、年度によっては英文和訳や空所補充、文整序も出題されている(2021年度は字数制限のある内容説明も出題されている)
会話文の空所に入る適切な日本語文を選び、それを英訳するという形式の問題が出題される。
英作文は、あるテーマについて自分の考えを述べるというテーマ英作文で(年度によってはやや難度の高いテーマも出題されている)、単語量は100語前後であることが多い。
英語長文の難易度は標準レベル。、主旨をとらえやすい内容の文章ものが多く、設問の該当箇所も特定しやすい。
-対策-
英語長文の解答形式はほとんどが記述式で記述量が多いため、英語力のみならず、しっかりと日本語でまとめる力が必要。
英作文は100語程度の英文を書く問題の指定が多いため、かなりの記述力が必要とされる。日頃から「読む」だけではなく「書く」ことも意識した学習をしていこう。
読解問題の空所補充は、難問珍問奇問はほとんどないため、教科書や標準レベルの文法問題集などで基礎をしっかりと築けばOK。
数学
-傾向-
大問6題。
試験時間は90分。
出題範囲:「数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列、ベクトル)」。
微・積分法は頻出。
数年を通してみると、幅広い分野から満遍なく出題されている。
融合問題も多い(特に図形の面積や、最大・最小問題、証明問題や図示問題も頻出)。
基礎的な問題から標準的な問題まで満遍なく出題されている。
-対策-
全試験時間に対して計算量がやや多いため、時間配分のトレーニングとして過去問に必ず取り組もう。
解法を自分で考案する習慣をつけ、思考力を養成することが必要。
公式や定理を単に丸暗記するのではなく、それらが導かれる過程を論理的に理解するとともに、自力で再現できるようにしておく必要があるため、問題集の演習を日々繰り返して実戦力を養おう。
微・積分法の演習も必須。
物理
-傾向-
大問3題。
解答形式は記述式。
出題範囲は「物理基礎・物理」。
力学、波動、電磁気、熱力学が中心(原子は、2020年度に前期日程で出題されている)。
教科書の内容そのままの出題は少ない。
全体的に物理法則の深い理解が必要な問題が多い。
論述問題や描図問題も出題されている。
-対策-
一見難しそうに感じる問題も、基本公式に忠実に従えば解答を導ける問題も少なくない。したがって、基礎をしっかりと築き上げるべき。
『セミナー』など標準的な問題をたくさん解き、基礎力を涵養していこう。
一つの難問に時間を奪われ、簡単な問題を解く時間がなくならないよう時間配分には十分に注意しよう。
物理現象や公式など、単に暗記するだけではなく、一つ一つを自分の言葉で説明できるまでの理解に落とし込むことを意識しよう。
化学
-傾向-
大問4題。
出題範囲は「化学基礎・化学」。
理論を中心に、無機・有機も出題されている。
日常生活や時事問題を題材にした問題が出題されることもある。
大問として1つのテーマが選ばれ、それを色々な角度から追究するような問題が多い。
論述では「簡潔に説明せよ」「理由を述べよ」という形式の論述問題が多い。
-対策-
分量多め、計算問題あり、しかも計算過程の記述あり、論述問題あり、描図問題が出題されることもある。時間配分の中で手際よく回答できるスピード感と処理能力が必要。とはいえ、基本・標準問題が大部分を占めるため、教科書を徹底的に理解することから始めよう。
『セミナー』などで、基本問題、標準問題が解けるようになったら、発展・応用問題まで解けるように進んでいこう。
論述問題対策としては、教科書の「索引」掲載の語句を20-30字程度で説明する練習が良い。
生物
-傾向-
大問4題。
試験時間は90分。
出題範囲:「生物基礎・生物」である。
遺伝情報、体内環境からの出題がやや多い。
2020~2022年度の3年間でほとんど全項目からの出題があった。
問題集や過去の入試問題でよく扱われているような問題が中心である。
年度によっては前年度と同じ項目が出題されたり、過去の問題と類似する問題も出題される。
植物の反応や細胞のタンパク質・酵素などは他の項目と組みあわせた出題が多い。
遺伝的な考え方や実験問題で論理的思考力を問う問題や、該当する生物例を選ぶ問題も多くみられる。
全体としては基本から標準レベルの知識で対応できるものが多い。
計算問題は、オーソドックスなものが中心。
-対策-
教科書⇒標準的な問題集という流れで、しっかり基礎を構築しつつ演習を繰り返すという極めてオーソドックスな学習法が、結局のところ最も有効。
計算問題のある問題集で繰り返し練習し、解き方をしっかり理解しておこう。
面接
面接内容(質問内容・面接の進行など)
◆志望理由
◆なぜ医師を志したのか
◆出身校のレベル
◆感動したこと
◆なぜ、わざわざ弘前を受験したか
◆青森の医療について知っていること
◆卒業後は地元と青森どちらで働くか
◆弘前に来てみた印象
◆部活について
◆地元の大学ではなく弘前大学を選んだ理由
◆インターネットを使用するとき自分で注意していること
◆あなたにとって高校の3年間
◆困難の乗り越え
◆何科の医師になりたいか
◆浪人時の勉強の仕方
◆東京に行って勉強する気はないか
◆地域医療を復興したいなら、医師よりも政治家の方が良いのではないか
◆座右の銘
◆部活動について
◆大学に入ったら何をしたいか
◆ストレス解消法
◆好きな本
◆長所、短所
雰囲気・後輩へのアドバイスなど
◆自身がどうして青森に行きたいのかを明確に伝える必要がある。面接官は大学卒業後も青森に残るのかに関心があるようだった。
◆自己推薦書に基づいた内容を多く聞かれた。
◆面接室によっては圧迫感があったようだ。
弘前大学医学部の倍率
2015年度 13.7倍
2016年度 15.4倍
2017年度 7.8倍
2018年度 8.2倍
2019年度 9.8倍
2020年度 5.0倍
2021年度 4.1倍
2022年度 5.3倍
その他
弘前大学の数学の問題は、塾、予備校の数学の先生からは「良問が多い」「数学的思考力を鍛えるには最適な問題が多い」と好評なため、数学が好き、数学が得意という人は受ける、受けないに関わらず、過去問に一度は取り組んでみてはいかが?
同様に物理の問題も、「物理的思考力やセンスが必要な問題が多い」という評判。
「物理現象に対する深い理解や慎重な分析力、確実な計算力を要求しており、出題形式とともによく工夫された内容」と評判で、「現象と、現象を決める法則の因果関係の理解」を問う問題が多いことから、予備校の授業や講座で扱われる問題の参考にされることも少なくない。
2024年 弘前大学医学部医学科 合格上位高校
青森(青森)21人
弘前(青森)10人
八戸(青森)5人
仙台第二(宮城)4人
立命館慶祥(北海道)3人
三本木(青森)2人
仙台二華(宮城)2人
酒田東(山形)2人
筑波大付(東京)2人
学芸大付(東京)2人
藤枝東(静岡)2人
札幌南(北海道)1人
函館中部(北海道)1人
札幌光星(北海道)1人
函館ラ・サール(北海道)1人
北嶺(北海道)1人
八戸北(北海道)1人
盛岡第一(岩手)1人
佐沼(宮城)1人
宮城第一(宮城)1人
聖ウルスラ英知(宮城)1人
大館鳳鳴(秋田)1人
山形東(山形)1人
米沢興譲館(山形)1人
福島・県立(福島)1人
尚志(福島)1人
並木中教(茨城)1人
水戸第一(茨城)1人
江戸川学園取手(茨城)1人
茗渓学園(茨城)1人
栃木(栃木)1人
太田・県立(群馬)1人
前橋女子(群馬)1人
青山(東京)1人
戸山(東京)1人
麻布(東京)1人
鷗友学園女子(東京)1人
海城(東京)1人
学習院女子高等科(東京)1人
暁星(東京)1人
光塩女子学院(東京)1人
聖心女子学院(東京)1人
桐朋(東京)1人
豊島岡女子学園(東京)1人
本郷(東京)1人
光陵(神奈川)1人
平塚江南(神奈川)1人
フェリス女学院(神奈川)1人
長岡(新潟)1人
新潟(新潟)1人
富山中部(富山)1人
金沢大付(石川)1人
藤島(福井)1人
松本県ヶ丘(長野)1人
沼津東(静岡)1人
浜松市立(静岡)1人
星陵(静岡)1人
岡崎(愛知)1人
中京大付中京(愛知)1人
四日市(三重)1人
守山(滋賀)1人
長田(兵庫)1人
城ノ内中教(徳島)1人
福岡大付大濠(福岡)1人
2023年 弘前大学医学部医学科 合格上位高校
弘前(青森)17人
青森(青森)15人
八戸(青森)11人
函館ラ・サール(北海道)3人
三本木(青森)3人
立命館慶祥(北海道)2人
筑波大付(東京)2人
松本深志(長野)2人
札幌開成中教(北海道)1人
札幌南(北海道)1人
札幌光星(北海道)1人
東奥義塾(青森)1人
八戸聖ウルスラ(青森)1人
水沢(岩手)1人
盛岡第一(岩手)1人
仙台第一(宮城)1人
仙台第二(宮城)1人
下館第一(茨城)1人
竹園(茨城)1人
土浦第一(茨城)1人
並木中教(茨城)1人
宇都宮(栃木)1人
宇都宮女子(栃木)1人
中央中教(群馬)1人
浦和第一女子(埼玉)1人
川越・県立(埼玉)1人
開智(埼玉)1人
狭山ヶ丘(埼玉)1人
市川(千葉)1人
昭和学院秀英(千葉)1人
学芸大付(東京)1人
海城(東京)1人
暁星(東京)1人
光塩女子学院(東京)1人
白百合学園(東京)1人
巣鴨(東京)1人
田園調布学園(東京)1人
東京農大第一(東京)1人
桐明(東京)1人
広尾学園(東京)1人
雙葉(東京)1人
本郷(東京)1人
武蔵(東京)1人
相模原弥栄(神奈川)1人
湘南(神奈川)1人
横浜サイエンス(神奈川)1人
藤嶺学園藤沢(神奈川)1人
高田(新潟)1人
新潟(新潟)1人
金沢大付(石川)1人
藤島(福井)1人
上田(長野)1人
大垣北(岐阜)1人
岐阜(岐阜)1人
清水東(静岡)1人
藤枝東(静岡)1人
一宮(愛知)1人
福知山(京都)1人
大阪教大付平野(大阪)1人
登美丘(大阪)1人
スイス公文学園高等部(海外)1人