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名古屋大学医学部入試 合格対策と勉強法

名古屋大学医学部の概要

国立大学(国立大学法人東海国立大学機構)

・偏差値:67.5(10〜15位/医学部82校中)
・共通テスト得点率:87%
・二次試験合格最低得点率:66.5%

・定員:112名
男女比
【2023年度】男:71.6%、女:28.4%
【2022年度】男:75.0%、女:25%
【2021年度】男:68.5%、女:31.5%
【2020年度】男:71.2%、女:28.8%
【2019年度】男:67.3%、女:32.7%

・医師国家試験合格率
新卒 2023年 95.6%、2022年 97.3%、2021年 99.1%
全体 2023年 92.5%、2022年 93.3%、2021年 95.9%

TEL:052-741-2111(代表)

〒466-8550
名古屋市昭和区鶴舞町65番地

・アクセス
JR中央本線「鶴舞駅」(名大病院口側)下車 徒歩3分
地下鉄鶴舞線「鶴舞駅」下車 徒歩8分
市バス「栄」から栄18系統「妙見町」行き 「名大病院」下車

・建学の理念
1 人類の健康の増進に寄与する
先端的医学研究を進め、新たな医療技術を創成する
2 医の倫理を尊重し、人類の幸福に
貢献することを誇りとする医学研究者及び医療人を育成する。
3 医学研究、医療の両面にわたり
諸施設と共同して、地域社会の医療の質を高めるとともに、
我が国及び世界の医療水準の向上に資する。

・オープンキャンパス日程
8月2週目ごろ

名古屋大学医学部の学費

学納金(2023年度)
初年度:535,800円
入学金:282,000円
授業料:3,300,000円
6年間の総額:3,496,800円
その他
検定料:17.000円
学⽣教育研究災害損害保険:Aタイプ 650円、Bタイプ550円(年間)
学⽣賠償責任保険:1,780円(年間)
学研災付帯賠償責任保険:340円(年間)
学研災付帯学⽣⽣活総合保険:約11,000〜16,000円(年間)
寄宿料:共益費込みで16,000円(月額)

名古屋大学医学部の入試情報

倍率(一般前期):1〜4倍前後
入試日程:2月4週目の土日
後期試験:3月2週目の日曜日

大学入学共通テスト
国語(200)
数学(200)
理科(200)
外国語(200)
地歴公民(200)
合計(900)

個別試験(二次試験)
数学(150)
理科(500)
外国語(500)
面接(-)
合計(1.650)

合格最低点:70〜78%前後
面接:個人面接(受験生1人に対して面接官3人、5分程度)

名古屋大学医学部の二次試験の科目別受験対策・勉強法

名古屋大学医学部の試験問題の各科目ごとの傾向と対策を記します(2023年現在)。

英語

so
-傾向-
大問4題で総合読解問題2題、会話文問題1題、英作文問題1題が続いている。
記述で答える問題も多数出題されている。
長文は論説文中心で、テーマは文化・社会・教育・科学等多岐にわたる。
内容説明、英文和訳、空所補充など定番の出題形式以外に、会話文の要約の完成、文整序による段落完成、トピックセンテンスを選ぶ問題、段落の主題、誤り指摘・訂正など、年度によりさまざまな出題形式がみられる。
英文和訳は、文構造の難解な文の和訳ではなく、難しい語句などの意味を推測させることにより文脈や論理展開の理解を試すような和訳問題が特徴的。
会話文では、意見論述が出題されているのが特徴である。
大問4では2018年度以降、図表の読み取りに基づくテーマ英作文・意見論述の形式が続いている。
内容説明や英文和訳、英作文など、解答に時間のかかる設問が多く、なかには多少難易度の高い問題、解答作成が困難な問題も散見されるが、総じて読解力と表現力をバランスよく評価する問題である。

-対策-
語彙力の向上は必須。
単語集の学習と英文読解が効果的。
英作文問題が多いため、単語の意味だけでなく使い方も例文とともに学ぶ。
文構造や主部・述部、修飾関係などを確認して精読的な読み方を心がける。
構文や文法が難解でなく、論理の理解を試す出題が多い。
文法力や語彙力の基礎が重要。早期に英文法の参考書を仕上げ、文法の学習と英文読解を並行して行う。
会話文も重要。口語表現に習熟するための問題集も利用する。

数学

-傾向-
試験時間が150分。
大問4題。
記述式。
他の理系学部と同じ問題が出題される。
整数や確率といった問題が頻出。
誘導に沿って解き進めていく問題が中心。
微積分、場合の数・確率、微積分、整数の性質からの出題が多い傾向にある。
複数分野を組み合わせた問題もよく出題されている。

-対策-
充実した基礎学力が必要とされるため、参考書の頻出問題を繰り返し学習し、演習を通じて読解力、構想力、思考力、計算力を養おう。
定理や公式は覚えるだけでなく、自由に活用できるようにしよう。
過去問を利用して様々な解法を試み、柔軟な思考力を養おう。
証明問題に対策して、計算過程を簡潔にまとめ、文章を工夫して読みやすい答案を心がけていこう。

物理

-傾向-
大問3題。
試験時間が2科目で150分。
全問記述式。
2018年度以前や2020年度は難しい出題が中心ですが、それ以外の直近の年度は標準レベルの問題が中心。
一部の問題で思考力が必要な設問や、実験装置の設定が複雑で状況把握に時間を要する問題も出題されている。
結果のみを示す問題だけでなく、空所補充や途中過程を記述させる問題が出題される。
近年はグラフ選択問題、物理現象の説明問題、描図問題といった出題も多い傾向にある。
計算に工夫が必要な問題も多く、近似計算なども散見される。
力学と電磁気が必出で、あと1題は熱力学と波動のいずれかから出題されている。

-対策-
全分野にわたって基本事項を完全にマスターしておく必要がある。もっとも基礎的問題の演習だけでは不十分であり、標準的な入試問題に数多く当たって応用力をつけておくとよい。
問題文が長いことも多く、問題の設定を早く正確に読み取る訓練を積む必要があ理、分量が多いので手際よく処理することが求められる。
実験装置や技術分野への応用といった題材のものも多く含まれているため、日頃から教科書・新聞・雑誌にある実験的・技術的事柄の解説に親しんでおこう。
また、数学的処理に慣れることや、描図の練習をしてセンスを養っておくことも大切である。

化学

-傾向-
大問5題。
無機・有機化学からの出題が多い。
構造式を描く問題が頻出。
標準的な問題から難しい問題まで幅広く出題される。
50字程度の論述、計算、描図、正誤問題、グラフ選択問題など、さまざまな形式で出題される。
計算問題も多く出題される。
理由説明の論述問題がよく出題されている。

-対策-
教科書を中心に反復学習し、入試用問題集で練習問題に積極的に取り組み、確実な知識を身につけよう。
導出過程を書く計算問題への対策もしておこう。
理論に関する典型的な問題は演習を通じて理解を深め、確実に解けるようにする。
反応速度、化学平衡、電離定数の応用などやや難度の高い問題集で計算するトレーニングを積もう。
無機化学では教科書の工業的製法も含めて反応式を確実に書けるようにする。
有機化学では異性体に関する問題を繰り返し演習し、代表的な化合物について構造・反応・性質を官能基と関連づけて確実に暗記しよう。

生物

-傾向-
大問4題。
説明文の量がやや多い。
具体的な実験内容に関する説明が求められる問題なども出題される。
年度によるが、複数分野の融合問題が多く、標準的な問題から少し難しめの問題まで幅広く出題されている。
論述問題は字数制限はないものの、解答枠内に収まるように簡潔にまとめる必要がある。
全体を通してリード文が長く、状況が複雑な問題も多い。

-対策-
教科書レベルの知識を確実にし、問題演習を通じて使いこなすことが基本。
基礎レベルの問題集を1冊仕上げ、苦手分野を復習して問題に取り組む。
論述問題に対応するためには、解答例や教科書を参考にして記述問題で丸をもらえる表現を学習すると良い。
各分野を網羅的に学習し、断片的な暗記ではなく分野間の相互関係を理解し、生物学的な意義を総合的に把握することに努めよう。

面接

形式
個人面接 5~10分、面接官2人

過去問
・大学を選んだ理由
・医師をめざす理由
・志望する診療科
・数ある活動、行事の中で一番印象深いもの
・部活動について
・浪人生活について
・趣味
・最近読んだ本
・医師をめざす前に考えていた将来の夢
・GTECとは何か、GTECの点数はどのレベルなのか
・大学に入ったら何をしたいか
・海外に行く希望はあるのか
・地元について

名古屋大学医学部の倍率

前期
2015年度 2.8倍
2016年度 3.0倍
2017年度 2.6倍
2018年度 3.2倍
2019年度 2.8倍
2020年度 3.3倍
2021年度 3.8倍
2022年度 1.7倍

後期
2015年度 13.0倍
2016年度 15.6倍
2017年度 12.0倍
2018年度 10.6倍
2019年度 13.4倍
2020年度 11.0倍
2021年度 10.8倍
2022年度 7.6倍

2024年 名古屋大学医学部医学科 合格上位高校

東海(愛知)31人
南山(愛知)8人
浜松北(静岡)7人
滝(愛知)7人
旭丘(愛知)6人
岡崎(愛知)5人
岐阜(岐阜)2人
磐田南(静岡)2人
静岡(静岡)2人
向陽(愛知)2人
灘(兵庫)2人
東大寺学園(奈良)2人
栃木(栃木)1人
日比谷(東京)1人
桜蔭(東京)1人
女子学院(東京)1人
湘南(神奈川)1人
栄光学園(神奈川)1人
諏訪清陵(長野)1人
長野・県立(長野)1人
佐久長聖(長野)1人
大垣北(岐阜)1人
沼津東(静岡)1人
静岡雙葉(静岡)1人
名古屋大付(愛知)1人
時習館(愛知)1人
半田(愛知)1人
中京大付中京(愛知)1人
名古屋(愛知)1人
津西(三重)1人
高田(三重)1人
三重(三重)1人
膳所(滋賀)1人
福知山(京都)1人
堀川(京都)1人
米子東(鳥取)1人
城東(徳島)1人
済美平成中教(愛媛)1人
土佐(高知)1人
明善(福岡)1人
久留米大付設(福岡)1人

2023年 名古屋大学医学部医学科 合格上位高校

東海(愛知)33人
岡崎(愛知)9人
南山(愛知)8人
滝(愛知)4人
高田(三重)4人
岐阜(岐阜)2人
掛川西(静岡)2人
静岡(静岡)2人
浜松北(静岡)2人
名古屋大付(愛知)2人
向陽(愛知)2人
西大和学園(奈良)2人
北嶺(北海道)1人
安積(福島)1人
江戸川学園取手(茨城)1人
高崎(群馬)1人
東葛飾(千葉)1人
筑波大付駒場(東京)1人
桜蔭(東京)1人
桐明(東京)1人
富山中部(富山)1人
駿台甲府(山梨)1人
屋代(長野)1人
大垣北(岐阜)1人
磐田南(静岡)1人
旭丘(愛知)1人
一宮(愛知)1人
一宮西(愛知)1人
岡崎北(愛知)1人
菊里(愛知)1人
時宿館(愛知)1人
日進西(愛知)1人
愛知(愛知)1人
清林館(愛知)1人
名古屋(愛知)1人
伊勢(三重)1人
四日市(三重)1人
西京(京都)1人
天王寺(大阪)1人
大阪星光学院(大阪)1人
灘(兵庫)1人
東大寺学園(奈良)1人
岡山芳泉(岡山)1人
城ノ内(徳島)1人
久留米大付設(福岡)1人
ラ・サール(鹿児島)1人
昭和薬科大付(沖縄)1人

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