大阪大学医学部の概要
国立大学(国立大学法人大阪大学)
偏差値:70.0(1〜5位/医学部82校中)
共通テスト得点率:88%
二次試験合格最低得点率:71.2%
定員:110名
医師国家試験合格率
新卒 2023年 95.4%、2022年 98.1%、2021年 94.3%
全体 2023年 91.3%、2022年 93.2%、2021年 90.7%
男女比
【2023年度】男:70.7%、女:29.3%
【2022年度】男:75.5%、女:24.5%
【2021年度】男:83%、女:17%
【2020年度】男:83%、女:17%
【2019年度】男:77.2%、女:22.8%
医学部以外の設置学部
文学部、人間科学部、外国語学部、法学部、経済学部、理学部、歯学部、薬学部、工学部、基礎工学部
TEL:06-6879-5111
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2-2
アクセス
茨木駅から近鉄バスで 「阪大病院・阪大本部前」行きに乗車。終点「阪大本部前」下車
建学の理念
地域に生き世界に伸びる
オープンキャンパス日程:8月1週目ごろ
大阪大学医学部の学費
学納金(2023年度)
初年度:817,800円
入学金:535,800円
授業料:535,800円
6年間の総額:3,496,800円
その他:寮費(入寮者のみ)月額5,900円
大阪大学医学部の入試情報
倍率(一般前期):2〜3倍前後
入試日程:2月4週目の土日
大学入学共通テスト
国語(100)
数学(100)
理科(100)
外国語(100(10))
地歴公民(100)
合計(500)
個別試験(二次試験)
数学(500)
理科(500)
外国語(500)
面接(-)
合計(1.500)
合格最低点:得点率72〜80%前後
面接:(面接官3人、受験生1人)10分程度
大阪大学医学部の二次試験の科目別受験対策・勉強法
大阪大学医学部の試験問題の各科目ごとの傾向と対策を記します(2023年現在)。
英語
-傾向-
大問4題。
試験時間は90分。
第1問は下線部和訳問題、第2問は長文読解問題、第3問は70語程度の自由英作文問題、第4問は和文英訳問題が出題される。
全体的に記述量が多い。
-対策-
難問中心で英語力だけでなく高度な学力が求められる。
和訳と英訳に重点を置いて学習しよう。
試験時間は短いため、各大問に適切な時間配分が必要となる。
取捨選択は不要で、全問解答が求められる。
数学
-傾向-
大問5題。
試験時間は150分。
全問記述式。
様々な分野の融合問題が出題される。
計算がかなり重く難易度の高い問題が出題される。
標準的な問題も含まれているが、難易度の高い問題の比率が多い。
特に2023年度は全体的に難化し、どの大問も完答は大変な出題内容だった。
典型的な解法や公式の暗記では手が出ない問題が中心。
-対策-
思考力・論証力・計算力が必要。
難問に備えるために問題の取捨選択が必要。ベクトル、微積分、極限、三角関数が頻出で、数3の微積分と極限に特に重点を置こう。
数3比率は40〜60%で、難しいテーマにも対応できるように準備しよう。
物理
-傾向-
大問3題。
力学、電磁気学、その他一題の合計3題が出題される。
阪大の二次試験の中では標準的な難易度ではあるが、問題数は多い。
2017年度以降は、大問3が独立した2つの問題に分かれる形式が続いているので、実質的には4題が出題されると考えてよい。
問題の後半に進むほど難易度が上がっていく傾向にあり、幅広い知識が問われる。
-対策-
試験時間は短く、各大問ごとに25分前後の時間設定をすることが効果的。
取捨選択が必要で、基本的な問題は確実に解答するようにしよう。
過去問研究が効果的。過去に出題された類似の問題が出題される可能性が高い。
化学
-傾向-
理論・無機分野から2問、有機から2問の合計4大問から構成される。
全体的に難しい問題が並んでいるが、以前よりも計算量は減少し、難関大受験の頻出テーマにおける本質的な理解を求められる問題が増えている。
難易度はかなり高め。
問題難易度は標準と難問が混在し、本質的な理解を求められる。
制限時間に対する問題の量が多い。
計算問題も出されるが、現象について理解を問う問題もあるので、化学的現象を定性的に表すということも意識しておく必要がある。
出題形式は、基礎知識の空所補充だけでなく、途中過程を記す計算問題が数題、50字程度の論述問題が数題、グラフを描く問題が数題など、多種多様。
-対策-
試験時間は短いが、対策次第で解答可能。大問1つあたり15分〜20分を目安としよう。
取捨選択が必要で、基本的な問題は確実に解答。過去問研究が効果的。
頻出分野は理論、有機、高分子。理論が半数以上を占め、応用レベルまで仕上げる必要あり。過去問分析が重要。
生物
-傾向-
大問4題構成であることが多い。
問題としては教科書に沿った知識問題や論述問題であるが、見慣れない題材をテーマに実験操作について問うような、程度の高い考察を行う必要がある。
頻出分野は遺伝、体内環境、代謝、生殖・発生。
空所補充などの基本的な知識を問う問題も出題されているが、差がつくのは論述問題と計算問題である。
2022年度と2023年度を比較すると、論述問題は約1000語から約500語まで減少し、代わりに計算問題が4題から12題に増えている。
難易度の高い実験考察の出題が多く、描図問題も頻出。
-対策-
問題難易度は標準と難問の組み合わせで、論述対策と計算対策も必要となる。
試験時間は短いため、実験考察対策は必須。
取捨選択が必要で、基本問題は確実に解答。時間配分に注意しよう。
面接
形式
個人面接10分程度 面接官3人
過去問
・医学部をめざす動機、なぜ大阪大学を選んだか
・大学に入ってやりたいこと、学びたいこと
・将来の夢、将来の展望
・部活動について
・社会問題について
・リーダーシップをとった経験、そこで気を付けたこと、そこから学んだこと
大阪大学医学部の倍率
2015年度 2.7倍
2016年度 2.5倍
2017年度 2.0倍
2018年度 2.4倍
2019年度 2.4倍
2020年度 2.9倍
2021年度 2.5倍
2022年度 2.7倍
2024年 大阪大学医学部医学科 合格上位高校
洛南(京都)7人
甲陽学院(兵庫)7人
灘(兵庫)5人
東大寺学園(奈良)5人
大阪星光学院(大阪)4人
膳所(滋賀)3人
大阪教大付池田(大阪)3人
愛光(愛媛)3人
藤島(福井)2人
洛星(京都)2人
富田林(大阪)2人
清風南海(大阪)2人
高槻(大阪)2人
神戸大付中教(兵庫)2人
西大和学園(奈良)2人
桐蔭(和歌山)2人
広島学院(広島)2人
久留米大付設(福岡)2人
ラ・サール(鹿児島)2人
北嶺(北海道)1人
盛岡第一(岩手)1人
渋谷教育学園幕張(千葉)1人
桜蔭(東京)1人
芝(東京)1人
東京都市大付(東京)1人
栄光学園(神奈川)1人
洗足学園(神奈川)1人
富山中部(富山)1人
金沢大付(石川)1人
甲府南(山梨)1人
浜松西(静岡)1人
東海(愛知)1人
高田(三重)1人
西京(京都)1人
堀川(京都)1人
大阪教大付天王寺(大阪)1人
大阪教大付平野(大阪)1人
北野(大阪)1人
天王寺(大阪)1人
金蘭千里(大阪)1人
四天王寺(大阪)1人
甲南女子(兵庫)1人
白陵(兵庫)1人
六甲学院(兵庫)1人
奈良学園(奈良)1人
出雲(島根)1人
岡山朝日(岡山)1人
岡山大安寺中教(岡山)1人
岡山学芸館(岡山)1人
広島大付福山(広島)1人
基町(広島)1人
城ノ内中教(徳島)1人
徳島市立(徳島)1人
高松(香川)1人
2023年 大阪大学医学部医学科 合格上位高校
洛南(京都)9人
灘(兵庫)9人
東大寺学園(奈良)6人
大阪星光学院(大阪)5人
甲陽学院(兵庫)5人
西大和学園(奈良)5人
北野(大阪)3人
大阪教大付池田(大阪)2人
大阪教大付天王寺(大阪)2人
四天王寺(大阪)2人
清風南海(大阪)2人
高槻(大阪)2人
智辯学園和歌山(和歌山)2人
広島大付(広島)2人
高松(香川)2人
沖縄尚学(沖縄)2人
昭和薬科大付(沖縄)2人
札幌日大(北海道)1人
北嶺(北海道)1人
海城(東京)1人
東京都市大付(東京)1人
豊島岡女子学園(東京)1人
早稲田(東京)1人
横浜翠嵐(神奈川)1人
富山中部(富山)1人
片山学園(富山)1人
武生(福井)1人
松本深志(長野)1人
岡崎(愛知)1人
名古屋(愛知)1人
膳所(滋賀)1人
守山(滋賀)1人
福知山(京都)1人
洛星(京都)1人
茨木(大阪)1人
天王寺(大阪)1人
関西大高等部(大阪)1人
清風(大阪)1人
神戸大付中教(兵庫)1人
尼崎稲園(兵庫)1人
西宮・市立(兵庫)1人
智辯奈良カレッジ(奈良)1人
帝塚山(奈良)1人
奈良学園登美ヶ丘(奈良)1人
岡山朝日(岡山)1人
岡山白陵(岡山)1人
徳島市立(徳島)1人
愛光(愛媛)1人
福岡(福岡)1人
久留米大付設(福岡)1人
ラ・サール(鹿児島)1人