鳥取大学医学部の概要
国立大学(国立大学法人鳥取大学)
偏差値:62.5(45〜50位/医学部82校中)
共通テスト得点率:80%
二次試験合格最低得点率:76.8%
定員:110名
医師国家試験合格率
新卒 2023年 94.9%、2022年 92.5%、2021年 86.5%
全体 2023年 92.1%、2022年 85.6%、2021年 83.9%
男女比
【2023年度】男:66%、女:40%
【2022年度】男:54.8%、女:45.2%
【2021年度】男:56.7%、女:43.3%
【2020年度】男:62.5%、女:37.5%
【2019年度】男:59%、女:41%
医学部以外の設置学部
地域学部、工学部、農学部
TEL:0859-33-1112(代表番号)
〒683-8503
鳥取県米子市西町86番地
アクセス:米子駅から徒歩で約15分
タクシーで約3分
米子市循環バス利用で約8分
※米子駅から大学前までは日の丸バス利用で約4分
建学の理念
生命の尊厳を重んじるとともに創造性に富む医療人や生命科学者を養成する。
オープンキャンパス日程:11月2週目ごろ
鳥取大学医学部の学費
学納金(2023年度)
初年度:817,800円
入学金:282,000円
授業料:535,800円
6年間の総額:3,496,800円
その他:寮費(入寮者のみ)月額 17,000円入寮費 20,000円(米子)、70,000円(鳥取)
鳥取大学医学部の入試情報
倍率(一般前期):2〜9倍前後
入試日程:2月4週目の土日
大学入学共通テスト
国語(200)
数学(200)
理科(200)
外国語(200(-))
地歴公民(100)
合計(900)
個別試験(二次試験)
数学(200)
理科(200)
外国語(200)
面接(100)
合計(700)
合格最低点:得点率74〜81%前後
面接:個別面接(面接官2人、受験生1人)10分程度
鳥取大学医学部の二次試験の科目別受験対策・勉強法
鳥取大学医学部の試験問題の各科目ごとの傾向と対策を記します(2023年現在)。
英語
-傾向-
大問4題。
試験時間は90分。
読解問題では同意表現や空所補充・内容真偽・主題などの選択問題が出題されている。
長文読解問題は標準レベル。
忠志、和文英訳の難易度は少々高め。
全学部共通問題なので、医学系の語彙が必要なテーマはあまり出題されない。
-対策-
文法・語彙力をしっかり鍛えるとともに、読解力の向上を図ろう。
基礎が固まったら、標準レベルの英作文問題集で学習を進め、和文英訳においてもシンプルかつ理解を大切にし、過去問や他の問題集を使用して実力をつけていこう。
難解な語彙や特殊な構文は不要だが、標準レベル以上の知識は必要となる。
数学
-傾向-
試験時間は120分。
大問は4題中2~3題は他学部共通問題で、残りの1~2題が医学部固有問題となる。
他学部との共通問題は標準的なレベルの問題が多いものの、計算力を必要とするものが多い。
医学部固有問題のレベルはやや高い傾向にある。
数列、微積分、複素数平面からよく出題されている。
式と曲線からはほとんど出題されていない。それ以外の分野からはまんべんなく出題される傾向。
-対策-
基本事項を確認し、教科書と参考書を使って全出題範囲を正確に理解することが必要。
定理や公式については徹底的に研究し、微・積分法、数列、ベクトルなどの頻出分野に関しては問題演習を通してスマートな解法を身につけていこう。
計算力は必要。特に、微・積分法や三角関数、指数・対数関係に関する計算は練習しておこう。
空間図形については問題演習を通じてセンスを養おう。証明問題の対策も含めて、理的で要領を得た答案が作成できるように努力し、図示問題に備えてグラフを描く基本事項をマスターしておくことが重要。
物理
-傾向-
大問4題。
試験時間は理科2科目で180分。
基礎から標準的な問題が中心。
年度によっては計算が複雑な問題もいくつか出題されている。
力学・電磁気・波動・熱力学から、それぞれ大問で固定の出題となっている。
2020年度と2019年度には、描図問題も出題されている。
-対策-
教科書や傍用問題集の例題や練習問題を徹底的に復習し、全単元にわたって基本から標準までの問題演習を行おう。
問題演習時には必ず図を描き、速度、運動量、エネルギーなどの情報を図に書き込む習慣をつけることで、解法のポイントをつかみ、ミスを減らす努力をしよう。
基本的な考え方をマスターした後は、実践で使えるように教科書や基本的な問題集で演習を繰り返し行おう。物理的状況を読み取り、適切なグラフを選択する設問が頻出。増加・減少や直線・曲線、上に凸・下に凸などをポイントにして、慣れておくことが重要。
過去問演習は解答形式や時間配分の把握に役立つので、計画的に研究して、試験に自信を持って臨めるようにしよう。
化学
-傾向-
基本から標準レベルの問題が中心に出題される。
空欄補充が中心で、そこに計算や論述が出題されている。
計算は一般的なものだが、論述は理由説明が中心で、実験考察などと絡めて出題される。
例年では、理論2題、無機1題、有機1題、高分子1題の構成で、理論が混ざることも多い。
内容は基本的なものが中心だが、出題に偏りは見られない。
-対策-
理論分野でバランスよく学習を進め、計画的に苦手分野を克服しよう。
計算問題では立式や過程の記述、有効数字への意識を養うために練習し、無機分野では元素の性質を周期表と結びつけて効率的に学習していこう。
気体の製法や反応式の書き方を重点的に練習し、暗記が必要な部分は表やカードにまとめよう。
有機分野では反応系統図を作成し、各物質の名称や構造式、性質、反応について自分で書き込みながら学習を進めるのが効果的。
基本的な問題解決能力がついたら、時間配分を考慮して過去問演習に取り組むことが重要。
生物
-傾向-
計算問題は典型的なものが多く、問題集などの典型問題がしっかりと解けていれば十分対応が可能。
頻度は高くないが、作図問題も出題されている。
どの問題も標準レベルである。
環境に関する問題の出題が多めだが、基本的には範囲の偏りなく出題されている。
近年では発生からの出題傾向は少なめ。
-対策-
最初に教科書を中心に学び、サブノート形式の問題集で知識を整理して基本的な理解と記憶を確実にしていこう。
次に標準的な問題集で幅広い問題に挑戦し、問題に慣れていこう。
実験問題や計算問題も積極的に解き、得点力を向上させよう。
論述問題が多いため、20~100字ほどのまとめ練習が必要。
過去問の解答例と比較しながら自己添削し、過去問研究を行い、出題形式や苦手分野を把握していこう。
面接
形式
個人面接 10分程度、面接官2~3人
過去問
◆医師志望理由
◆大学志望理由
◆鳥取の医療問題は何か
◆医師に必要なことは何か、それを発揮したエピソードはあるか
◆地域医療についてどう思うか、個人的にできること
◆医師不足解消のために自身が何をできるか
◆何科で働きたいか
◆長所と苦手なこと
◆苦手な人とどうかかわるべきか、どのようなかかわり方をしてきたか
◆リーダーとサポートのどちらが向いているか、その理由
◆大学でどう学んでいきたいか、挑戦したいことはあるか
◆地域枠の制度について(鳥取県枠)
◆アドミッションポリシーを読んだか、どんなものがあったか覚えているだけ話す
◆出身地にもへき地はあるが、どうして鳥取を選んだのか
鳥取大学医学部の倍率
2015年度 7.1倍
2016年度 7.0倍
2017年度 5.9倍
2018年度 8.7倍
2019年度 7.0倍
2020年度 4.9倍
2021年度 4.5倍
2022年度 2.7倍
2024年 鳥取大学医学部医学科 合格上位高校
米子東(鳥取)8人
出雲(島根)6人
鳥取西(鳥取)4人
松江北(島根)4人
京都共栄学園(京都)3人
四天王寺(大阪)3人
倉吉東(鳥取)3人
米子北斗(鳥取)3人
津山(岡山)3人
広島学院(広島)3人
市川(千葉)2人
浜松北(静岡)2人
神戸大付中教(兵庫)2人
甲陽学院(兵庫)2人
広島(広島)2人
土浦第一(茨城)1人
城北埼玉(埼玉)1人
桜修館中教(東京)1人
戸山(東京)1人
渋谷教育学園渋谷(東京)1人
横浜翠嵐(神奈川)1人
静岡(静岡)1人
瑞陵(愛知)1人
滝(愛知)1人
東海(愛知)1人
南山(愛知)1人
四日市(三重)1人
膳所(滋賀)1人
堀川(京都)1人
生野(大阪)1人
茨木(大阪)1人
鳳(大阪)1人
四條畷(大阪)1人
泉陽(大阪)1人
大阪星光学院(大阪)1人
大阪桐蔭(大阪)1人
清教学園(大阪)1人
清風南海(大阪)1人
明星(大阪)1人
神戸(兵庫)1人
長田(兵庫)1人
姫路飾西(兵庫)1人
小林聖心女子学院(兵庫)1人
神戸海星女子学院(兵庫)1人
親和女子(兵庫)1人
蒼開(兵庫)1人
白陵(兵庫)1人
帝塚山(奈良)1人
青翔開智(鳥取)1人
岡山朝日(岡山)1人
岡山城東(岡山)1人
岡山操山(岡山)1人
岡山大安寺中教(岡山)1人
笠岡(岡山)1人
倉敷青陵(岡山)1人
広島大付(広島)1人
広島大付福山(広島)1人
舟入(広島)1人
広島城北(広島)1人
愛光(愛媛)1人
久留米大付設(福岡)1人
明治学園(福岡)1人
2023年 鳥取大学医学部医学科 合格上位高校
米子東(鳥取)11人
清風南海(大阪)5人
鳥取西(鳥取)5人
横浜翠嵐(神奈川)3人
出雲(島根)3人
松江北(島根)3人
岡山白陵(岡山)3人
嵯峨野(京都)2人
京都共栄学園(京都)2人
大阪教大付池田(大阪)2人
茨木(大阪)2人
三国丘(大阪)2人
四天王寺(大阪)2人
姫路西(兵庫)2人
奈良(奈良)2人
西大和学園(奈良)2人
岡山大安寺中教(岡山)2人
広島大付福山(広島)2人
札幌南(北海道)1人
西(東京)1人
三田(東京)1人
創価(東京)1人
桐光学園(神奈川)1人
松本深志(長野)1人
屋代(長野)1人
多治見北(岐阜)1人
磐田南(静岡)1人
韮山(静岡)1人
静岡県西遠女子(静岡)1人
浜松日体(静岡)1人
旭丘(愛知)1人
時習館(愛知)1人
南山(愛知)1人
西京(京都)1人
洛南(京都)1人
生野(大阪)1人
関西大倉(大阪)1人
清風(大阪)1人
明星(大阪)1人
小野(兵庫)1人
加古川東(兵庫)1人
豊岡(兵庫)1人
西宮・市立(兵庫)1人
西脇(兵庫)1人
近畿大付豊岡(兵庫)1人
淳心学院(兵庫)1人
須磨学園(兵庫)1人
滝川(兵庫)1人
帝塚山(奈良)1人
田辺(和歌山)1人
倉吉東(鳥取)1人
湯梨浜学園(鳥取)1人
米子北斗(鳥取)1人
松江南(島根)1人
岡山朝日(岡山)1人
岡山芳泉(岡山)1人
倉敷天城(岡山)1人
玉野光南(岡山)1人
岡山(岡山)1人
岡山学芸館(岡山)1人
就実(岡山)1人
福山(広島)1人
舟入(広島)1人
ノートルダム清心(広島)1人
高水(山口)1人
新居浜西(愛媛)1人
佐賀西(佐賀)1人