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山口大学医学部入試 合格対策と勉強法

山口大学医学部の概要

国立大学(国立大学法人山口大学)

偏差値:62.5(30〜35位/医学部82校中)
共通テスト得点率:79%
二次試験合格最低得点率:65.8%
定員:117名

医師国家試験合格率
新卒 2023年 96.9%、2022年 95.3%、2021年 98.3%
全体 2023年 92.0%、2022年 92.0%、2021年 93.7%

男女比
【2023年度】男:59.6%、女:40.4%
【2022年度】男:64.5%、女:35.5%
【2021年度】男:66.4%、女:33.6%
【2020年度】男:64.5%、女:35.5%
【2019年度】男:59.3%、女:40.7%

医学部以外の設置学部:人文学部、教育学部、経済学部、理学部、工学部、農学部、共同獣医学部、国際総合科学部

TEL:0836-22-2111

〒755-8505
山口県宇部市南小串1-1-1

アクセス:宇部中央バス停→徒歩10分
→小串キャンパス(医学部・附属病院)
宇部新川駅→徒歩10分
→小串キャンパス(医学部・附属病院)

オープンキャンパス日程:8月2週目ごろ

建学の理念
医学・医療の専門知識と技術を教授し、豊かな人間性を涵養する。
医学・医療の変化、医師の社会的役割の変化への対応能力を育成する。
医学・医療の国際化に対応できる能力を育成し、国際的視野に立った医学の発展及び国際交流に努める。
医学・医療の知識・技術の発展に積極的に貢献し、創造的な人材を育成する。

山口大学医学部の学費

学納金(2023年度)
初年度:817,800円
入学金:282,000円
授業料:535,800円
6年間の総額:3,496,800円
その他
学生健康保険組合費:12,000円
学生教育研究災害傷害保険料:4,700円(6年間)
学研災付帯学生生活総合保険:51,050円~72,990円(6年間)

山口大学医学部の入試情報

倍率(一般前期):3〜10倍前後
入試日程:2月4週目の土日
後期試験:3月2週目の日曜日

大学入学共通テスト
国語(200)
数学(200)
理科(200)
外国語(200(40))
地歴公民(100)
合計(900)

個別試験(二次試験)
数学(200)
理科(200)
外国語(200)
面接(-)
合計(600)

合格最低点:得点率68〜83%前後
面接:個別面接(面接官3人、受験生1人)10分程度

山口大学医学部の二次試験の科目別受験対策・勉強法

山口大学医学部の試験問題の各科目ごとの傾向と対策を記します(2023年現在)。

英語

-傾向-
試験時間は120分。
記述式。
大問数は3題。
読解2題および会話文と英作文の複合問題が1題というパターンが続いており、大問3は会話文と英作文の内容が密接に結びついた出題となっている。
大問1は設問が英文で示してあり、出題内容も複雑なものが多い。
設問は、内容説明、内容真偽、空所補充、要約文の完成、主題などである。
2018年度は本文の内容をもとにしてウェブサイトの空所を補充する問題などがみられたが、2019・2020年度は本文の要約文の空所に語・語句を補充する形で、内容を適切にまとめる能力が試されている。
大問2は小説が出題されることが多い。
大問3は、会話文と英作文の複合問題であり、会話文中の空所を適当な英文で埋める空所補充と、会話文の内容をもとに指定された内容の英文を作る問題が出題されている。
ポスターや図を絡めるなど、何らかの情報を読みとった上で英文を作っていく問題が出題されることが多い。

-対策-
段落ごとの内容を短い英文で書く練習をしておくと効果あり。
内容理解の対策として、論説系の英文を読んだ後は、100字、150字などと字数を決めて、要約の練習をしておくことも効果的である。
英作文は独学が難しい分野ではあるが、長い英文を書かなければならないことはほとんどないので、まずは英語の構文などの基礎知識を充実させることから始め、学校の先生などに英文を定期的にチェックしてもらうようにするとよい。

数学

-傾向-
大問数4題。
試験時間は120分。
記述式。
難易度は標準程度。
出題範囲は「数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列、ベクトル)」。
例年、微・積分法を中心とした出題で、接線や最大・最小、不等式の証明、面積・体積など、微・積分法全般にわたり出題されている。
その他の分野では、数列、ベクトル、三角関数、図形と計量、確率、複素数平面などが頻出。
証明問題、図示問題がよく出題され、記述・論述が重視されている。

-対策-
基本的な公式・定理などは確実に覚えておこう。そして、覚えるだけではなく、使い方を練習し、いつでも使いこなせるようにしておくこと。
受験用参考書などで定型的な問題の解法を学習し、確実に解けるようにしておこう。
微・積分法は頻出分野であるので、これに関連する計算は十分に練習しておこう。
証明問題が頻出であるため、単に答えを出すだけでなく、その導出過程を要領よく答案にまとめられるよう、平素から自分なりの言葉や式で正確に表現する練習をしておこう。
頻出の微・積分法、数列、ベクトル、三角関数、図形と計量、確率、複素数平面などの分野は融合問題が多いので、多角的かつ徹底的に学習を深めておこう。
平面図形の性質、微・積分法、漸化式等を目的に応じて使いこなす力が試される。

物理

-傾向-
標準的なレベルの問題で力学・波動・電磁気は定番で、原子の出題もある。
大問数4題。
試験時間は理科2科目150分。
記述式。
出題範囲は「物理基礎・物理」である。
力学、電磁気、熱力学、波動から各1題の出題となることが多いが、2018年度は熱力学に代わり原子の分野から出題された。
例年、出題範囲全体から幅広く出題する傾向にある。
答えのみを記述させる問題のほか、途中の計算過程の記述も求める問題が出題されている。
ここ数年は、論述や描図問題の出題はみられない。
いずれも、基本~標準的な内容の理解度を問う問題が中心であるが、小問の一部には複雑な数値計算や文字式の変形が必要なものも含まれる。

-対策-
基本的な内容の理解度を問う問題が中心であるから、教科書・傍用問題集の例題や練習問題の復習を徹底しよう。
問題演習の際には必ず図を描き、問題で与えられた速度、運動量、エネルギー等の情報を図のなかに書き込む習慣をつけよう。
字数制限のある論述問題は出題されていないが、簡潔にまとめることが必要である。

化学

-傾向-
標準的なレベルの問題で満遍なく出題される。
大問数5題。
出題範囲は「化学基礎・化学」である。
理論を中心に、全範囲から偏りなく出題されている。
基本から標準レベルの問題が中心であるが、まれに教科書の内容を超える知識を問われることもある。たとえば過去にはアスパルテームやビニロン合成についての知識が問われたこともあった。
理論では計算問題が、有機では構造決定が出題の中心となっている。
設問を個別にみると基本から標準レベルの問題が中心。

-対策-
理論分野が出題の中心となり、どの分野からも偏りなく出題されているので、苦手分野が残らないように計画を立てて学習を進めておこう。
1つの単元を発展的な内容まで掘り下げるよりも、すべての単元にわたって基本から標準レベルの問題演習を行うことが重要。
エステルや油脂を加水分解するタイプの構造決定は、市販の問題集を用いて十分に練習することが必要である。
性質の似た元素をまとめて、単体や化合物の性質を覚えておこう。
気体の製法、沈殿生成反応、金属と酸の反応については化学反応式を書けるように練習しておきたい。
暗記が中心となる単元は、表やカードにまとめることも効果的である。
物質や実験を取り上げて多角的に問う総合問題や融合問題では、単元別に問題集を解くよりも過去問演習による学習効果が高い。
過程を問われる計算問題では、演習を通じて立式と過程の記述、有効数字を意識した解答ができるよう練習をしておこう。

生物

-傾向-
標準的なレベルの問題で知識問題・考察問題・典型的な記述問題の出題がある。
大問数は5題。
出題範囲は「生物基礎・生物」。
幅広い分野から出題されているが、細胞、代謝、遺伝情報、体内環境、生殖・発生、動物の反応、進化・系統の出題がやや多い。
選択式による問いは一部で、記述・論述問題が主体である。
論述問題はほとんどの大問に含まれており、字数制限があるものが多い。
2018年度には描図問題、2019年度には計算問題も出題されている。
出題の大部分は基本~標準レベルのオーソドックスな内容であるが、これらの点を考慮すると、全体的な難易度は標準である。

-対策-
オーソドックスなテーマの論述問題が多いので、他の国公立大学で出題された論述問題に挑戦することも有効である。
字数制限のない論述問題でも、解答欄の大きさによって解答すべき内容の詳しさが変わるので、要求に合わせた解答ができるよう心がけよう。
描図問題の多くは基本的なものなので、どの教科書にも載っているような代表的な図は、図の意味するところを十分に理解しながら、実際に描く練習をしておくとよい。
基本的な知識をベースにして、その実験の結果を示すグラフや表、あるいは文章を読み取って、考察する習慣を身につけていこう。

小論文

後期)
課題文読解型、英文問題120分
和文・英文の課題文に対し、100~400字程度の小問が数題出題

過去問
・「安楽死・尊厳死を語る前に知っておきたいこと」(安藤泰至著)
・Nature誌 vol609 から抜粋した英文
・「第Ⅸ次 学術推進会議 報告書 人工知能(AI)と医療」(日本医師会、平成30年)
・「The Association Between Income and Life Expectancy in the United States, 2001-2014」(Raj Chetty,Michael Stepne,Sarah Abraham 他、著)

面接

形式
個人面接 10~15分×2回、面接官3人

過去問
1回目
◆浪人中の1年間、気を付けたこと
◆成績の伸びはどうだったか
◆現役と浪人とで変わったこと
◆なぜ欠席日数が多いのか
◆部活動の活動内容
◆高校を卒業してからブランクがあるが、何をしていたか
◆医師の志望理由
◆大学の志望理由
◆医師としての自分の長所と短所
◆大学に入って学んでみたいこと、その学問は医師としてどう役立つか
◆ラッキーだったこと、アンラッキーだったこと

2回目
◆1回目の面接で言い残したことはないか
◆なぜ医師を志望するのか
◆部活動で学んだこと
◆健康についてのイメージ
◆部活動中にもめ事がおこることはなかったか
◆リーダーとして意識してきたことは何か
◆医師として必要なこと
◆地域医療に求められる人物像、その能力を持っていると思うか
◆高校でやり残したこと
◆浪人生活はどうだったか
◆人と付き合ううえで大切なこと
◆大学に入って何をしたいか
◆昨年受験した大学、後期出願校

山口大学医学部の倍率

前期
2015年度 9.4倍
2016年度 6.7倍
2017年度 9.2倍
2018年度 5.6倍
2019年度 3.2倍
2020年度 5.6倍
2021年度 5.6倍
2022年度 3.9倍
後期
2015年度 27.8倍
2016年度 17.9倍
2017年度 24.2倍
2018年度 18.6倍
2019年度 38.1倍
2020年度 21.4倍
2021年度 21.2倍
2022年度 45.0倍

2024年 山口大学医学部医学科 合格上位高校

山口(山口)12人
宇部(山口)8人
下関西(山口)5人
小倉(福岡)5人
広島大付(広島)4人
広島学院(広島)4人
徳山(山口)4人
東筑(福岡)4人
大津緑洋(山口)3人
久留米大付設(福岡)3人
明治学園(福岡)3人
岡山朝日(岡山)2人
修道(広島)2人
ノートルダム清心(広島)2人
下関中教(山口)2人
防府(山口)2人
慶進(山口)2人
野田学園(山口)2人
愛光(愛媛)2人
ラ・サール(鹿児島)2人
札幌南(北海道)1人
土浦第一(茨城)1人
大宮(埼玉)1人
市川(千葉)1人
東邦大付東邦(千葉)1人
学芸大付(東京)1人
中央大付横浜(神奈川)1人
森村学園高等部(神奈川)1人
山手学院(神奈川)1人
金沢泉丘(石川)1人
滝(愛知)1人
津西(三重)1人
洛星(京都)1人
大阪教大付池田(大阪)1人
大手前(大阪)1人
四天王寺(大阪)1人
清風南海(大阪)1人
明星(大阪)1人
長田(兵庫)1人
西宮・県立(兵庫)1人
姫路西(兵庫)1人
淳心学院(兵庫)1人
灘(兵庫)1人
白陵(兵庫)1人
岡山学芸館(岡山)1人
岡山白陵(岡山)1人
広島大付福山(広島)1人
岩国(山口)1人
土佐(高知)1人
城南(福岡)1人
福岡(福岡)1人
宗像(福岡)1人
西南学院(福岡)1人
神埼(佐賀)1人
弘学館(佐賀)1人
青雲(長崎)1人

2023年 山口大学医学部医学科 合格上位高校

宇部(山口)12人
小倉(福岡)9人
山口(山口)8人
徳山(山口)5人
明治学園(福岡)5人
広島大付(広島)4人
下関西(山口)4人
慶進(山口)4人
防府(山口)3人
青雲(長崎)3人
長田(兵庫)2人
白陵(兵庫)2人
広島大付福山(広島)2人
基町(広島)2人
ノートルダム清心(広島)2人
広島城北(広島)2人
東筑(福岡)2人
久留米大付設(福岡)2人
ラ・サール(鹿児島)2人
鷗友学園女子(東京)1人
攻玉社(東京)1人
聖光学院(神奈川)1人
旭野(愛知)1人
滝(愛知)1人
四天王寺(大阪)1人
高槻(大阪)1人
洲本(兵庫)1人
賢明女子学院(兵庫)1人
甲南女子(兵庫)1人
米子東(鳥取)1人
松江北(島根)1人
出雲北陵(島根)1人
沼田(広島)1人
舟入(広島)1人
AICJ(広島)1人
修道(広島)1人
広島学院(広島)1人
岩国(山口)1人
下関中教(山口)1人
宇部フロ大付香川(山口)1人
野田学園(山口)1人
修猷館(福岡)1人
筑紫丘(福岡)1人
久留米信愛(福岡)1人
大分東明(大分)1人

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