佐賀大学医学部の概要
国立大学(国立大学法人佐賀大学)
偏差値:62.5(55〜60位/医学部82校中)
共通テスト得点率:81%
二次試験合格最低得点率:72.7%
定員:106名
医師国家試験合格率
新卒 2023年 95.5%、2022年 97.1%、2021年 95.3%
全体 2023年 94.8%、2022年 95.4%、2021年 94.7%
男女比
【2023年度】男:46.6%、女:53.4%
【2022年度】男:52%、女:48%
【2021年度】男:43.7%、女:56.3%
【2020年度】男:58.3%、女:41.7%
【2019年度】男:50.9%、女:49.1%
医学部以外の設置学部
教育学部、芸術地域デザイン学部、経済学部、理工学部、農学部
0952-31-6511(代表)
〒849-8501
佐賀県佐賀市鍋島5丁目1番1号
アクセス
佐賀駅からタクシーで15分
佐賀駅から市営バス「佐賀大学病院行」で25分
佐賀空港からタクシーで35分
佐賀大和I.Cから車で15分
建学の理念
地域と共に未来へ成長し続ける、教育先導大学として社会の発展に貢献します。
オープンキャンパス日程:8月2週目ごろ
佐賀大学医学部の学費
学納金(2023年度)
初年度:817,800円
入学金:282,000円
授業料:535,800円
6年間の総額:3,496,800円
その他
学生寄宿舎費用:5,300円(月額)
佐賀大学医学部の入試情報
倍率(一般前期):4〜7倍前後
入試日程:2月4週目の土日
後期試験:3月2週目の日曜日
大学入学共通テスト
国語(140)
数学(140)
理科(140)
外国語(140(28))
地歴公民(70)
合計(630)
個別試験(二次試験)
数学(80)
理科(80)
外国語(80)
面接(60)
合計(300)
合格最低点:得点率77〜82%前後
面接:個別面接(面接官3人、受験生1人)10分程度
佐賀大学医学部の二次試験の科目別受験対策・勉強法
佐賀大学医学部の試験問題の各科目ごとの傾向と対策を記します(2023年現在)。
英語
-傾向-
大問4問で構成されており、大問の中の小問は少ない。
大問1は片側1ページ程度の英文を読み、その内容やある語句について日本語で説明させる問題が出題されている。
長文読解問題は要約や内容説明形式が多い。
大問2は会話形式の問題が出ており、センター試験の会話問題の筆記版と捉えてよい。
大問3は見開き1ページ程度の長文を300字程度の日本語で要約する問題である。
大問4は表やグラフについて英語で説明または意見陳述する問題である。
要約力を要する読解問題が2題出題されるので、英語力と同時に現代文の読解力も要求される。
英文和訳は出題されない。
-対策-
文章構造に意識を向け、重要な構文を注意深く解釈する演習を日常的に行うと良い。
英文理解の精度向上後、指定字数での説明練習を重ねる。
評論文などで主張や段落ごとのポイントをまとめる練習から始め、設問の意図を正確に捉える力を養う。
あらゆるジャンルの英文に対応できるよう、様々なテーマの文章を読む習慣をつけておこう。
英作文では実用的な単語やイディオムを覚え、簡潔かつ分かりやすく表現できるよう練習しておこう。
意見論述形式に備え、指定制限語数内で的確に表現する能力を向上させておこう。
小問がほとんどないため解けたという実感が得られないこともある。また、ほぼすべて記述問題なのであまり細かいところを気にしすぎると、時間を浪費してしまいかねない。
現代文の読解力も身につけておくと長文読解、解釈の助けになることもある。
数学
-傾向-
大問4問で構成されている。
確率、整数、式の変形、漸化式、数Ⅲの微積分が出題されており、特に微積と数列に関しては単独または複合での出題が毎年必ず出題される。
しっかり問題演習を積んでいれば解答の方針はすぐに立つが、計算がやや煩雑である。また一見トリッキーな問題もまれに出題されているが、じっくり取り組むと表面的なインパクトとは裏腹に解けてしまうことも多いので、焦らないことが大事。
-対策-
チャート式の基礎レベルや、フォーカスゴールドの問題をすべて理解するなど、基礎力定着に重点を置いた勉強を中心に。難易度の問題集にまで手を出す必要はなく、一通りの基礎が定着したことを実感したら、過去問の演習を中心に取り組んだ方が良い。
教科書の定義・定理・公式を丁寧に身につけていこう。
微・積分法や計算力を要する問題に重点を置き、正確かつ迅速な計算を日常的に練習すると同時に検算の習慣を身につけておこう。
三角関数の計算も含め、特に微・積分法、数列、ベクトル、確率の単元を重点的に強化しいこう。
複素数平面や整数問題にも慣れておこう。
記述式なので、解答作成の練習が重要。教科書や解答と解説を参考に、簡潔で的確な答案を作成する記述力を向上させていこう。また、答案は数や式だけでなく、解法の説明や論理的な構成にも注意を払おう。
物理
-傾向-
大問2問で構成されており、大問1で力学、大問2で電磁気学または原子が出題されている。
難問もあるが、ほとんどは基本・標準レベルの問題。
大問自体が少ないうえに1問目は力学のことが多い。
原子が出題されることから敬遠する受験生も多いが、難易度は高くない。共通テストレベルの問題がひと通り解けるようになれば問題ない。
-対策-
問題集と教科書を使って着実に力をつけよう。
全ての単元の標準レベルの問題に解答できる力をつけていこう。やや難易度の高い問題集にも取り組むのも良いが、まずは基礎を徹底的に身につけてから。
公式は単なる暗記ではなく、導出の仕方や意味を理解することが大切。
化学
-傾向-
大問2問で構成されており、1問は理論化学、2問は有機化学が出題されている。
無機化学の出題頻度が低い。
出題される分野は、生体内での反応機構を念頭に置いているように思われ、そのため、理論化学分野は反応速度、化学平衡、浸透圧を、有機化学は芳香族化合物および天然高分子化合物の勉強に時間を割くと良い。
問題の難易度はそれほど高くない。
-対策-
日頃から学校で配られる問題集をしっかり解いておけば十分対応できる。
理論分野では標準問題に確実に対応できるよう演習を積む。量的関係や熱化学、反応速度、平衡などを重点的に。
無機分野では代表的な化学式や反応式を確実に書けるようにし、周期表理論を基にした現象の説明を重点的にマスターしよう。
有機分野では脂肪族・芳香族から始め、構造式や反応式の正確な記述を練習。アミノ酸や天然高分子の理解も重要。
実験に関連した問題に備えて基本的な実験内容や装置の描写、中和滴定などをしっかり把握。
論述問題への対策として、基本語句の意味を理解し、地道な文章作成の訓練を積み重ねていこう。
小論文
-出題内容(学校推薦型)-
①5題、②2題、③800字 90分
◆「Fact fullness:Ten Reasons We’re Wrong About the World and Why Things Are Better Than You Think by Hans Rosling,Ola Rosiling,Anna Rosling Ronnlund [NY:Flation Books 2018]より引用
◆設問.①本文の空所補充(選択肢から選ぶ)、②日本語訳、③本文中の筆者の考え方は、医療や看護に従事する者にとってどのような意味があるか。
自分の考えを述べよ。
面接
形式
個人面接10分程度 面接官3人
過去問
前期
◆医師志望理由
◆理想の医師像
◆なぜ佐賀か
◆医師に向く素質、向かない素質
◆何科fr原滝対価
◆なぜ研究医をめざすのか
◆得意なこと、苦手なこと
◆高校・部活動で何を学んだか
◆クラスメイトとの関係・後輩にどう接するように心がけたか
◆浪人して何を思ったか
◆愛読書
◆将来は佐賀に残るのか、地元に帰るのか
◆身内に医者はいるか
後期
◆医師、佐賀大学志望理由
◆前期はどこを受けたか
◆気になるニュース
◆親族に医者はいるか
◆今まで最も影響を受けた先生
◆留学したいか
◆医師以外に気になる職業
◆部活動について
◆英語はできるか
◆将来は臨床か研究か
◆推薦書の内容を要約(2~3分)
◆失敗しないためにはどうすればよいか
◆推薦書を書く際に参考にしたものはあるか
佐賀大学医学部の倍率
前期
2015年度 5.2倍
2016年度 6.4倍
2017年度 5.1倍
2018年度 5.8倍
2019年度 5.7倍
2020年度 5.4倍
2021年度 4.8倍
2022年度 4.6倍
後期
2015年度 25.9倍
2016年度 21.9倍
2017年度 21.4倍
2018年度 28.0倍
2019年度 20.4倍
2020年度 21.5倍
2021年度 23.9倍
2022年度 22.7倍
2024年 佐賀大学医学部医学科 合格上位高校
久留米大付設(福岡)14人
佐賀西(佐賀)8人
弘学館(佐賀)8人
福岡大付大濠(福岡)7人
修猷館(福岡)6人
筑紫丘(福岡)4人
青雲(長崎)4人
ラ・サール(鹿児島)4人
小倉(福岡)3人
明善(福岡)3人
唐津東(佐賀)3人
西南学院(福岡)2人
北嶺(北海道)1人
竹園(茨城)1人
学芸大付(東京)1人
女子学院(東京)1人
豊島岡女子学園(東京)1人
相模原中教(神奈川)1人
松本深志(長野)1人
富士(静岡)1人
明和(愛知)1人
高槻(大阪)1人
桃山学院(大阪)1人
長田(兵庫)1人
AICJ(広島)1人
広島学院(広島)1人
広島なぎさ(広島)1人
城ノ内中教(徳島)1人
伝習館(福岡)1人
東筑(福岡)1人
福岡(福岡)1人
九州国際大付(福岡)1人
九産大付九州産業(福岡)1人
筑紫女学園(福岡)1人
筑陽学園(福岡)1人
明治学園(福岡)1人
八女学院(福岡)1人
鳥栖(佐賀)1人
長崎西(長崎)1人
済々黌(熊本)1人
熊本学園大付(熊本)1人
真和(熊本)1人
大分上野丘(大分)1人
大分東明(大分)1人
都城泉ヶ丘(宮崎)1人
宮崎大宮(宮崎)1人
2023年 佐賀大学医学部医学科 合格上位高校
佐賀西(佐賀)9人
筑紫丘(福岡)8人
修猷館(福岡)7人
久留米大付設(福岡)6人
西南学院(福岡)5人
弘学館(佐賀)5人
青雲(長崎)5人
熊本(熊本)5人
筑紫女学園(福岡)3人
愛光(愛媛)2人
東筑(福岡)2人
明善(福岡)2人
上智福岡(福岡)2人
武雄(佐賀)2人
長崎西(長崎)2人
前橋女子(群馬)1人
川越東(埼玉)1人
昭和学院秀英(千葉)1人
東邦大付東邦(千葉)1人
八王子東(東京)1人
日比谷(東京)1人
東京農大第一(東京)1人
英理女子学院(神奈川)1人
長野・県立(長野)1人
岡崎(愛知)1人
北野(大阪)1人
大阪桐蔭(大阪)1人
帝塚山(奈良)1人
奈良学園登美ヶ丘(奈良)1人
岡山朝日(岡山)1人
AICJ(広島)1人
ノートルダム清心(広島)1人
広島学院(広島)1人
小倉(福岡)1人
戸畑(福岡)1人
福岡(福岡)1人
九州国際大付(福岡)1人
八女学院(福岡)1人
致遠館(佐賀)1人
東明館(佐賀)1人
龍谷(佐賀)1人
早稲田佐賀(佐賀)1人
諫早(長崎)1人
日田(大分)1人
志學館高等部(鹿児島)1人