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福島県立医科大学医学部入試 合格対策と勉強法

福島県立医科大学医学部の概要

公立大学(公立大学法人福島県立医科大学)

偏差値:62.5(55〜60位/医学部82校中)
共通テスト得点率:78%
二次試験合格最低得点率:58.8%
定員:130名
医師国家試験合格率:新卒 2023年 100%、2022年 93.8%、2021年 93.5%
          全体 2023年 95.5%、2022年 92.1%、2021年 91.5%
男女比
【2023年度】男:63.1%、女36.9%
【2022年度】男:66.2%、女33.8%
【2021年度】男:66.9%、女33.1%
【2020年度】男:66.2%、女33.8%
【2019年度】男:69.2%、女30.8%

医学部以外の設置学部:看護学部、保健科学部

【光が丘キャンパス】
住所:〒960-1295  福島県福島市光が丘1番地
TEL:024-547-1111 (代 表)
アクセス:JR福島駅から所要時間(車)/ 約20分
タクシー料金3,400円程度 (時間帯・道路状況により異なります)
● JR福島駅東口から 路線バスが運行されています。
【福島駅前キャンパス】
住所:〒960-8516 福島県福島市栄町10番6号
TEL:024-581-5503
アクセス:JR福島駅から約0.5km 所要時間(徒歩)/約5分

教育理念:心を感じ、知を持ち、技を活かし、和を育み、地域を創造する医師を養成します。
オープンキャンパス日程:7月3週目ごろ

福島県立医科大学医学部の学費

学納金(2023年度)
初年度:817,800円(県外者は1,381,800円)
入学金:282,000円
授業料:535,800円
6年間の総額:3,920,800円(県外者は4,060,800円)
その他
後援会費:250,000円(うち入会金100,000円)
学生会費:10,000円
学生総合補償制度掛金:72,000円(加入コースにより変動)
同窓会費:62,000円(うち入会金50,000円)

福島県立医科大学医学部の入試情報

倍率(一般前期):3〜9倍前後
入試日程:2月4週目の土日

大学入学共通テスト
国語(150)
数学(150)
理科(150)
外国語(150(30))
地歴公民(50)
合計(650)

個別試験(二次試験)
数学(200)
理科(200)
外国語(200)
面接(60)
合計(660)

合格最低点:得点率63〜70%前後
面接:個人面接(面接官3人、受験生1人)15分程度

福島県立医科大学医学部の科目別受験対策・勉強法

福島県立医科大学医学部の試験問題の各科目ごとの傾向と対策を記します(2023年現在)。

英語

-傾向-
2021年度に新設された保健科学部とは異なる医学部のために作成された問題が出題される。
問題は大問3問から構成され、3問全て長文読解問題である。
分量が多めで、英文和訳や内容説明、空欄補充などが出題される。
英文自体の構文把握は複雑ではないものの、文章量が多く、語彙レベルも高い。
記述問題を中心に出題され、設問の抽象度が高い傾向にある。
内容説明問題は、本文を正確に解釈できたとしても、指定された字数で本文全体を要約し記述する必要がある。
自由英作文も、本文の内容に則した自分の意見を100字程度でまとめるという問題が多い。
3題中1題は医療現場や人体に関する内容が出題されている。
また、医系テーマの他にも音楽や倫理など、多彩なジャンルからの出題がされている。
大問3は英問英答形式かつ自由英作文が最後に課されることもあり、全体的な難易度はやや高め。

-対策-
様々なテーマの長文読解に慣れておく必要があるため、語彙や文法の習得と同時並行で、長文読解の問題集も進めていこう。
単語力も満遍なく網羅しておきたい。そのため、日々単語帳で単語力をアップさせるほか、長文問題で知らない単語に出会った際は、その都度ノートや単語カードなどに書き留めておき、暗記をしていくよう努めよう。

数学

-傾向-
大問4題。
全問記述式。
問題のテーマとしては一般的な内容だが、標準〜やや難しいレベルの問題が中心の出題となる。
全体的に計算量の多い問題や場合分けが必要となる問題が多い。
頻出分野は微積分、ベクトル、空間図形、場合の数・確率である。
第1問は独立した小問集合の場合が多く、4〜6問程度の小問が出題される。
2022年度に限っては第1問は小問集合ではなく、場合の数と記進法に関する独立問題だった。
残りの第2問〜第4問は多くの場合、小問が2〜5問程度ついており、誘導に従って解き進める形式。
後半の小問では難易度の高い問題が出題されることも多い。
数3の微積分が頻出で、面積・体積、最大最小問題、グラフの作図、不等式証明などの本格的な問題が目立つ。
四面体や球などを題材にした空間図形やベクトルの問題が毎年のように出題されている。
数列や確率も、他分野との融合問題で出題される場合がある。
また、第1問は小問集合形式が多く、その場合は1A2Bの分野を中心に幅広く出題されている。
2023年度はデータの分析からも出題されている。
数3の出題割合は、大問4題中1〜2題の年度が多く、約半分が数3から出題されると考えてよい。

-対策-
解きやすい問題から確実に得点していくため、過去問を利用し、手をつける問題の優先順位をつけてから解く訓練をしていこう。

物理

-傾向-
大問3題。
試験時間は理科2科目で120分。
問題は大問3問から構成され、力学、電磁気、熱力学の問題が各1問出題される。
2023年度は少し解きやすくなった印象だが、基本的には、標準~やや難レベルの出題が中心となっている。
3題中2題は入試標準レベルの問題だが、残り1題は思考力を必要とする問題が出題されやすい。
描図問題や論述問題も出題されている。
大問3題のうち、力学が1題、電磁気が1題出題される。
残りの1題は熱力学または波動から出題される場合が多いが、原子からも出題されやすい。

-対策-
基礎的な内容が多いため、失点は命取り。
苦手な分野を作らないことを心がけ、満遍なく全ての単元を学習していこう。

化学

-傾向-
大問は年度によって異なるが、おおむね3〜4題の出題である。
理論・有機化学が多く出題される。
全体的に標準レベルの問題が中心だが、一部に見慣れない問題が出題されることもある。
基礎知識を問う空所補充も出題されるが、差がつくのは計算問題・論述問題。
物質の性質に関する問題、理論に関する問題、有機の構造決定問題という出題が多く見られる。
無機や高分子の分野からの出題も、他大学に比べると多い傾向にある。
実験考察も頻出となっている。

-対策-
基礎的なレベルの問題が多く出題されるので、取りこぼしなく解答することが大切である。

生物

-傾向-
大問3題。
問題で扱われるテーマは教科書レベルが中心。
計算問題や実験考察が多い。
体内環境や代謝のような人体に関するテーマや、分子生物学に関する遺伝情報が頻出。
また、近年は発生や組織などミクロな分野からの出題が多くなっている。
最後の大問では、生態、進化・系統の分野から毎年のように出題されている。

-対策-
あまり有名でない実験系に関する記述問題などが出題されることもあるため、単語を知っているだけでは対応できない可能性が高い。したがって、日頃より知らない単語にめぐりあった時は、その意味や、他のどんな単語とどのように関係するのかなどをその都度頭に入れておくようにしよう。
文章や表から必要なデータを読み取って、自分の知識と組み合わせて考察する習慣も日頃から養っておこう。

面接

面接試験 質問内容
◆医師を志望した理由
◆なぜ福島に来ることを希望したのか、福島の印象について
◆今まで福島に来たことはあるのか
◆自分の地域と比べて福島はどうか
◆地元の大学ではなく、本学を志望した理由
◆浪人生活で学力の面とそのほかで大きく変わった点
◆多浪している原因は何か
◆将来の医師像について
◆将来、地域医療・へき地医療に自分はどうかかわっていけるか
◆町立病院など、限られた環境で働くことがあるかもしれないが、どう思うか
◆地方に医師が残らない理由とその対策
◆大学に入った後で勉強以外にしたいことはあるか
◆高校時代に頑張っていたことは何か
◆高校での委員会活動・部活動について
◆得意科目、不得意科目
◆オープンキャンパスに来たことはあるか
◆「公平と平等」に関する絵についてどう思うか
◆火星地球金星の大気成分や温度などの資料から、違いや、火星に住むために必要なものは何か
◆日本の男女別年齢別の介護や手助けが必要な割合を見せて、その特徴と男女差についておもうこと
◆医学部の募集定員と研修医の数の都道府県ごとのグラフについて思うこと
◆医師の男女年齢別就労時間のグラフを見て思うこと
◆世界の幸福度の分布地図を見ると日本は低いが、なぜそうなのか、また、幸福度を上げるためにはどうすればよいと思うか
◆医療におけるAIの導入について
◆国民医療費に関するグラフを見て思うこと
◆肝臓や心臓の移植に関するグラフや表を読み取り、解決策について
◆人工呼吸器が必要な50代と80代の患者が2人いるが、呼吸器は1台しかない場合、いずれの患者に使うか その理由は
◆最近気になる医療系のニュース
◆面接シート(前日記入:中学の恩師への手紙、新型コロナウイルスに関し、予防政策か経済政策のどちらを優先させるべきか)方の質問

※面接シートへの記入があり、その記入事項から質問される場合もある。
※絵や資料を使用した質問があるが、面接官が誘導してくれる。

福島県立医科大学医学部の倍率

2015年度 7.1倍
2016年度 6.9倍
2017年度 8.2倍
2018年度 5.3倍
2019年度 7.1倍
2020年度 3.9倍
2021年度 6.0倍
2022年度 5.7倍

2024年 福島県立医科大学 医学部 合格上位高校

安積(福島)9人
福島・県立(福島)8人
磐城(福島)6人
会津(福島)3人
会津学鳳(福島)3人
安積黎明(福島)3人
宇都宮女子(栃木)3人
前橋・県立(群馬)3人
前橋女子(群馬)3人
豊島岡女子学園(東京)3人
仙台第二(宮城)2人
いわき秀英(福島)2人
土浦第一(茨城)2人
水戸第一(茨城)2人
宇都宮(栃木)2人
川越女子(埼玉)2人
浦和明の星女子(埼玉)2人
筑波大付(東京)2人
駒場東邦(東京)2人
函館ラ・サール(北海道)1人
仙台第一(宮城)1人
仙台二華(宮城)1人
仙台育英学園(宮城)1人
東北学院(宮城)1人
日大東北(福島)1人
東日本国際大昌平(福島)1人
並木中教(茨城)1人
清真学園(茨城)1人
土浦日大(茨城)1人
宇都宮中央(栃木)1人
栃木(栃木)1人
真岡女子(栃木)1人
矢板東(栃木)1人
作新学院(栃木)1人
太田女子(群馬)1人
浦和・県立(埼玉)1人
大宮(埼玉)1人
春日部(埼玉)1人
川口北(埼玉)1人
開智(埼玉)1人
栄東(埼玉)1人
成東(千葉)1人
市川(千葉)1人
渋谷教育学園幕張(千葉)1人
お茶の水女子大付(東京)1人
学芸大付(東京)1人
立川国際中教(東京)1人
八王子東(東京)1人
日比谷(東京)1人
江戸川女子(東京)1人
海城(東京)1人
渋谷教育学園渋谷(東京)1人
城北(東京)1人
巣鴨(東京)1人
東京都市大等々力(東京)1人
桐朋(東京)1人
武蔵(東京)1人
早稲田(東京)1人
横須賀・県立(神奈川)1人
浅野(神奈川)1人
横浜共立学園(神奈川)1人
松本深志(長野)1人
松本第一(長野)1人
科学技術(静岡)1人
旭丘(愛知)1人
瑞陵(愛知)1人
膳所(滋賀)1人
明誠学院(岡山)1人
広島大付福山(広島)1人
高知小津(高知)1人
修猷館(福岡)1人
明善(福岡)1人

2023年 福島県立医科大学 医学部 合格上位高校

福島・県立(福島)14人
安積(福島)10人
磐城(福島)4人
仙台第一(宮城)3人
会津学鳳(福島)3人
福島成蹊(福島)3人
水戸第一(茨城)3人
栄東(埼玉)3人
仙台第二(宮城)2人
会津(福島)2人
船橋・県立(千葉)2人
市川(千葉)2人
桜蔭(東京)2人
大妻(東京)2人
豊島岡女子学園(東京)2人
広尾学園(東京)2人
雙葉(東京)2人
浅野(神奈川)2人
洗足学園(神奈川)2人
函館白百合学園(北海道)1人
仙台二華(宮城)
米沢興譲館(山形)1人
白河(福島)1人
相馬(福島)1人
いわき秀英(福島)1人
磐城緑蔭(福島)1人
桜の聖母学院(福島)1人
日立第一(茨城)1人
茨城(茨城)1人
智学館中教(茨城)1人
宇都宮(栃木)1人
宇都宮東(栃木)1人
真岡女子(栃木)1人
作新学院(栃木)1人
高崎(群馬)1人
前橋・県立(群馬)1人
前橋女子(群馬)1人
浦和・県立(埼玉)1人
大宮(埼玉)1人
不動岡(埼玉)1人
浦和明の星女子(埼玉)1人
開智(埼玉)1人
未来(埼玉)1人
東邦大付東邦(千葉)1人
東工大付科学技術(東京)1人
大泉(東京)1人
国立(東京)1人
国分寺(東京)1人
戸山(東京)1人
白鷗(東京)1人
両国(東京)1人
海城(東京)1人
吉祥女子(東京)1人
恵泉女学園(東京)1人
攻玉社(東京)1人
青稜(東京)1人
朋優学院(東京)1人
厚木(神奈川)1人
川崎・市立(神奈川)1人
横浜サイエンス(神奈川)1人
鎌倉女学院(神奈川)1人
自修館中教(神奈川)1人
聖光学院(神奈川)1人
横浜共立学園(神奈川)1人
横浜隼人(神奈川)1人
直江津中教(新潟)1人
長岡(新潟)1人
新潟明訓(新潟)1人
金沢泉丘(石川)1人
松本深志(長野)1人
佐久長聖(長野)1人
松本秀峰中教(長野)1人
浜松北(静岡)1人
静岡雙葉(静岡)1人
三重(三重)1人
三国丘(大阪)1人
金蘭千里(大阪)1人
清風南海(大阪)1人
姫路西(兵庫)1人
城南(福岡)1人

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