医学部受験では、出願書類や受験票に証明写真の提出が求められます。
この証明写真はあなたが勉強し努力し行きたい!と願っている“大学側”が一番はじめに見るあなたの“第一印象”になることでしょう。どんなに学力があり、多様性のある時代といえ大学側から見ての印象が悪い人を欲しがる大学はありません。また、加工アプリなどでどんなに可愛さで納得のいく見栄えになっても、これを受け取る相手はアイドルオーディションの選考委員ではありません。
学業の場、医師を目指す大学側として印象は決して良いものではないでしょう。 そのため受験に見合った印象作りをすることが重要なわけです。証明写真の撮影には十分な情報を持ち準備をしておくことでライバルに一歩、差をつけることもできるでしょう。
本記事では、医学部受験の証明写真の撮影ポイントを解説します。撮影時期や場所、服装、髪型、メイクなど、受験に有利な写真を撮るためのポイントをしっかり押さえておきましょう。
必勝!受験合格のための撮影ノウハウ
では具体的に「受験に勝つ」ための証明写真の撮影に関してのノウハウをまとめておきます。
撮影時期
医学部受験の証明写真は、学校側指定によりますが3ヶ月以内に撮影されたものが一般的です。主に本人であることを確認するためのものですので受験当日、スムーズに本人確認をしてもらえるよう証明写真時と近い状態で受験に臨むのが理想的と言えるでしょう。
~具体的な撮影時期の目安~
たとえば医学部受験の願書受付は、一般的に9月~10月です。そのため、8月~9月頃に証明写真を撮影しておくとよいでしょう。また、願書の提出後に面接や口頭試問を受ける場合もあるため、その際にも使えるように、早めに撮影し準備しておくことをおすすめします。また、データ版として保存、紙での保存などは大学の出願方法によって異なりますので事前に各志望校の情報を確認し余裕をもって準備をしましょう。
撮影場所
最近ではスピード写真機やスマホアプリも証明写真用に適用していますが、より良い印象を与えるためにも、プロカメラマンに依頼したり写真店へ行くなど、他者から撮ってもらうのがベストです。
彼らはその道のプロですので、証明写真の撮影に必要な技術と知識を身につけており、被写体の顔の特徴や撮影する目的に合わせて、最適なアングルや照明を調整することができます。
また、表情や姿勢などのアドバイスもしてくれるため、自分では気付けないような肩の上がり方や髪の乱れなど不自然な部分を撮影前に指摘してくれるので、良い写真が撮れます。
さらに、納得のいくまで撮影を繰り返すことができるため、自分らしさを表現した一枚を撮影することができるでしょう。
一方、スピード写真機やスマホ撮影は、手軽に証明写真を撮れるというメリットがありますが、プロカメラマンに撮ってもらうのと比べると、自然で美しい写真が撮れない、自分の魅力を引き出せない、口角や肩の左右差など微調整を指摘してくれないなど劣ってしまう部分があります。
ただし、スピード写真機やスマホ撮影でも、注意点を押さえることで、ある程度の品質の証明写真を撮ることができます。
~スマホ撮影の注意点~
•明るい場所で撮影する
•三脚を使ってカメラを水平に構える
•顔の向きや角度を正しくする
•背景はシンプルにする
~スピード写真機の注意点~
•指示に従って正しく撮影する
•不備や乱れがあれば撮り直す
受験の写真は、自分自身をアピールする重要なツールです。
できるだけ良い印象を与えるためにも、プロカメラマンに撮ってもらうか、スマホ撮影やスピード写真機で撮影する際は、注意点を押さえて、納得のいく一枚を撮るようにしましょう。
服装
まず最初に大切なことは、願書の提出先の大学の募集要項の確認です。
服装に関する指定がある場合は、必ず確認しましょう。
受験の願書用証明写真は、大学入学後に使用する学生証や卒業証書の裏面にも貼られることになります。清潔感があり、真面目な印象を与える服装を選ぶことが重要です。そのため、制服は避けましょう。
~男性の場合~
スーツを着用するのが一般的です。スーツの色は、黒や紺などの落ち着いた色を選びましょう。また、シャツは白やライトブルーなどの明るい色を選ぶと、清潔感が増します。
ネクタイは、無地やストライプなどのシンプルなものを選び、派手な柄は避けましょう。
~女性の場合~
スーツやワンピースなどのフォーマルな服装を着用するのが一般的です。スーツの色は、黒や紺などの落ち着いた色を選びましょう。ワンピースの場合は、膝丈以上の長さのものを選び、露出の多いものは避けましょう。
アクセサリーは派手なものやブランドの特定できるものは避け、華奢なものを選ぶか、悩ましいものは外した方がよいでしょう。
服装・髪型
男女別に髪型とメイクのポイントをまとめます。
~男性~
髪型
•清潔感のある短髪が基本です。襟足は短く整えて、前髪も目にかからない程度にしておきましょう。
•髪色は、一般入試であれば普段通りで問題ありませんが、推薦入試などでは暗めの色にしておくと無難です。
メイク
•メイクは控えめにしておきましょう。特に、アイラインやマスカラなどのアイメイクは、顔の印象を大きく変えてしまう可能性があるため注意が必要です。
•リップクリームなどで、唇の乾燥を防ぐ程度にしておきましょう。
~女性~
髪型
•一つ結びやハーフアップなどの、顔がはっきり見える髪型がおすすめです。前髪が長い場合は、ピンで留めるなどして、顔の輪郭が見えるようにしましょう。
•髪色は、一般入試であれば普段通りで問題ありませんが、推薦入試などでは暗めの色にしておくと無難です。
メイク
•メイクは、ナチュラルメイクが基本です。
•ベースメイクや眉メイクは、仕上がりが自然になるように心がけましょう。
•アイメイクは、アイシャドウやマスカラを控えめに使い、アイラインは細めにして、目元を大きく見せるようにしましょう。
•口紅は、明るい色や濃い色は避け、ナチュラルな色を選びましょう。
また、撮影の際は、リラックスした表情で撮影するようにしましょう。緊張した表情や、表情が硬い写真は、好印象を与えにくいです。
願書用の証明写真は、受験生の第一印象を決める大切なものです。
上記のポイントを押さえて、清潔感のある印象を与えられる写真を撮るようにしましょう。
もし迷ってしまう場合は、中学や高校の校則を基に考えるとよいとも言われています。大学側が受験生の印象や雰囲気を判断するための最初の資料です。好印象を与えられる写真作りを含みおくとよいでしょう。
まとめ
医学部受験の証明写真は、大学側が受験生の第一印象を判断するための重要な資料です。そのため、清潔感があり、真面目な印象を与えられる写真を撮ることが重要です。
ポイントを押さえて、医学部受験で好印象を与えられる証明写真を撮りましょう!