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滋賀医科大学入試 合格対策と勉強法

滋賀医科大学医学部医学科の概要

国立大学(国立大学法人滋賀医科大学)

偏差値:66.7(37位/82校)
共通テスト得点率:83%
二次試験合格最低得点率:48.7%
定員:95名
医師国家試験合格率:新卒 2023年 99.0%、2022年 93.3%、2021年 91.9%
          全体 2023年 95.6%、2022年 92.4%、2021年 90.1%
男女比 男44.2%:女55.8%(2023年度入学者データ)
ボーダーライン:65%以上
現浪比 現役52.6:浪人47.4
男女比
【2023年度】男:44.2%、女:55.8%
【2022年度】男:61.1%、女:38.9%
【2021年度】男:55.8%、女:44.2%
【2020年度】男:47.4%、女:52.6%
【2019年度】男:68%、女:32%

医学部以外の設置学部:医学部 看護学部

住所:〒520-2192 滋賀県大津市瀬田月輪月町

アクセス:JR瀬田駅よりバス約15分「医大西門」下車他

TEL:(代表)077-548-2111
   (入試課)077-548-2071

理念:滋賀医科大学は、地域に支えられ、地域に貢献し、世界に羽ばたく大学として、医学・看護学の発展と人類の健康増進に寄与することを理念とする。

アドミッションポリシー
求める学生像
近年、生命科学の分野は著しく進歩し、医学に関する知識量は膨大になり、また新たな学問分野も生まれつつある。一方、医療に対する社会のニーズは多様化し、医学・医療のみならず、生命科学、福祉、国際医療等、様々な分野において、有能な人材が求められている。このような状況の中、本学の理念に基づき、医療人に必要な学識・能力・技能を修得する素養を持ち、医学の習得に真摯に。また、熱意を持って取り組む、次のような人材を求めている。

1 医学の習得に必要な幅広い基礎学力と応用力を有する者
2 十分なコミュニケーション能力を持ち、協調性や他者への思いやりのある者
3 大いなる好奇心を持って、自ら考え自ら解決す気概のある者。
4 地域医療に深い関心を持ち、特に滋賀県の医療に貢献する意思を持つ者
5 国内外における医学・医療研究の実践及び発展のために、生涯を通じて真摯に取り組む者

オープンキャンパス日程:医学部対象:10月下旬ごろ

滋賀医科大学医学部の学費

学納金(2023年度)
初年度:871,800円
入学金:282,000円
授業料:535,800円
生協出資金:15,000円
1年次教科書代・聴診器第:40,000円
6年間の総額:3,496,800円

※滋賀医科大学医学部では、入学金と授業料の他にも必ず必要な費用として生協出資金15,000と1年次教科書代・聴診器代として40,00040円必要です。生協出資金は、卒業時に返還されます。

滋賀大学医学部医学科の入試情報

倍率(一般前期):4.5倍前後
入試日程:2月3週目ごろ
合格最低点:64.3%前後
面接:グループワーク(面接官2名、受験生6名)約50分

入試科目(一次試験)
英語 100/200
数学 100/200
国語 200/200
理科① 50/100
理科② 50/50
地理・公民 100/100
合計 600/900

入試科目(二次試験)
英語 200
数学 200
理科① 100
理科② 100
面接 段階
合計 600

滋賀医科大学医学部の科目別受験対策・勉強法

滋賀医科大学医学部の試験問題の各科目ごとの傾向と対策を記します(2023年現在)。

英語

-傾向-
大問3題。試験時間は90分。
記号選択式と記述式の両方。
問題量が多く、読解問題の英文は長く、設問の解答の記述量も多い。
大問1と大問2は長文読解問題(2023年度より問題文は英語になった)。
大問3は和文英訳と自由英作文の融合問題。
長文読解総合問題の24問のうち10問が日本語による記述式問題。
英作文は、2021年度および2022年度に引き続き「あなたの解釈や考えたことを含めて英訳せよ」との指示があり、まず与えられたやや長めの和文を英訳し、後に自分の意見を書く形式であった。

過去の読解問題のテーマは以下の通り。
「クモは電気を使って数百マイルも移動できる」
「新しい国勢調査でニュートンの『プリンピキア』が見つかる」
「中国の外で初めて発見された万里の長城」
「cleaner shrimpの生存戦略」
「スラム出身のある少女の物語」
「より良い眠りを得る渡り鳥について」
「スコッチ・テープの発明者Richard Drewについて」
「月は岩石であると主張したアナクサゴラスの受難」
「伝統的な祭りの意味」
「神話を通じて過去の災害について学ぶ研究」
「古代人のゲノムの分析から分かったこと」

-対策-
上記出題された長文テーマの内容からもわかる通り、例年、自然科学系の英文を中心に多様なテーマの英文が出題されているため、英語長文が「読め」ても、書かれている内容が「理解」できないと意味がないので、日頃から様々なテーマに関心を持ち、ボキャブラリーとともに背景の知識を増やすことを念頭に入れながら学習を進めていこう。
英作文は、和文英訳対策とともに、自分の意見を書自由英作文の対策もしておこう。

数学

-傾向-
大問4題。記述式。
放物線と円の位置関係、空間ベクトル、確率、微分積分、不等式の証明など幅広い単元が出題されるため、、満遍なく解けるようにしておきたい。
問題の傾向としては、毎年、様々な単元をどれだけ深く理解しているのかを問うてくる良問が多い。

-対策-
計算力や各単元や問題に応じた定理、公式の暗記のみならず、それぞれの単元を横断して考える癖を身につけると同時に、記述で自らの理解と発想を上手にアピールする必要がある。そのため、日頃から閃きだけに頼らず、思考プロセスを記述で示す訓練を積んでおこう。
思考力とアウトプット力を求める問題が中心であるため、数学嫌いの受験生は避ける傾向にあるが、問題の難易度としては標準レベル。基本事項の徹底理解からスタートしよう。
受験生の記述力・思考力を見ようとする問題が中心となるため、日頃から正解だけを求める学習スタイルではなく、解答に至るまでの道筋を意識した学習を心がけよう。
出来ることなら数学の添削ができる教師などに減点されにくい答案の書き方を教えてもらいながら学習を進めると良い。難問や苦手分野の出題もあるかもしれないが、一番良くないのは解答欄の白紙。正解にたどりつけなくとも部分点を稼ごうとする姿勢が大切。

物理

-傾向-
大問3題。
解答形式は空欄補充と記述式の両方で、問題の数は多め。難易度は高め。
出題分野は力学と電磁気が必ず1題ずつ出題されて、残り1題に波動と熱力学が交互に出題される。
2019年度まで原子物理の出題はなかったが、2020年度は電磁気の一部として出題された。
難易度はやや難しい。2023年度の大問1は、2次元のドップラー効果について波面(円形波)の分析や反射音の振動数の計算を含む出題であった。大問2は、ばねでつながれた2球の重心・相対運動と、あらい床面上での水平ばね振り子を扱い、数値計算を含む作図が要求された。大問3は、一様な磁場中でコンデンサーやコイルにつながれた導体棒の運動についての出題であった。いずれも、物理的な知識はもちろんのこと、計算力、問題文を読み取る力が必要とされる出題であった。

-対策-
難易度高めの問題が中心ではあるものの、だからといって高度な問題ばかりを解いてばかりいるよりは、基礎レベルの徹底理解と本質理解のほうが重要。つまり、標準レベルの問題集を徹底的にやり込む勉強法が功を奏する。
過去問に取り組むことはもちろんのこと、過去問のみならず京都大学や北海道大学、京都府立医科大学、産業医科大学など、難易度の高い過去問に取り組み物理の得点力を鍛えていこう。

化学

-傾向-
例年、大問3題で出題されてりる。
各大問は1つのテーマをもとに複数の単元の内容を組み合わせた総合問題として出題される。問われる内容としては、実験方法の考察、グラフの読み取り、実験操作の意味を説明させる論述などが中心に出題される。また、物質の性質についても細かい知識が必要である。
2023年度は、15字~30字程度の論述問題6問、字数制限のない論述問題が1問、グラフの概形を描画させる問題が1問出題された。

-対策-
各学習単元の内容を根本的に理解できていないと解答することは難しい問題が多い。
論述による解答を要求される問題においては、問われている内容は標準レベルの内容であるが、短い時間でコンパクトにまとめた記述力を養いたい。題意を汲み取り、適切にアウトプットが出来る訓練が必要である。
発展的な内容の出題はほとんどない。しかし授業などで習ったことのない実験操作の内容と化学的な知識をどのように関連づけていくかを考える問題が出題されるため、日頃から参考書、問題集以外にも学校で副読本として配られた図表も眺めながら、教科書や授業での理解の範囲を少し拡張して考える習慣を身につけよう。総合力が求められる問題が多いため、この習慣は試験本番で陥りがちな「行き詰まり」を助けになることにもつながる。

生物

-傾向-
2023年度は大問が4題、小問数が30問。2022年度もほぼ同数の出題数。
出題は選択式と記述式の両方で、記述式に関しては字数制限なしの論述も出題される。
例年「生体物質と細胞」「遺伝情報とその発現」からの出題があったが、2023年度は「生物の体内環境の維持」から2題出題され、「遺伝情報とその発現」からの大問はなかった。
毎年標準レベルの問題以外に、先進的あるいは応用度の高い問題も出題されている。

-対策-
一般的な問題集にある標準問題が半数程度あるため、まずはここで失点せずに着実に点数を確保するようにしたい。そのため、標準レベルの問題集を何周もこなしながら、基礎の抜け漏れを防ぐ対策を使用。
これができた上で、記述問題対策。問に対して確実にアンサーできるようしっかりと題意を把握し、採点者に伝わる内容を書けるよう添削を受けながら記述問題対策をしていくことが望ましい。
「生命現象と物質」、「生体物質と細胞」や「動物の初期発生と形態形成」「生殖と発生」については、頻出なのでもれなく抑えておきたい。
過去問は早めに取り組むようにし、記述問題を出題する他校の過去問にも取り組みながら、得点力を涵養していこう。

面接

方式:面接内容(質問内容・面接の進行など)

グループワーク(面接官2名、受験生6名)約50分

過去に問われた質問
◆クラスメイトのA君が白血病と診断され、塞ぎ込んで学校に来なくなった。A君の母親も精神的に疲弊している。この時A君が前向きになれると考えられる方法を8つの選択肢から3つ選んで順位を付ける。
◆医師に必要な資質を12個の選択肢から個人で上位3つ選び、グループで話し合った後、グループとしての順位を決める。その理由も。
◆医師の働き方改革について。
◆がん患者への代替療法について。
◆高齢者の定義を、65歳以上から70歳以上に引き上げるという考えがあるが、どう思うか。
◆要介護の高齢者が駅のホームから転落して死亡した事故について、JRが遺族に損害賠償請求を行った。その裁判結果について、遺族、鉄道会社、行政のそれぞれの観点から考え、この事件の原因、解決策、問題などについて。
◆AIが普及することにより会社に生じる問題点と利点について。
◆病院に内部告発の機関を設けることについてどう思うか。
◆インターネットのメリットとデメリットについて。
◆尊厳死についてどう思うか。

個人面談(面接官3名、受験生1名)約10分
過去に質問された主な質問
◆自己紹介
◆本学志望理由
◆医師志望理由
◆部活動について、趣味について
◆大切にしていること
◆SNSで友人が自分の悪口を言っていた場合、どうするか
◆オンライン授業について
◆気になるニュース
◆親しくない部活動の先輩から遊びに誘われた。断るつもりだが何と言うか
◆物を貸しても返さない友人がいる。前に貸したものが必要になった時、どうするか

※備考:個人面接は2回行われることがある。

対策
普段から医療関係以外の時事問題にも目を通し、自分の意見をコンパクトにまとめる習慣をつけよう。

滋賀大学医学部医学科の倍率

2015年 7.0倍
2016年 6.9倍
2017年 6.7倍
2018年 5.9倍
2019年 5.8倍
2020年 4.1倍
2021年 4.2倍
2022年 6.8倍

2024年 滋賀医科大学医学部医学科 合格上位高校

守山(滋賀)6人
四天王寺(大阪)6人
高槻(大阪)6人
膳所(滋賀)5人
洛北(京都)4人
洛南(京都)3人
旭丘(愛知)2人
彦根東(滋賀)2人
西京(京都)2人
京都女子(京都)2人
東山(京都)2人
洛星(京都)2人
立命館(京都)2人
茨木(大阪)2人
北野(大阪)2人
金蘭千里(大阪)2人
淳心学院(兵庫)2人
帝塚山(奈良)2人
浦和第一女子(埼玉)1人
町田(東京)1人
早稲田(東京)1人
名古屋大付(愛知)1人
石山(滋賀)1人
光泉カトリック(滋賀)1人
比叡山(滋賀)1人
立命館守山(滋賀)1人
嵯峨野(京都)1人
南陽(京都)1人
堀川(京都)1人
桃山(京都)1人
大谷(京都)1人
同志社女子(京都)1人
大阪教大付天王寺(大阪)1人
大手前(大阪)1人
大阪桐蔭(大阪)1人
関西大倉(大阪)1人
清風(大阪)1人
神戸(兵庫)1人
宝塚北(兵庫)1人
姫路西(兵庫)1人
姫路東(兵庫)1人
甲南(兵庫)1人
神戸海星女子学院(兵庫)1人
甲陽学院(兵庫)1人
須磨学園(兵庫)1人
灘(兵庫)1人
白陵(兵庫)1人
奈良学園登美ヶ丘(奈良)1人
西大和学園(奈良)1人
智辯学園和歌山(和歌山)1人
西南学院(福岡)1人

2023年 滋賀医科大学医学部医学科 合格上位高校

膳所(滋賀)16人
彦根東(滋賀)4人
帝塚山(奈良)4人
守山(滋賀)3人
立命館守山(滋賀)3人
西京(京都)3人
洛南(京都)3人
北野(大阪)3人
須磨学園(兵庫)3人
嵯峨野(京都)2人
堀川(京都)2人
京都女子(京都)2人
東山(京都)2人
立命館(京都)2人
大阪教大付池田(大阪)1人
金閣千里(大阪)1人
清風南海(大阪)1人
甲南女子(兵庫)1人
東大寺学園(奈良)1人
土浦第一(茨城)1人
フェリス女学院(神奈川)1人
新潟(新潟)1人
諏訪清陵(長野)1人
佐久長聖(長野)1人
東海(愛知)1人
高田(三重)1人
福知山(京都)1人
桃山(京都)1人
洛星(京都)1人
三国丘(大阪)1人
大阪星光学院(大阪)1人
大谷(大阪)1人
開明(大阪)1人
四天王寺(大阪)1人
高槻(大阪)1人
西宮・市立(兵庫)1人
甲陽学院(兵庫)1人
奈良女子大付中教(奈良)1人
奈良学園登美ヶ丘(奈良)1人
智辯学園和歌山(和歌山)1人
石見智翠館(島根)1人
愛光(愛媛)1人

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