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医学部受験生必見!小論文対策のポイント

皆さん、こんにちは。

今回のテーマは
「医学部小論文」について
書いていきたいと思います。

ご存知の通り、
近年、ほとんどの医学部が
入試において小論文を課しています。

それだけ小論文は
医学部にとって、
将来の医療者としての資質を
見極める重要な試験の一つに
なっていることの表れといえます。

プラス面接ですね。

小論文と面接とセットで
医療者として相応しい人物なのかを
大学側は真剣に見極めようとしているわけですね。

そして大学入学後も
真摯に学問、研究に打ち込むことが出来る人材なのか、
卒業後も、
臨床現場において、
患者さんに寄り添える人物になれる資質があるのかを
見極めるのは、
やはり小論文と面接なのです。

学科試験の学力だけでは、
なかなかそこまでは測れません。

それだけ、大学の医学部は、
受験者の「人間性」を重視する
傾向になってきているのでしょう。

だから最近では、小論文と面接だけではなく、
MMI(マルティプル・ミニ・インタビュー)などの
方式を導入しているところも増えてきつつありますが、
とりあえず今回は
医学部入試の小論文について書いていきますね。

先述したように、
多くの医学部は、
受験生が医師として将来やっていけるのか
医療従事者としてのモラルや
向学心を持ち合わせているのかということを
小論文の解答を判断材料の一つとしています。

だから、医学部の小論文は、
単に文章力や国語力を試すだけの
試験ではないのです。

まず、小論文において必要なのは、
文章を正しく読み取り、
自分の考えをわかりやすく伝える力です。

これは小論文試験の土台ともいえる部分で、
いわば最低限の能力です。

論理的に考え、
自分の主張を一貫性を持って伝えることは、
あらゆる場面で重要です。

しかし、医学部小論文は
単なる文章力や国語力だけでは
十分とはいえません。

だから、医師としての視点や
考え方を学んでおく必要があります。

家族や親戚など
身近に医療に従事している方がいらっしゃる場合は、
食事の時などに、
職業に対峙する意識、姿勢などを
聞いておくのも良いかもしれませんね。

そのような方が身近にいらっしゃらない場合も、
医師の書いた本を読んだり、
YouTubeなどの動画を視聴して
考え方、姿勢を学ぶという手があります。

さて、小論文試験に臨むにあたり、
常に頭に入れておかなければならないのは
「自分は将来医師になる」という強い自覚です。

この自覚がなければ、
医学部小論文で
大学が求める本質的な部分に応えられません。

大学は小論文を通じて、
皆さんが医療従事者としての資質を
持っているかを評価しようとしています。

さらに最近では、
単に医療に関する知識を問うだけでなく、
医師として求められる「共感力」や
「協働する力」なども問われる傾向が
強まっています。

医療現場では、
患者さんや、その家族とのコミュニケーションが
非常に重要です。

これに対応できる共感力が
求められているのです。

さらに、他の医療従事者と協力しながら
問題解決にあたる力も評価の対象です。

これらの資質は、小論文だけでなく
面接試験でも強く問われます。

もちろん医学部の小論文で頻出するテーマは
医療に関連するものだけではありません。

少子化、いじめ、モラル、
SNSやインターネット、AI(人工知能)といった
テーマもよく取り上げられます。

これらはすべて、
医療が関わる社会背景として重要なテーマです。

例えば、少子化や高齢化は医療の需要と直結しますし、
SNSの普及は情報の信頼性や
プライバシーに関する新たな問題を生んでいます。

つまり、医療を取り巻く
広い社会的背景についての
知識や認識が必要なのです。

このため、ニュースや社会問題に
日頃からアンテナを張り、
常に最新の情報を追いかける習慣は
身につけておいた方が良いでしょう。

とはいえ、毎日、
ネットニュースなどを見る必要はありません。

肝心な勉強の方が疎かになってしまったら
本末転倒ですからね。

高校1、2年生の方は、
週に2〜3回、
勉強の合間だったり、
決まった曜日や時間を決めて
社会の動きを大雑把にチェックする程度でも構いません。

小論文を書く際に、
キーワードとして持っておいた方が良い言葉を
お教えいたしましょう。

それは「共感力」です。

共感力は、
近年特に重要視されるようになってきている
医師としての資質の一つです。

患者さんの立場に立ち、
苦しみや不安に寄り添う能力は、
医療の現場で欠かせません。

こうした共感力を
受験生が持っているかを問う
小論文の問題もありますね。

例えば、
「あなたは医師です。
 末期がんの患者さんから
 延命治療を中止して欲しいという
 お願いをされました。
 どのように対応しますか?」

とか、

「あなたは、新しい医療機器の
 開発チームのメンバーです。
 チーム内で意見が対立した場合、
 どのように解決しますか?」

などの問いがそうです。

小論文ではなく、
面接やMMIでも問われやすい
テーマではありますが、
それも含めて、
自分だったらどうするのか、
相手にどう傾聴し、共感し、
どのような行動をとるべきなのか等は
普段から考えておくと良いと思います。

現在はチーム医療の時代です。
他の医療従事者と協働する能力が
ますます重要になってきています。

自分がどのように他者と協力しながら
問題を解決してきたか、
その体験を具体的に表現できるか。

小論文では直接な形で
あなたの体験などは聞いてこないかもしれませんが、
自分の考えを展開する際の具体例として、
1つか2つ、過去に「協働」したエピソードを
ストックしておくと、
試験本番では慌てることなく
臨むことが出来ると思います。

こうした自分の資質や
体験を例示し、
論理的に文章を構築するためには、
何度も練習することが必要です。

小論文は一朝一夕では
なかなか上達しません。

できるだけ多くの演習通して
自分の考えを整理する訓練を
積み重ねていきましょう。

その際に、
できれば身近に添削してくれる人がいるのが
理想です。

第三者の視点から
フィードバックをもらうことで、
論理的な矛盾や
文章の分かりにくさに気づくことができ、
比較的短時間で上達することが
出来るでしょう。

医学部合格ネットでは、
充実した小論文の指導も行なっています。

小論文のテーマや
出典の予想も当たることが多いので、
指導内容や、
何をどうすべきか分からない方がいらっしゃれば、
お気軽にお問い合わせくださいね。

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