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赤本やろう!行きたい大学見つけたら

みなさん、こんにちは!

今回は、赤本(過去問)の活用について、
少し掘り下げてお話ししたいと思います。

まず、志望大学が決まったら最初にすべきこと。

それは、過去問を1年分解いてみることです。

まだ勉強が終わっていないのに
過去問なんて解けるわけない!

まだ自分の実力は
そんなべレベルに達してない!

過去問なんて、
試験日の半年くらい前から
始めればいいんでしょ?

というような声が聞こえてきそうですが、
いやいや、
まずは、やってみましょう。

これは、とても重要で、
今後の受験生活を考える上でも
非常に大切なステップなのです。

大事なのは、
赤本を解いて、

正解多い⇒嬉しい
解けない問題だらけ⇒悲しい

というように
一喜一憂することが目的ではなく、
「リサーチ」が目的だということです。

リサーチとは、
現時点での実力を確認し、
自分と志望校合格のために必要な実力との差、
志望校と現在の自分の学力の
「距離」を体感することなんです。

近いのか遠いのか、
あと少しの努力で手に届くのか、
すでに圏内なのか。

これを知ることはとても重要なのです。

それによって、
とる手段、戦略はまったく変わってきますから。

例えば、スカイツリーに行きたいとして。
そのスカイツリーに行きたい人が
今現在、ハワイにいるのか、
大阪にいるのか、
東京駅にいるのか、
最寄りの押上駅にいるのか。

それによっても、
ガイドの仕方、
ナビの仕方はまったく変わってきますよね?

飛行機に乗るべきなのか、
新幹線に乗るべきなのか、
地下鉄に乗るべきなのか、
押上駅のB3出口から「東京スカイツリータウン方面」へ向かうべきなのか、
現在立っている位置によっても、
やるべきこと、
取るべき手段は変わってきます。

この「行きたい場所に近づくための手段」を
考えるためのリサーチ、
それが赤本を1年分解くことの意味なのです。

だから、単に問題を解くことだけが
目的ではありません。

それともう一つ、
過去問解くことによって、
苦手分野の分析をすることができます。

と同時に、苦手な単元を見つけ、
それを克服しなければならないという気持ちに
なれます。

「ヤバい!この単元もっとやらないと」

この「ヤバい!」という自分自身が感じた
危機感が大事なんです。

先生や親など、
人から言われる
「このままだとヤバいぞ」という言葉よりも、
自分自身が実体験から感じる
「このままだとヤバいぞ」という感覚の方が、
今後の勉強に拍車がかかります。

行きたい大学の入試問題の出題傾向や形式をつかみ、
何が課題でどこを重点的に対策すべきかを
明確にするためのものです。

受験勉強はただ
がむしゃらにやるだけでは、
それは自己満足に終わるだけです。

きちんとした現状分析と、
それに基づいた戦略を立て、
それを日々の学習計画に
落とし込んでいかなくては、
本当の成績向上には繋がりません。

私たちが使っている「赤本」とは、
教学社が出版している
大学入試の過去問題集で、
その表紙が赤いことから
そう呼ばれています。

多くの受験生がこれを利用し、
しっかりと大学の出題傾向を把握しています。

他にも、駿台予備学校が出している青本、
共通テスト対策の黒本(河合出版)など、
さまざまな過去問集がありますので、
自分に合ったものを選んで活用しましょう。

ここで大切なのが、
時間を測って解くということ。

実際の入試を想定してタイマーを使い、
過去問を解いてみてください。

解き終わったらしっかりと添削をし、
わからなかった問題や時間配分のミスを分析しましょう。

例えば、
英語は問題量が多い
⇒見直しの時間を確保する必要がある
⇒早く正確に解かねばならない

このような気づきや、対策が、
赤本を解いたり採点をする過程で発見できます。

最低でも5年分は解くのが望ましいです。

できれば10年分ほどやることで、
より確実に傾向をつかむことができます。

もちろん、10年分掲載されている
赤本はありませんので、
(だいたいが3〜5年程度)
古い赤本は、
メルカリなどに出品されていることが多いので、
ネットを利用して購入するのも
良いかもしれませんね。

図書館や赤本専門の古書店で
探してみるのもおすすめです。

そうすることで、傾向を把握し、
出題形式や内容を体感することで、
無駄な学習時間を減らし、
効率的に受験対策を進めることができるのです。

さらに、過去問には
「捨て問」と呼ばれる、
受験生のほとんどが解けない難問が
含まれている場合もあります。

これを見極めて、
どの問題に時間をかけ、
どれを割り切って解かないかの
判断力を養うことも、
合格への大きなステップです。

志望校が求めているものに対して、
自分がどれだけの力を持っているか、
そして足りない部分をどう補うか。

このリサーチを怠ると、
効果的な学習はできません。

ですから、早いうちに過去問に取り組み、
自分の課題を見つけ、
それをどう克服するかを考えることが重要です。

志望大学の過去問は、
その大学の「攻略ほん」と言っても良いでしょう。

皆さんの夢を叶えるための
大きな第一歩として、
今すぐ過去問にチャレンジしてみましょう!

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