明日はなんとかなると思う馬鹿者。
今日でさえ遅すぎるのだ。
賢者はもう昨日済ましている。

これは、
チャールズ・ホートン・クーリーという
社会学者の言葉です。

クーリーは、
19世紀後半から
20世紀初頭にかけて活躍した
アメリカの社会学者ですね。

なかなか厳しい言葉ではありますが、
「行動の重要性」と
「計画の大切さ」を説いた名言として、
現代においても、
自己啓発の分野で
よく引用されている言葉です。

クーリーからすると、
「いつやるか？今でしょ」（古い？）の
「今」ですら遅すぎるようです。

「いつやるの？既に昨日やってるでしょ」
が賢者だというのですから。

昨日、今日（今）、明日。

「昨日」はやってない。
「今日」もやる気がしない。
だから「明日」。

「明日はなんとかなる」

そんなふうに
未来の自分に期待しすぎない方が
良いと思いますよ。

現時点でやらなければならないことは
できる限りさっさと終わらせる。

「明日やろう」
「明日の自分なら、きっとやるさ」
などと
未来の自分には
あまり期待しない。

未来の自分に
やることを押し付けすぎて、
未来の自分から
恨まれないようにしましょう。

そう、未来の自分に
借金を負わせないようにしましょう。

借金を抱えすぎると？
首が回らなくなります

借金を抱え過ぎた人は？
元気がなくなります

借金は、
人からエネルギーを奪います。

受験直前の自分が、
そんな状態になっていたら
すごくイヤですよね？

受験生にとっての「借金」とは
今日やるはずのことを、
明日以降の
未来に持ち越すことです。

つまり、「やるべきこと」を
「先送り」にする。

先送りされた「やるべきこと」がたまると
⇒元気がなくなる
⇒エネルギーが奪われる

サボりにサボった受験生は、
受験半年ほど前になると
「やり残し」の多さに気付きます。

そして、焦ります。

挙句、秋から冬にかけて
志望校の下方修正を始めたりします。

国立志望は私立大学の情報を
集め始めます。

私立志望は、
偏差値ランキングの
下の方から
大学を探しはじめます。

中には
「今年はテキトーにやり過ごして来年頑張ろう」
などと、
早くも次年度の受験を
考えはじめる人もいます。

しかし、
来年頑張ろうは、
来年の自分に借金を負わせることです。

中途半端に過ごしてしまった！
やばい！

そう気づいた瞬間から、
受験シーズンが終わるまでの間は
精神的重圧との戦いの
日々となります。

今を大切に。
今日一日を全力で。
この積み重ねが合格に繋がる。

同じようなことは、
どの塾、予備校でも
繰り返し唱えられていることだと思います。

そう警告されたとしても、

「またかよ」
「耳タコだ」

そう言って取り合わない受験生って
必ずいるものです。

そして、

今年の残りは基礎を固めて、
浪人した来年は応用問題と対策をやれば
医学部くらい受かるでしょ？

そういった、
ワケの分からない
長期計画を立て
少しでもプレッシャーから逃れて
心がラクになる方法を考えだします。

そして、こういう受験生ほど、
翌年は計画倒れ⇒不合格⇒また浪人
という、
際限のない悪循環を繰り返します。

だから。

「やるぞ！」と本気で決意したその日から、
本格受験モードに入ってください。

そしてその姿勢は、
受験終了まで、
つまり、全ての合否の結果が出るまでは、
崩さずにキープしてください。

合格さえしてしまえば、
思う存分羽を伸ばせますから。

ある生徒の話です。

彼女は、第一志望の合格発表の時間に
自宅のパソコンから
大学の合格発表のサイトにアクセスし、
無事「合格」したことを確認しました。

喜びと同時に、
安堵感からドッと疲れが沸き起こり、
その場でベッドに直行。

睡眠。

久々にぐっすり眠れた。

そう思って目が覚めたら
夜の８時だったそうです。

正午に合格発表を見て、
その直後に寝たから、
たっぷり８時間近くは寝たな、
こんなに寝たのは久しぶりだなと思って
リビングに行くと、
父親、母親、兄がいて、
彼らからは、まず最初に
「合格おめでとう！」
と言われました。

そして次に言われた言葉は、
「でも、１日以上寝てたけど大丈夫？」

なんと、目が覚めたのは、
翌日の午後８時だった！

そういう生徒が本当にいました。

昼に寝て、
夜になるまで長い昼寝をしたと思ったら、
実は、１日以上、
つまり３０時間以上寝ていたという。

家族の人たちは、
彼女に気を遣って
起こさなかったのだそうです。

合格すると、
こんなにも贅沢に眠れるのです。

逆に言えば、
合格するまでは、
受験生特有の緊張感を
誰もが持っており、
その緊張感、プレッシャーから
解放されるためには、
「受かる」しかないのです。

もちろん、１日以上寝ていた
彼女の場合は特殊なケースかもしれません。

しかし、それくらい真剣に
受験に打ち込んでいたということに他なりません。

さて、あなたも、
受験生には必ず付きまとう
モヤモヤした感じを払拭したければ、

そして重くのしかかる
不安やプレッシャーから解放されたければ、
今すぐ行動を起こしましょう！

合格を勝ち取った瞬間の喜び、安心感、
そして何より自分自身に対する誇り。

これらは、
今日のあなたの努力が積み重ねによって
生み出されます。

これらが、
心の中の長く居座っていた
曇り空を一気に吹き飛ばしてくれます。

実際、毎日少しずつでも前に進めば、
その積み重ねが
未来の大きな実力に繋がります。

逆に、怠けてしまえば
そのツケが必ず返ってきます。

だからこそ、
未来の自分を楽にしてあげるためにも、
今頑張るべきなのです。

「医学部合格ネット」では、
そんな受験生の皆さんを全力でサポートします。

特に、計画的に学習を進めるための
スケジュール管理や
個別指導を通じて、
受験直前でも心に余裕を持って
試験に挑めるようにバックアップします。

「今の自分を最大限に成長させるために何ができるか？」

その問いにしっかり向き合い、
着実にステップを踏んでいく。
それが合格への近道です。

そして、私たちはその道を一緒に歩んでいきます。

受験生の皆さん、悔いのない受験生活を送りましょう！
これからも合格を勝ち取るまで頑張りましょうね！