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浪人生が現役生に抜かれる理由

大学入試は、
1浪より2浪の方が
合格しにくいという話をよく聞きます。

実際、さまざまな塾、予備校関係者の話を聞いても、
1浪より2浪、
2浪よりもそれ以上の多浪生の方が
希望の大学には不合格する
ケースが多いとのことです。

そして結局、
これ以上浪人ができないと言うことで、
仕方なく滑り止め大学や
他学部に入学する……。

また、現役生が浪人生を追い抜き、
合格してしまう。

これもよく聞く話です。

高校3年生の夏休み以降、
これまでコツコツと
地道な学習を繰り返してきた現役生は、
秋から冬にかけては浪人生の学力を抜いていきます。

そして、最終的には
年が明ける頃には、
数ヶ月前までは
学力が上だった浪人生が現役生に抜かれ、

現役生⇒合格
浪人生⇒不合格

というケースも多発しています。

勉強時間で考えれば、
浪人生の方が現役生よりも
圧倒的に有利です。

浪人生は、まるまる1日
時間が使えます。

しかし、現役生の場合は、
学校に行かなければなりません。

通学の移動時間、
朝礼やホームルーム、
部活、委員会活動、放課後の掃除だったりと、
高校生活の中の多くは、
受験勉強とは直接無関係の事柄を
こなさなければなりません。

だから、受験勉強に使える時間は、
浪人生と比べると圧倒的に少ないはずです。

それにもかかわらず、
半年や数ヶ月でそのような現役高校生が
浪人生を抜いて
最終的には合格するケースが多い。

その理由はなぜなんでしょうか?

それは時間の使い方の違いだと思います。

浪人生は1日中、自由に時間を使えます。
しかし、自由に使えるからこそ、
切迫感がない。

自由な時間をダラダラと過ごしてしまう。
同じ時間でも、
その中に投入する密度が全く違うことが
考えられrます。

いっぽう、現役生は、
受験勉強に充てる時間が限られています。

限られているからこそ、
少ない時間を有効に使わないと
無意識に思うのでしょう。

この違いが、
結果的に学力に現れてくるのでしょう。

そして、生活リズム。
浪人してから成績がダダ下がりな受験生の傾向として、
生活リズムが不規則だということが挙げられます。

逆に、現役生の生活は、
夏休みや冬休みなどの長期休みを除けば、
基本的には規則正しいです。

学校に行かなければいけません。
そのためには、朝は決まった時間に起きなければいけません。

浪人生の場合は、
何時に起きても大丈夫だという安心感が
きっと心のどこかにあるのでしょう。

安心して、夜ふかしをすることが出来ます。
もう寝ないと翌朝早く起床できないという
心配はありません。

夜遅くまで勉強することは
悪いとまではいいませんが、
脳の働きは、
夜より朝の方が
圧倒的に良いです。

夜に勉強したほうが、
自分は勉強を頑張っているのだという
安心感や満足感はあるかもしれませんが、
実は、朝方だったら1時間で済むことを
2時間も3時間もかけて
ダラダラとやっているだけということもあります。

自己満足はするでしょうが、
時間をかけたわりには
学力が思ったほど伸びない、
これは夜型受験生の典型的なパターンです。

朝寝坊や夜更かしなどの生活習慣は、
集中力や記憶力、思考力を低下させ、
受験勉強の効率を著しく悪化させてしまう。

以下、その根拠をご紹介します。

1. 脳のゴールデンタイムを逃す
午前中は脳が最も活発に働く「ゴールデンタイム」です。
朝寝坊や夜更かしによってこの時間を逃してしまうと、
集中力や記憶力が低下し、
勉強効率が大幅にダウンしてしまいます。

2. 慢性的な睡眠不足による倦怠感
睡眠不足は、集中力や記憶力、判断力の低下だけでなく、
頭痛やイライラ、倦怠感などの症状も引き起こします。
これらの症状は、受験勉強への意欲を低下させ、
長時間の学習を困難にします。

3. 生活リズムの乱れによる体調不良
朝寝坊や夜更かしによって生活リズムが乱れると、
自律神経が乱れ、
体調不良を引き起こしやすくなります。
体調不良は、受験勉強への集中力を妨げ、
最悪の場合、受験当日に体調を崩してしまう可能性もあります。

4. モチベーションの低下
規則正しい生活を送っていないと、
生活にメリハリがなくなり、
何事にもやる気が出なくなってしまうことがあります。
受験勉強には強い意志と
モチベーションを維持することが
とても大切です。
生活習慣の乱れは、
受験勉強へのモチベーションを低下させ、
努力の継続を難しくしてしまいます。

5. 時間管理能力の低下
朝寝坊や夜更かしによって、
時間感覚が麻痺し、
計画的に時間を管理することが
できなくなってしまいます。
先述したように、受験勉強では、
限られた時間を有効活用することが重要です。
時間管理能力の低下は、
学習計画の遅延や、
試験勉強時間の不足など、
様々な問題を引き起こします。

6. ストレスの増加
規則正しい生活を送っていないと、
常に時間的なプレッシャーを感じ、
ストレスが溜まりやすくなります。
ストレス過多になると、
集中力や記憶力、
思考力の低下、
判断力が曇るなど、
受験勉強にさまざまな悪影響を及ぼします。

7. 体調管理の悪化
睡眠不足や生活リズムの乱れは、
免疫力を低下させます。
そのため、風邪やインフルエンザなどの
病気にかかりやすくなります。
受験勉強の直前に体調を悪くしてしまうと、
十分な力を発揮することができなくなります。

8. メンタル面の悪化
規則正しい生活を送っていないと、
ネガティブな思考に陥りやすくなり、
受験への不安や焦りが増してしまういます。
メンタル面の悪化は、
集中力や記憶力の低下、
モチベーションの低下など、
様々な問題につながります。

9. 家族や周囲からのプレッシャー
浪人生は、家族や周囲から
受験に対するプレッシャーを感じていることが多いです。
規則正しい生活を送っていないと、
周囲からは
「勉強していないのではないか?」という目で
見られることもあり、
これがさらにプレッシャーを
大きくしてしまう可能性があります。

10. 後悔と自己嫌悪
受験に失敗してしまった場合、
規則正しい生活を送らなかったことを後悔し、
自己嫌悪に陥ってしまうことがあります。
この種の後悔は、
次年度の受験への意欲を低下させ、
再受験を困難にする可能性があります。

以上、10個の理由を挙げてみましたが、
浪人生にとっての規則正しい生活は、
学習効果を高め、
受験を成功させるために非常に重要です。

朝寝坊や夜更かしなどの生活習慣は、
様々な悪影響を及ぼし、
受験勉強の妨げになります。

もし、これをお読みになっているあなたが
浪人生であれば、
そして、もし、思い当たることがあれば、
ぜひ、規則正しい生活習慣を心がけ、
ベストなコンディションで
受験勉強に取り組んでいただきたいと思います。

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