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規則正しい生活が医学部合格を引き寄せる理由

今回は「規則正しい生活がなぜ医学部合格に重要なのか」を、
脳科学や生理学の視点も交えながらお話ししていきます。

生活リズムと脳のパフォーマンス

受験生が大学受験合格に向けて
規則正しい生活を継続させることは、
非常に大切なことです。

なぜなら、規則正しい生活は、
脳の働きを最大化させる基本条件のひとつだからです。

私たちの人間の体は
「サーカディアンリズム(概日リズム)」という
24時間周期の生体リズムに支配されています。

このリズムが整っていると、
集中力や記憶力が向上し、
学習効率が劇的にアップします。

逆に、
夜更かしや昼夜逆転の生活を続けると、
このリズムが乱れ、
脳のパフォーマンスが低下します。

特にやること、学ぶことが山積している
受験生の皆さんは、
できることなら、
効率的に学びたいですよね。

その中で、リズムの乱れというものは
致命的なデメリットとなります。

夜型のデメリット

いや、でも自分は夜型だから。

そういう方もいらっしゃるでしょう。

実際に夜の方が
「高パフォーマンス」な人も確かにいます。

仕事の時間帯が夜の人なんかは特にそうですよね。

しかし、大学受験が実施される時間帯って、
夜じゃないですよね?

午前中がメインですよね。

ですから、
朝から午前中にかけて
高パフォーマンスを上げられる状態を
意識的に作っておくにこしたことはありません。

そうしないと、
大学入試本番は
低パフォーマンスの状態で
受験すけることになってしまいます。

もちろん大学入学後も、
この朝型の生活スタイルは継続した方が良いです。

講義の1限目は、
午前8時代から始まる大学が
多いからです。

ですので、今から朝型の体質を作っておいた方が
良いのです。

規則正しい生活がもたらす3つの効果

では、朝型生活をキープする、
つまり、規則正しい生活を続けることの
メリットは何でしょう?

まず、記憶の定着率が格段に良くなります。

脳は睡眠中に
日中に学んだことを整理し、
記憶として定着させます。

特に深い眠り(ノンレム睡眠)の時間が重要です。

せっかく覚えた単語や公式、解法などが、
記憶に定着することなく、
すぐに忘れて、
また覚えなおす。

これってとても非効率ですよね。

そのような悲劇を生まないよう、
規則正しい生活をし
十分な睡眠を確保することで、
学習した内容が頭に残ります。

また、ストレス耐性が向上するという研究もあります。

規則正しい生活を送ると、
自律神経のバランスが整い、
ストレスに強くなります。

医学部受験のような長期戦では、
メンタルの安定が合否を分ける大きな要因になります。

ですので、日々の気分に浮き沈みなく、
一定のメンタルコンディションで
学習を積み上げていくことは
非常に重要なのです。

さらに、集中力が続くというメリットもあります。

規則正しい生活は、
体内時計に基づいた「集中しやすい時間帯」を生み出します。

朝型の生活を続けることで、
午前中に最も集中力が高まり、
効率的に学習を進めることができます。

不規則な生活のリスク

さて今度は、不規則な生活を続けると、
どのような弊害が生じるのかをお話しします。

浪人生をしたにもかかわらず、
思ったほどには学力が伸びずないという方も
少なくないのではないかと思います。

浪人生が成績を伸ばせない原因のひとつが、
やはり、不規則な生活なのです。

現役生時代は、
学校に通うことで
生活リズムが強制的に保たれていましたが、
浪人生になると
1日がまるまる自由時間です。

だからこそ、自己管理が必要になります。

多くの浪人生は、
最初の数カ月は規則正しい生活を試みますが、
夏前になると夜型に移行し、
生活が乱れるというパターンに陥ってしまうようです。

結果として、
夏から秋にかけて
現役生に追い抜かれるという
よくあるパターンが
多発してしまうのです。

生活リズムと脳のホルモン

規則正しい生活は、
脳内ホルモンの分泌にも大きな影響を与えます。

例えば、朝日を浴びることで分泌される「セロトニン」は、
集中力や前向きな気持ちを後押しします。

このセロトニンが夜になると
「メラトニン」に変化し、
質の良い睡眠を促します。

不規則な生活を続けると、
このホルモンの分泌が乱れ、
日中の集中力が低下し、
夜の睡眠の質も悪化します。

さらにこれが続くと、
疲労が蓄積し、
勉強の効率が著しく低下してしまいます。

また、規則正しい食事も重要です。

脳はエネルギーを大量に消費するため、
栄養バランスの取れた食事が必要不可欠です。

不規則な生活が続くと
食事のタイミングも乱れ、
脳に必要なエネルギーが十分に供給されなくなります。

医学部合格のための「勉強体質」づくり

規則正しい生活を続けることで、
受験に必要なマインドが育まれます。

これは単に学力を伸ばすだけでなく、
「自己管理能力」や「粘り強さ」といった、
医師として必要な資質を養う土台にもなります。

これをお読みの方は、
将来医師、
あるいは医療関係の研究者を
志している方がほとんどだと思います。

大学受験だけではなく
将来の職業にも必要とされる
「自己管理能力」や「粘り強さ」を
今のうちから育んでおいて
損することは皆無だと思います。

規則正しい生活を習慣化するのは、
最初は大変かもしれません。

しかし、1~3週間続ければ体が慣れ、
自然とリズムが整います。

そして、この習慣は受験だけでなく、
将来の医師としてのキャリアにも必ず役立つでしょう。

今日できることは今日のうちに

医学部受験は、やるべきことが山積みです。

後回しにする癖をつけてしまうと、
課題が溜まり、挫折しやすくなります。

医師という職業は、ミスが許されない仕事です。

そのため、繰り返しになりますが、
規則正しい生活を送り、
将来必ず役立つ心と身体作りをしましょう。

規則正しい生活を続けることは、
受験生にとっての最強の武器といっても
過言ではありません。

これを習慣化することで、
脳のパフォーマンスを最大限に引き出し、
合格への道を切り開いていきましょう!

少しでも参考になれば幸いです。

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