「勉強が嫌いだ!」
そう思ったことがある人は多いのではないでしょうか?
いや、ほとんどの人がそうなのかもしれませんね。
おそらく「勉強が好き」という人は少数派です。
多くの人にとって、勉強とは苦痛を伴うもの。
できるならば、避けて通りたいことの一つ。
しかし、そんな「勉強嫌い」の気持ちが、
むしろ成績向上や、
受験合格の原動力となることがあります。
勉強が嫌いなのに、なぜ頑張れるのか?
それは、「逃げたい」という気持ちが、
強烈なエネルギーを生むからです。
逃げ場がないから必死になる
受験生の中には、「親が怖いから勉強する」という人も少なくありません。
優秀な成績を収めている生徒ほど
その傾向が強いのではないでしょうか?
「なんだこの成績は?」
「こんなんじゃ医学部なんて無理だな」
こんな言葉を親から浴びせられ続け、
精神的拷問のようなプレッシャーを
受け続けている受験生もいます。
勉強しなければ、
さらに追い詰められる。
だから、必死に勉強する。
それは決して「好きだから」ではなく、
「やらなければ、もっとひどいことになるから」なのです。
脱出願望
また、田舎の閉鎖的な文化や
冷え切った家庭環境から抜け出すために、
勉強にすべてをかける受験生もいます。
「こんな地元で一生終わりたくない」
「親とずっと一緒に暮らすなんて無理だ」
「昭和的な価値観の地元はウンザリだ」
そう考えたとき、
大学に合格することが
唯一の脱出ルートになります。
「良い大学に合格しさえすれば、自由になれる」
「東京の大学に合格すれば、地元から離れられる」
「他の地域の大学に合格して親元から離れたい」
このような強烈な動機が、
彼らを猛烈に勉強させるのです。
逃げたいからこそ、短期集中型になる
勉強が好きなわけではない。
でも、逃げたい。
だから、ダラダラ勉強するのではなく、
「短期間で一気に終わらせる」という発想になる。
そして、真剣になった生徒が取り組む短期集中型の勉強は、
驚くほど効果を発揮します。
「この数ヶ月で決める」
「ここでダメなら、もう後がない」
「大学合格を理由に地元から離れなければ、
今後一生、脱出できないだろう」
このような追い詰められた想いが、
極限の集中力を生み出し、
成績を急上昇させることも珍しくありません。
開放感を味わいたい
そして、勉強嫌いな人ほど、
「受験が終わったら、もう勉強しなくていい!」
と思うものです。
そう思うと、不思議なことに力が湧いてくるものです。
目標達成後の解放感を想像すると、
「今だけ頑張ればいい」という気持ちになり、
短期集中のモチベーションが生まれます。
さらに、一度成功を経験すると、
「やればできる」という自信につながります。
最初は「いやいや」だった勉強も、
結果が出ると「案外、悪くないかも」と思えてくるのです。
だから、勉強が嫌いな人は、
「勉強嫌いを武器にする」のです。
「勉強が嫌い」なのは、
決して悪いことではありません。
むしろ、その気持ちを利用すれば、
誰よりも強い集中力を発揮できます。
大切なのは、
「どうやってこの苦痛から逃げるか?」
を考えること。
そして、その逃げ道として「合格」を利用すること。
「勉強が嫌いだからこそ、今だけ本気を出す」
その考えが、受験を突破する大きな武器になるのです。
逃げたい?
なら、今すぐ本気を出そう!
医学部合格への道は、目の前に開かれています。