岩手医科大学医学部の概要
私立大学(学校法人岩手医科大学)
偏差値:62.5(70〜75位/医学部82校中)
岩手医科大学医学部合格最低点
岩手医科大学(一般) 満点:350点 対象:一次合格者
2024年 点数:219点 %:62.6%
2023年 点数:216点 %:61.7%
2022年 点数:205点 %:58.6%
岩手医科大学(一般) 満点:400点 対象:二次合格者
2024年 点数:275点 %:68.8%
2023年 点数:276点 %:69.0%
2022年 点数:269点 %:67.3%
岩手医科大学(地域枠CD) 満点:350点 対象:一次合格者
2022年 点数:205点 %:58.6%
2023年 点数:208点 %:59.4%
2024年 点数:201点 %:57.4%
岩手医科大学(地域枠CD) 満点:400点 対象:二次合格者
2024年 点数:268点 %:67.0%
2023年 点数:264点 %:66.0%
2022年 点数:260点 %:65.0%
岩手医科大学(公募制推薦) 満点:450点 対象:合格者
2024年 点数:259.4点 %:57.6%
2023年 点数:242.2点 %:53.8%
2022年 点数:226.2点 %:50.3%
岩手医科大学(地域枠推薦A) 満点:450点 対象:合格者
2024年 点数:255.9点 %:56.9%
2023年 点数:242.2点 %:53.8%
2022年 点数:234.4点 %:52.1%
岩手医科大学(地域枠推薦B) 満点:450点 対象:合格者
2024年 点数:215.6点 %:47.9%
2023年 点数:204.1点 %:45.4%
2022年 点数:212.8点 %:47.3%
岩手医科大学(秋田県地域枠) 満点:450点 対象:合格者
2024年 点数:233.4点 %:51.9%
2023年 点数:212.8点 %:47.3%
2022年 点数:282.9点 %:62.9%
岩手医科大学(総合型選抜) 満点:500点 対象:合格者
2024年 点数:293.3点 %:58.7%
2023年 点数:292.0点 %:58.4%
2022年 点数:279.0点 %:55.8%
岩手医科大学(学士編入学) 満点:250点 対象:一次合格者
2024年 点数:151.3点 %:60.5%
2023年 点数:140.3点 %:56.1%
2022年 点数:122.3点 %:48.9%
岩手医科大学(学士編入学) 満点:300点 対象:二次合格者
2024年 点数:201.5点 %:67.2%
2023年 点数:181.3点 %:60.4%
2022年 点数:167.3点 %:55.8%
共通テスト得点率:60%
ボーダーライン:60以上
定員:240名前後
医師国家試験合格率:新卒 2023年 90.8%、2022年 96.1%、2021年 93.0%
全体 2023年 85.9%、2022年 90.2%、2021年 89.6%
現浪比 現役29.2%:1浪25.4%:2浪12.3%:3浪10.0%:4浪以上23.1%(2023年度入学者データ)
男女比
【2023年度】男:65.4%、女:34.6%
【2022年度】男:65.1%、女:34.9%
【2021年度】男:60.2%、女:39.8%
【2020年度】男:67%、女:33%
【2019年度】男:68.3%、女:31.7%
倍率:約9倍前後
医学部以外の設置学部:歯学部、薬学部、看護学部
TEL:019-651-5111
〒028-3694
岩手県紫波郡矢巾町医大通一丁目1番1号
アクセス:「岩手医大病院」バス停下車 JR「矢巾」駅から乗車 約5分
理念
医療人たる前に、誠の人間たれ(全人的地域総合医療)
ADMISSION POLICY
1.生命倫理を尊重し、医学を修得し実践するための知性と科学的倫理性を有している。
2.広い視野でものごとを捉え、自律的かつ積極的に課題を発見し、解決することができる旺盛な探求心を有している。
3.病む人・悩める人の体と心を理解し、彼らに向きあう強い意志と情熱を有している。
4.世界的視野から医学の進歩と発展に貢献するという向上心を有している。
5.さまざまな地域において、医療に誠意をもって貢献しようとする利他精神を有している。
6.生涯にわたる継続的な学修をするため、自ら学ぶ意欲と積極性を有している。
7.自己の身体的および精神的健康に気を配る実績を有している。
オープンキャンパス日程:8月1週目ごろ
岩手医科大学医学部の学費
学納金(2023年度)
初年度:9,400,000円
入学金:2,000,000円
授業料:2,500,000円
教育充実費:3,000,000円
委託徴収金:400,000円
その他:1,500,000円
6年間の総額:34,400,000円
※学友会費は初年度のみ20,000円、2年目以降10,000円。
岩手医科大学医学部の入試情報
倍率(一般前期):9〜20倍前後
入試日程:2月2週目ごろ
入試科目(一次試験)
数学(100)
理科(150)
外国語(100)
合計(350)
入試科目(二次試験)
面接(50)
合計(50)
合格最低点:56〜58%前後
面接:面接官2~3人、受験生1人 10~15分程度
小論文:岩手医科大学医学部の入試では、小論文は課されません。
3月上旬に後期試験あり。
岩手医科大学医学部の科目別受験対策・勉強法
岩手大学医学部の試験問題の各科目ごとの傾向を記します(2023年現在)。
英語
-傾向-
大問4〜5題構成。
最近は発音問題が出題されるようになった。
難易度低め。
基本的な問題が大半。
共通テストレベルの文法4択問題が出題される。
-対策-
とにかく長文対策として読解力を鍛えることが必要。
試験時間に対して長文の問題文のワード数が多いため、できるだけ早く正確に読み解く訓練が必要。
数学
-傾向-
全体的に難化傾向にある。
場合の数・確率と微分・積分が頻出。
複素数平面は2016年、2017年と2年連続で出題されている。
-対策-
英語同様、「速く・正確に」を念頭に入れておく必要がある。
演習の際はこのことを念頭に置く必要がある。
また、空間図形も頻出のため、図形問題にも日頃から慣れておく必要あり。
物理
-傾向-
教科書例題レベルの難易度。(難易度が少し高い問題が混じっていることもある。
-対策-
頻出の原子、力学、電磁気の対策を重点的に取り組んでおくべき。
問題自体の難易度はそれほど高くないぶん、ミスが大きな失点とライバルとの差につながるため、日頃からミスをしないことを心がけておく必要がある。
化学
-傾向-
全問記述式。
難化傾向。
大問4〜5題。
例年、理論から2題、無機・有機・高分子から2〜3題程度出題されている。
-対策-
教科書を中心とした学習を「漏れなく」進めていくことが大切。
年度によっては計算量が多い問題もあるため、ケアレスミスを防ぐため日頃から演習を怠らないように。
生物
-傾向-
難易度は標準(教科書)レベル。
2017年度より、記述式からマーク式に変更された。
大問3題構成から近年は大問5題構成(小問30題程度)へと大幅増となった。
知識問題が中心(計算問題、実験考察問題含む)。
恒常性、遺伝情報とその発現、動物の初期発生、刺激の受容と応答などの出題頻度が高い。
計算問題はあまり出題されない。
実験を題材にした出題は多い。
-対策-
まずは基礎的な用語、知識の理解を徹底すべき。
『セミナー生物』などの導入から発展まで段階的に問題が掲載されている問題集の最初の箇所「プロセス」からしっかりと取り組もう。
小論文
2021年度から実施されていない。
2014年度
真野俊樹『「命の値段」はいくらなのか?』を読み、「いのちの重さ」について、自分の考えを600字以内で自由に述べる。
2015年度
中村桂子『ゲノムにかいてないこと』を読み、「わかる」ということについて、自分の考えを600字以内で自由に述べる。
2016年度
石川九楊『縦に書け、縦に考えよ――縦と横の文化学――』を読み、「縦」と「横」のイメージに関する考えを600字以内で自由に述べる。
2017年
森田真生『数学する身体』を読み、「わかる」ということについて、600字以内で考えを述べる。
2018年
平山郁夫『生かされて、生きる』を読み、「自分の型」について、600字以内で考えを述べる。
面接
面接内容(質問内容・面接の進行など)
◆自己PR2~3分(自分の長所・短所を含めて)
◆今まで打ち込んできたことはどう役立っているか
◆高校での部活動について、部活で学んだことについて
◆予備校での一日の生活について
◆岩手県のイメージ
◆自分に医師としての素質があると思う理由
◆志望理由書に基づいて質問。例 精神科医になりたいと書いていた場合「精神科医になるにあたり、特に重要なことは?」
◆医師志望理由。岩手医科大学志望理由
◆併願校について。その中で特に岩手医科大学を志望する理由は
◆地域医療に大切なこと。地元の地域医療について教えて
◆身のまわりに介護が必要な人や寝たきりの人はいるか
◆在宅での介護と施設での介護についてどう思うか
◆チーム医療に必要なことは何か
◆総合医として必要なことは何か
◆女性が仕事と子育てを両立するにはどうしたらよいか
◆女性がキャリアを積むうえで重要なことは何か
◆最近の気になるニュース(医療関係)※コロナ以外
◆コロナ関連で日本の対応で気になることはあるか
◆浪人について(浪人してどうだったか・浪人生活で大変だったこと・寮での一人暮らしはどうだったかなど。)
◆岩手医科大学を受験するのは初めてか、初めてならばなぜ受験しようと思ったのか。
◆岩手について(岩手に来たことはあるか・岩手の名物は)。
◆岩手県の医師不足の特徴・解決策について。
◆本学の魅力を5つ。
◆建学の精神「医療人である前に誠の人間たれ」の「誠の人間」とはどのような人を意味するか
◆本学の創立者について
◆理想の医師像、どのような医師になりたいか。そういう医師になるためには何が必要か
◆卒業後は岩手に残るつもりはあるか、地元に戻るのか(本当に岩手に残るかと何度も念押しされることも)
◆少子高齢化について
◆災害医療について
◆働き方改革について知っていること
◆家族について、父親の職業、出身校
◆患者の立場に立った医療とは
◆新型コロナウイルス感染症について、対策で意識していること。コロナ禍でやり残したこと
◆ワクチンとは何か
◆オンライン診療について
◆格差社会について
◆GAFAについて
◆安楽死、尊厳死、脳死について
◆入学してから6年間やっていく自信があるか
◆体力に自信があるか
◆どのとうな学生生活を想像しているか
◆趣味について
◆クラブ活動について大変だったこと
◆自分の住む町について
◆一年間の寮生活はどう思うか
◆今後の意気込み
◆医学部に合格できなかったらどうするか
◆苦手意識のあるタイプとどう向き合うか
◆年配の人と話をすることに抵抗はあるか
◆友人は多い方か、友人とは主に何をするか
◆育った環境、出身地について
◆尊敬する人物
◆ボランティア活動した経験はあるか
◆臓器移植についての自身の見解
◆自分でリーダーシップをとって何かしたことがあるか、何が大変だったか
◆入学後の抱負
◆卒業後の進路
◆最後にもう一度自己PR
◆最後に、言っておきたい事、言い残した事はないか。
雰囲気・後輩へのアドバイスなど
◆優しくもなく圧迫でもなく、という雰囲気。
◆自己PRが3分と長い。
◆岩手のことばかり聞かれる。岩手県に関するエピソードを用意しておくとよい。
◆東京出身の場合、東京から岩手へ行く明確な理由が必要になる。岩手医科大学への志望理由は明確にしておくこと。
◆面接官は2人とも感じがよく優しかったが、笑顔で鋭い質問をしてくる。
◆調査書を見ながら質問をされるので調査書は余分にもらっておいて自分でチェックしたほうがよい。
◆2020年度までは面接の前に自分の性格について等、約40問のアンケート(○、△、×を選択)が実施されていた。オンライン形式となっていた2021年度~2023年度は課されなかったが、2024年度は対面形式に戻る予定もあるため、アンケートが課される可能性がある。
MMI
10分×2~3回
課題文を読み質問にこたえる形式
☆ある急な坂で荷車を動かしている2人組がいた。あなたは前で引いている人に「後ろで押しているのはあなたの息子さんですか?」と尋ねた。すると、前の人は「そうです。」と答えた。そこであなたは後ろに回って息子に「前にいるのはあなたのお父さんですか。」と尋ねた。すると息子は「いいえ、違います。」と答えた。この2人の関係はどういったものでしょうか。
☆あなたは熱帯感染症(マラニア)にかかりにくい体質をしています。ある研究者があなたの血液を不正に入手しました。そして、研究者は製薬会社から多額の研究費を貰い、あなたの遺伝子情報から得た情報からマラニアに効く特効薬を開発しました。製薬会社と研究者は特許を取りマラニアが蔓延している発展途上国に売ることで莫大な富を手に入れました。あなたはもちろん一銭も入ってきません。
あなたは医療において利益追求することや特許を取ることは倫理的に間違っていると思いますか?
あなたの考えを述べなさい。
岩手医科大学医学部の倍率
2021年度 2.8倍
2022年度 5.8倍
2023年度 3.2倍
その他
例年入試日程が早いため、「すべり止め」、あるいは「試験慣れ」を目的に受験する受験生が多い。
2018年は生物の試験では、オートファジーの研究でノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典氏の名前を問う問題が出題された。
受験者数合格状況
2021年度 定員:78名 受験者数:2097名 合格者数:1次 497名 2次:224名 競争率:9.4(繰上除く)
2022年度 定員:73名 受験者数:2081名 合格者数:1次 488名 2次:232名 競争率:8.9(繰上除く)
2023年度 定員:73名 受験者数:2164名 合格者数:1次 466名 2次:221名 競争率:9.8(繰上除く)
医学部地域枠入学試験について
推薦入試:地域枠A
募集人員:15名
出願資格:卒業年 既卒1年まで
出身地域:岩手県
成績:評定平均4.3以上
奨学金貸与額:6年間総額3,050万円(年額440万円+ 入学一時金410万円) ※初回振込4月下旬
入学時学納金額(諸会費含む):12/25迄:200万円
奨学金貸与候補生事前申込:要 (窓口:岩手県保健福祉部医療政策室 TEL 019-629-5427)
返還の免除:キャリア形成プログラムにしたがって、県内で臨床研修修了後15年以内に通算して9年間、県内の公的病院等に勤務すること。
併願の可否:地域枠Aと地域枠B、地域枠Bと一般推薦の併願可
上記以外の入試区分の併願は不可
推薦入試:地域枠B
募集人員:8名(岩手県出身者4名を含む)
出願資格:卒業年 既卒1年まで
出身地域:東北6県
成績:評定平均4.0以上
奨学金貸与額:6年間総額2,160万円(月額30万) ※初回振込5月中旬(4・5月分)
入学時学納金額(諸会費含む):12/25迄:(一括)940万円(分納)590万円
奨学金貸与候補生事前申込:要 (窓口:岩手県医療局医師支援推進室 TEL 019-629-6352)
返還の免除:キャリア形成プログラムにしたがって、県内で臨床研修修了後12年以内に(貸与期間が6年間の場合)通算して6年間、岩手県立病院等に勤務すること。
併願の可否:同日実施の一般入試との併願不可
一般入試:地域枠C
募集人員:5名
出願資格:卒業年 制限なし
出身地域:制限なし
成績:制限なし
奨学金貸与額:6年間総額2,160万円(月額30万) ※初回振込5月中旬(4・5月分)
入学時学納金額(諸会費含む):2/13迄:(一括)940万円(分納)590万円
奨学金貸与候補生事前申込:要 (窓口:岩手県医療局医師支援推進室 TEL 019-629-6352)
返還の免除:キャリア形成プログラムにしたがって、県内で臨床研修修了後12年以内に(貸与期間が6年間の場合)通算して6年間、岩手県立病院等に勤務すること。
併願の可否:同日実施の一般入試との併願不可
※医学部第1年次は矢巾キャンパス学生寮での全寮制
※総合型選抜も実施