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川崎医科大学医学部入試 合格対策と勉強法

川崎医科大学医学部の概要

 

私立大学(学校法人川崎学園)

偏差値:60.0(80〜82位/医学部82校中)

川崎医科大学医学部合格最低点
川崎医科大学 満点:350点 対象:一次合格者
2024年 点数:223.5点  %:63.9%
2023年 点数:206.3点  %:58.9% 
2022年 点数:208.5点  %:59.6%

共通テスト得点率:非公開
ボーダーライン:59以上
定員:126名
医師国家試験合格率:新卒 2023年 91.7%、2022年 94.0%、2021年 85.6%
          全体 2023年 89.7%、2022年 90.6%、2021年 85.8%
現浪比 現役32名:1浪26名:2浪26名:3浪21名:4浪以上21名(2023年度入学者データ)
男女比
【2023年度】男:57.9%、女:42.1%
【2022年度】男:56.7%、女:43.3%
【2021年度】男:55.9%、女:44.1%
【2020年度】男:56.3%、女:43.7%
【2019年度】男:58.6%、女:41.4%

住所:〒701-0192 岡山県倉敷市松島577
アクセス:岡山駅前バス停から 約40分/倉敷駅前バス停から 約20分

建学の理念:人間をつくる、体をつくる、医学をきわめる
ADMISSION POLICY
・人類愛に基づき、医科学領域における深遠な真実探求への持続的関心と強い意志を持つ者。
・既成概念に捉われることなく、自ら思索し、謙虚に新しい知を吸収する姿勢を持つ者。
・高度の科学的思考能力、洞察力を有し、卓越した臨床医、研究医を志向しうる者。

オープンキャンパス日程:8月3週目ごろ

川崎医科大学医学部の学費

 

学納金(2023年度)
学納金(2023年度)
初年度:12,215,000円
入学金:2,000,000円
授業料:2,000,000円
教育充実費:6,500,000円
委託徴収金:590,000円
その他:1,125,000円
6年間の総額:45,650,000円

その他
寮費:800,000円
食費:360,000円(土日祝を除く朝夕)
学友会:170,000円
保護者会費:420,000円(入会金、保護者互助会費(6ヶ年分)、保護者会費(年額)※を含む)

 

川崎医科大学医学部の入試情報

 

倍率(一般前期):18〜24倍前後
入試日程:前期試験:2月2週目ごろ

入試科目(一次試験)
数学(100)
理科(150)
外国語(100)
合計(350)

入試科目(二次試験)
面接(-)
小論文(-)
合計(-)

合格最低点:59〜66%前後
面接:個別面接(面接官3人、受験生1人)10分程度
小論文:課題文読解型/200字~600字、50分

 

川崎医科大学医学部の倍率

 

2015年度 22.3倍
2016年度 19.3倍 ※地域枠含む
2017年度 -倍
2018年度 -倍
2019年度 18.7倍
2020年度 21.6倍
2021年度 23.4倍
2022年度 19.9倍

 

川崎医科大学医学部の科目別受験対策・勉強法

 

金沢医科大学の試験問題の各科目ごとの傾向を記します(2023年現在)。
 

英語

 

– 傾向 –
マークシート方式。
難易度は共通テストよりもやや高め。
文法問題は、全範囲が満遍なく出題される(北里、獨協医科などと同レベル)
長文の空所補充問題は一語を補充する問題が多く、7割以上は文法問題の延長。
長文自体の難易度は高くないが、やや長めの英文が出題される。

– 対策 –
読解問題に重点をおこう。80分の試験時間内にスピードリーディングが必要なので、句・節ごとに理解し、スラッシュ・リーディングや音読で練習しよう。

長めの長文問題をスラスラ読めるためには、単語対策が不可欠。
日々、『英単語Target』や『システム英単語』などの単語帳に慣れ親しんでおこう。

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また、長文問題では、健康、医療関係の英文の出題が多いため、専門的な英単語も覚えておいた方が良い。
その対策には教学社の『医歯薬系の英単語』がおすすめ。

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数学

 

– 傾向 –
マークシート方式。
通常のマークシートとは異なる解答形式になっており記入の際は要注意。
問題量がやや多い。
融合問題が多い。
微分積分や複素数平面はの出題率が高い。

-対策-
川崎医科大学の数学の問題は、迅速かつ的確な計算力が必要。
したがって、面倒な計算でもしっかりと正解を導き出せるだけの力を『カルキュール』などを用いて訓練しておこう。
微積分は毎年ほぼ必ず出題されるため、様々なパターンの問題の演習をしておいた方が良い。

大まかな方針としては、定義・定理・公式など基本的な内容を地道に理解し、特に定理や公式の証明までしっかり取り組むことが必要。参考書・問題集の典型問題を解答を見ずに解く力を養い、解答を理解してから自力で問題を解いていこう。
川崎医科大学は、計算力・処理能力が特に重視しているため、複雑な計算にも粘り強く取り組み、「どのように素早く計算できるか」を常に意識して取り組もう。
川崎医科大学の出題傾向は、時間がかかる問題と簡単な問題が混在するため、効率的な問題の捌き方を練習しておいた方が良い。3~4年分の過去問を解き、難易度に応じた演習をしておくとベター。

 

物理

 

– 傾向 –
マークシート方式。
物理、化学、生物の3科目から2科目を選んで120分で解く形式
マーク方式(選択肢から選ぶ)。
複数分野の小問に分かれた大問2題
力学、電磁気、波動の出題率が高く、2015年以降は原子分野も毎年出題されている。
難易度は標準的。

-対策-
基礎段階としては、定義や公式を理解し、「自分の言葉で説明する」など様々な方法で公式を考え、地道に覚えることが大切。
次のステップとしては、基礎理解を確認するために問題を解いていこう。ただし、単に解くだけでなく、1つの問題を深く検討し、異なるアプローチで解くことが新たな問題解決能力の向上につなげていこう。
計算問題は、最後まで答えを出すことが重要。効率的な計算方法は無いかと常に念頭に入れながら取り組もう。
仕上げは過去問演習。ペース配分や解答形式に慣れ、解答過程の書き方も練習していこう。

特に、力学、電磁気は頻出なので、この単元が苦手な受験生は、ピンポイントで薄めの問題集に取り組んで得意な単元にしておこう。

 

化学

 

– 傾向 –
マークシート方式。
小問30〜40題。
理論(化学基礎内容も含む)、無機、有機、高分子のどの分野が頻出(理論計算が多め)。
問題の難易度は高くない。

-対策-
川崎医科大学・医学部の化学は難易度が高く、理論、無機、有機の広範囲にわたって出題される。
もっとも難易度の高い問題ばかりではないので、まずは標準的な問題を解くことが重要。
教科書レベルの問題をしっかりとマスターしておく必要がある。そのため、標準レベルの問題集に取り組み、しっかりと基礎をマスターすることに専念しよう。

理論は中程度の難易度の問題でも早く正確に解く訓練をしておこう。
無機は、周期表を傍に、金属元素や日金属元素の性質や反応の理解と、記憶の整理を怠らないこと。
有機は、官能基を中心として、脂肪族化合物や芳香族化合物の反応や性質を理解しておこう。

 

生物

 

– 傾向 –
マークシート方式。
例年大問が30問程度の小問で構成された大問が問。
選択肢が多く紛らわしい。
総合力、応用力が問われ、考察力や判断力よりも処理能力を試す出題意図が感じられる。
範囲は教科書の内容から満遍なく出題される。コラムなどの細かい箇所から出題されることもある。

-対策-
教科書レベルの基礎知識をマスターすることが肝要。繰り返し漏れのないようにしておこう。
一部マニアックな出題もあるが、それに惑わされず、まずは基礎的な内容を優先して学習を進めよう。
人体に関連する細かな数値も覚えると良い。最終的な詰め込みよりも少しずつ余裕をもって繰り返し学習が効果的。また、教科書に載っている図表を最優先で押さえ、各部の名称をしっかり覚えていこう。教科書の内容整理後には資料集などで新たな図表を学習していこう。
有名な実験の手順や結果、考察を覚え、過去の出題も考慮。結果や考察を知っていれば問題文を読まずに解ける問題も多いが、油断は大敵。
アルコール発酵と呼吸を行う酵母菌のグルコース消費量、呼吸商、光合成、ミクロメーターによる長さの測定、分裂周期をグラフから計算する問題、ハーディ・ワインベルグの法則などの代表的な計算問題の演習は欠かさずやっておこう。

小論文

– 傾向 –
課題文型・設問数は1問、制限字数は800字以内で、基本的な出題形式は2019年以降変化していない。しかも、2023年度では読みやすい課題文、わかりやすい要求での出題となり、受験生としては対応しやすいものになったと言えるだろう。内容面では「人間の見識・品格を高めるにはどうしたらよいか」というシンプルなものであり、課題文をヒントに見識・品格の高められた人物がどのような人物であるかを想定し、そのために必要となることを検討していくことを求める出題となった。人として、医師としてどのような人間性を持つべきかを考えさせるものであり、良医を目指す人間にふさわしい考え方ができているかどうかを測ろうとする、ここ数年の傾向に沿った出題であった。

-対策-
まずは課題文の正確な把握が前提になる。抽象度の高い文章からも出題されるので、文章の内容をよく整理し、単純化して理解していく訓練を積み重ねておきたい。その意味で、一定の長さをもつ課題文型の小論文に取り組んでおくとよい。また、課題の要求以外に考察し、書き込まなければならない事柄が条件として示されることもあるので、訓練の際には何についてどのように表現していかなければならないかということについてもしっかりと意識してほしい。過去問題に加え、同じ課題文型の獨協医科大学や北里大学、福岡大学などの過去問題を活用して練習してみるのもよいだろう。

過去の出題(試験時間:50分、文字数:800字以内)
2023年度
「現代語訳 学問のすすめ」当いう文章を読み、「人間の見識、品格を高めるようにするにはどうしたらよいか」についてあなたの考えを述べよ。

2022年度
「外国人へのまなざしと政治意識」という文章と「地域共生社会」について資料を読み、あなたの考える「共生社会」とはどのようなものか述べよ。

2021年度
「心にとって時間とは何か」という文章を読み、「認識において完全に未来志向的になること」についてあなたの考えを述べよ。

2020年度
「人工知能はなぜ椅子に座れないのか」という文章を読み、「記号」に「意味」を与える「生命知」と同様の考え方について、医学の分野ではどのようなことが考えられるか書きなさい。

2019年度
研修医と模擬患者との模擬面接でのやりとりを読んで、コミュニケーションに関する問題点の有無を論ぜよ。

2018年度
山海嘉之『革新的ロボット治療を創る』(井村裕夫編『医と人間』所収)
問1:下線部(1)の「近い将来に直面する課題」とはどのようなものか、200字以内で述べる。
問2:下線部(2)の、科学技術に携わる者は今後の未来社会に対してどうなったらよいかを常にイメージしておくことが大切だと思うということについて、自分はどのような「未来社会」になったらよいと思うか、自分の考えを600字以内で述べる。

2017年度
井村裕夫『健康長寿のための医学』
問1:下線部内容(健康長寿社会)とはどういうものか、200字以内で述べる。
問2:下線部内容について、自分の考えを600字以内で述べる。

2016年度
久道茂『医学・医療の品格』
問1:下線部内容(混合診療)とはどういうものか、200字以内で述べる。
問2:下線部内容について、自分の考えを600字以内で述べる。

2015年度
桐野高明『医療の選択』
問1:「医療崩壊」とはどのようなものかを200字以内で述べる。
問2:「治療の有効性を旗印とする医療の限界」について600字以内で述べる。

2014年度
小熊英二『社会を変えるには』を読み自分の考えを600字以内で述べる。

2012年度(試験時間:30分)
日本は世界有数の長寿国ですがその原因についてあなたの考えを400字以内で述べなさい。

面接

面接内容(質問内容・面接の進行など)
◆1年次の寮生活について。
◆本学の志望理由、本学の魅力、イメージ。
◆(上記返答後)なぜ他の大学ではいけないのか。
◆医学部志望理由。
◆医学部以外だったら何学部を志望するか。
◆得意教科・不得意教科とその理由。
◆小論文の内容について。
◆最近の医療事情。
◆特技、長所、短所。
◆入学後の抱負。
◆出身地/地元の名産物はなにか。
◆人生で感動したこと・助けられたこと。
◆気になるニュースとそれについての意見と対策。
◆親友について。
◆二次試験を受けるために気を付けたこと。
◆講義中、もし自分の周囲の人間が騒がしかったら、どう対処するか。
◆ピアスや茶髪はいいと思うか。
◆何を質問されると思ったか。
◆リーダーシップを発揮できるか。
◆建学の理念を知っているか。
◆(上記返答後)創立者の川崎祐宣はなぜ、どのような思いで建学の理念を掲げたと思うか。
◆本学のカリキュラムなど何か知っていることはあるか。
◆全人的医療について。
◆将来、どのような医師になりたいか。
◆なりたくない医師について。
◆理想の医師像は 近づくためにどうするか 身近に理想とする医師はいるのか。
◆医師にとって一番大切なものは何だと思うか。
◆診療科の志望理由。
◆自分のどこが医師に向いていると思うか。
◆寮生活の経験はあるか。
◆寮に入ることになるが、規則を守れるか。
◆本学に入学したら最初の1~3年で何がしたいか。
◆(地域枠出願者に対して)地域枠を理解しているか 地域枠志望の理由。
◆高校卒業してからの経歴について。
◆出身校はどのような高校か。
◆予備校について。
◆苦手な人との向き合い方。
◆部活動について、その内容。
◆(部活関連の返答後)チームメイトが対立した場合にどのように対処したか。
◆浪人生活でのエピソード 高校生活と浪人生活は違ったか、どのように感じたか。
◆予備校を変わって、どうだったか。
◆趣味について。
◆たばこは吸わないか。
◆ボランティアの経験はあるか。
◆今まで、リーダー的な役割をしたことがあるか。
◆なりたくないリーダーについて。
◆友達との関わり方で心がけていたことは何か。
◆大学に入ったらどのようなことをしたいか。
◆病める人を癒すためには何が必要か。
◆地域医療とは何か。どう取り組んでいくか。
◆医学部卒業後の進路は。
◆医師の偏在についてどう考えるか、何を改善すべきかを一言で。
◆チーム医療における医師の役割は何だと思うか。
◆総合医と専門医の違いについて。
◆若くして主治医になったらどうするか。
◆チーム医療について知っていること。
◆僻地に行くことに抵抗はあるか。
◆県における医師の割合として〇〇県は高いのか低いのか。
◆悩みを持った患者にどう対応するか。
◆(時間をかけ丁寧に、などの上記返答後)対応できないくらい忙しかった場合どうするか。
◆コロナ禍の前と後で、あなたに何か変化はあったか 医師への意識の変化はあったか。
◆新型コロナウイルスの感染拡大状況について どう思っているか 気を付けていること 学生としては何ができるか もし医師ならどうするか 政府の対応をどう思うか。
◆自己PR。

雰囲気・後輩へのアドバイスなど
◆面接前にアンケート(共通テストの自己採点の点数、併願校について)がある。
◆小論文の内容や提出書類について質問される場合がある。また、寮生活について聞かれることが多い。
◆なぜ川崎医科大学を志望したのか、大学の特徴を理解して明確に伝えられるようにしておくこと。
◆地域枠出願者は出願資格をしっかり理解しておくこと。

総合型選抜
募集・条件:中国・四国地域出身者約20名 霧島市地域枠約1名 特定診療科専攻枠約4名
      枠により募集条件の詳細が異なる
選考方法:1次選考(総合適性試験⇒総合読解力、論理力を問う試験)、小論文
     2次選考(1次選考合格者に対して行う) 面接、調査書
受験者数合格状況
2021年度 定員:20名 受験者数:71名 合格者数:20名 競争率:3.5
2022年度 定員:20名 受験者数:68名 合格者数:20名 競争率:3.4
2023年度 定員:20名 受験者数:56名 合格者数:20名 競争率:2.8

*第1学年全寮制
*付属校を対象とした指定校推薦も実施

過去面接試験実施例
<主な質問内容> ◆入学後の抱負 ◆大学志望理由 ◆医学部志望理由 ◆最近の気になるニュース ◆大学のイメージ ◆寮生活   

その他

 

地方の大学の多くは、東京や大阪など都市部にも試験会場を設けることが多い中、川崎医科大学の場合は地元(岡山)まで行き受験をしなければならない。

1年時は、教育寮に入寮することが義務付けられている。費用は、利用費と食費を併せて1,125,000円。2年目以降に寮を出た場合はかからない。

 

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