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神戸大学医学部入試 合格対策と勉強法

神戸大学医学部の概要

国立大学(国立大学法人神戸大学)

偏差値:67.5(15〜20位/医学部82校中)
共通テスト得点率:87%
二次試験合格最低得点率:74.9%

定員:117名

医師国家試験合格率
新卒 2023年 98.1%、2022年 95.1%、2021年 97.4%
全体 2023年 92.0%、2022年 90.8%、2021年 93.7%

男女比
【2023年度】男:60.7%、女:39.3%
【2022年度】男:67%、女:33%
【2021年度】男:68.8%、女:31.2%
【2020年度】男:63.4%、女:36.6%
【2019年度】男:69%、女:31%

医学部以外の設置学部
文学部、国際人間科学部、法学部、経済学部、経営学部、理学部、工学部、農学部、海洋政策科学部

078-382-5111(大代表)

〒650-0017
神戸市中央区楠町7丁目5番1号

アクセス
神戸市営地下鉄「大倉山」駅下車 徒歩約5分
JR「神戸」駅下車 徒歩約15分
神戸高速鉄道「高速神戸」駅下車 徒歩約15分

建学の理念:学理と実際の調和

オープンキャンパス日程:8月2週目ごろ

神戸大学医学部の学費

学納金(2023年度)
初年度:817,800円
入学金:282,000円
授業料:535,800円
6年間の総額:3,496,800円
その他
教科書代:5,2966円
教科書代以外の教材費:48,000円

神戸大学医学部の入試情報

倍率(一般前期):2〜5倍前後
入試日程:2月4週目の土日

大学入学共通テスト
国語(80)
数学(80)
理科(80)
外国語(80(16))
地歴公民(40)
合計(360)

個別試験(二次試験)
数学(150)
理科(150)
外国語(150)
面接(-)
合計(450)

合格最低点:得点率75〜82%前後
面接:(面接官3人、受験生1人)10分程度

神戸大学医学部の二次試験の科目別受験対策・勉強法

神戸大学医学部の試験問題の各科目ごとの傾向と対策を記します(2023年現在)。

英語

-傾向-
大問4題。
試験時間は80分。
全学部共通問題としての出題。
長文読解(会話文を含む)3題と英作文1題(40〜70字程度の英作文2問)の構成。
2021年は会話文が独立して出題されたり、2020年は長文読解3題の構成で、長文読解の中で自由英作文が問われたりしていたが、大きな問題構成は変わっていない。
大問1題あたり400〜650語くらいの長文がほとんどで、長文読解も英作文も概ね標準レベル。
英文のテーマは様々な分野から出題されているが、難易度はそれほど高くはない。
出題形式は多岐にわたっており、自由英作文のテーマが英文で与えられることも特徴的。
医系テーマの出題は特にない。科学系の論説文だけでなく、会話文や物語文も出題される。

-対策-
長文読解の比重が大きいため、読解力を重点的に養成しよう。
難解な語彙に慣れるためには高い語彙力が必要なため、単語や構文、熟語の暗記の積み上げは地道に粛々とこなすべき。
英文解釈のテクニックも磨き、基礎学力を養成すると同時に実戦演習にも取り組もう。
文ごとに意味を正確に読み取り、段落ごとの流れを捉える練習が必要。長文のテーマは現代的なものが多いため、一般教養を深めておくと役に立つ。
英文和訳ではポイントを確実に押さえ、分かりやすい日本語で表現する訓練を。
内容説明や論述問題にも焦点を当て、つながりや結びつきに注意して学習しよう。
英作文においては基本的な力が重要で、小論文や面接の対策本を利用して英作文のトレーニングをしよう。

数学

-傾向-
大問5題。
試験時間は120分。
記述式。
場合の数と確率、数列、整数の性質の分野は頻出で、他分野との融合問題で出題されることが多い。また、ベクトル、図形と方程式などの分野もバランスよく出題されている。
2023年は1題のみが数3範囲からの出題だったが、2022年は4題が数3からの出題となった。
年度によって変動は大きいが、平均すると例年2題程度は数3範囲から出題されている。
数3の微積分からの出題頻度が高く、面積・体積のような典型的な問題から、速度の問題・媒介変数表示・空間図形のような、差がつきそうなテーマからも出題されている。
複素数平面や2次曲線なども、頻度は高くないものの出題されている。
標準的なレベルの問題が多いが、後半に応用問題が含まれることがある。
証明問題は例年1〜2題程度の出題だが、2020年は4題出題されている。
2019年や2023年には図示する問題も出題されている。

-対策-
教科書の基本事項を習得し、用語や公式、定理の理解を確実にこなしていこう。
大学入試問題集を使用して問題演習を行い、解答を見る際は解法を暗記するだけではなく、基本事項をどう答案に反映させ解答を導くのかを理解するようにしよう。
計算力の向上も大切で、検算方法も重視しながら学習を進めよう。
図を活用することも非常に重要で、適切な図を描くことで問題の理解や解法の発見が容易になる。全範囲を学習した後は、頻出項目に特に焦点を当て、標準程度の問題に確実に対応できるようにしよう。
週に1回程度、答案の作成練習を行い、教科書の例題や添削を参考にしよう。

物理

-傾向-
理科2科目で120分。
例年大問3題。
難易度は標準レベルの題材が出題されるが、考え方がやや難しい問題も出題される。
「解答に必要な物理量があれば自ら設定させる」という特徴的な指示文があり、ほぼ全て解答過程を記述する問題となる。
描図、グラフ、論述問題も出題される。
第1問が力学、第2問が電磁気、第3問が熱力学 / 波動 / 原子から1題出題される。
2019、2021、2022年が熱力学からの出題で、2020、2023年が波動からの出題、2018年には原子からの出題だった。

-対策-
高校物理の全分野に焦点を当て、教科書を繰り返し学習し基本概念や法則を理解するようにしよう。
索引の用語に簡潔な説明を書くことで、論述や証明問題への対策を強化しよう。
受験用の問題集で様々な問題パターンに触れ、暗記だけでなく自然な理解を重視しながら学習しよう。
文字計算・数値計算の問題演習を十分に行い、問題文を注意深く読む練習をしよう。
速度ベクトルや指定の注意点に正確に添えるように注意力を養おう。
論述・証明問題には論理的思考力と表現力が求められるため、これらを養うことが重要。描図問題もよく出題されるので、正確でポイントを押さえた図を描くことを習慣化していくとよい。

化学

-傾向-
例年大問4題。
全体的には標準レベルの問題が多いが、一部で少々難しめの問題が出題されている。
有機に関する問題で難問が出る傾向にある。
構造決定、論述、計算問題など、解答に時間がかかる問題が多く出題される。グラフを描く問題も出題されているため、様々な形式の問題に慣れておく必要がある。
第1問が理論、第2問が理論・無機、第3問が有機、第4問が高分子という内容になっている年度が多い。
糖類や、それらからなる高分子の構造に関する出題も多い。

-対策-
理論分野では基礎内容を理解し、段階的に練習問題に取り組むことが重要。
計算に慣れるために特に、熱化学や反応速度などの問題に思考力・応用力を養うことが大切。
無機分野では各種物質の基本情報を整理し、理論と関連付けて理解することが必要。有機分野は出題量が多く、元素分析や分子式から構造式を推定する問題に注力し、合成経路も整理しておくと良い。
時間配分に留意し、基本的な問題で失敗しないよう心掛けることが大事。
実験に関する出題もあるため、教科書の実験操作や探究活動に目を通すことが役立つ。

生物

-傾向-
例年大問4題。
標準的な内容の出題が中心だが、一部、実験考察問題やグラフ問題など、難易度が高めの問題も含まれる。
試験時間に対して論述問題の割合が多く、2021年のように論述の比率が多い年度は、合計で550字以上の論述が必要になることもある。
2023年にはグラフを書いて説明する論述問題なども出題されている。
幅広い分野から出題されているが、ここ数年は、代謝、生態、植物の反応からの出題が多い。
大問の中で複数の分野を組み合わせた出題がされることも多い。

-対策-
問題は教科書レベルの知識を要求されるため、まずは教科書で基本を押さえよう。
問題演習用のノートを作成し、苦手分野は例題から、得意な分野は問題演習から始めると良い。
問題解決時にはすぐに答えを見ずに教科書や図説を活用し、自力で答えを見つけることが重要。
問題集は教科書に準拠した標準レベルのものから始めよう。
論述対策では別に論述ノートを作り、問題演習で苦手な論述を書き写し、理解を深めることが役立つ。

面接

形式
個人面接 5~10分間 面接官3人

過去問
◆デジタル化の進む医学界についてどう思うか
◆2050年の医療はどうなっていると思うか
◆生命科学の研究について知っていることはあるか
◆医師の倫理観についてどう考えるか
◆国際化と医療について(影響や対策など)
◆医師の長時間労働について、解決策

神戸大学医学部の倍率

2015年度 3.6倍
2016年度 4.1倍
2017年度 3.8倍
2018年度 3.2倍
2019年度 3.0倍
2020年度 2.7倍
2021年度 2.8倍
2022年度 2.7倍

2024年 神戸大学医学部医学科 合格上位高校

甲陽学院(兵庫)10人
北野(大阪)4人
清風南海(大阪)4人
智辯学園和歌山(和歌山)4人
洛南(京都)3人
大阪星光学院(大阪)3人
加古川東(兵庫)3人
長田(兵庫)3人
東海(愛知)2人
四天王寺(大阪)2人
高槻(大阪)2人
神戸大付中教(兵庫)2人
小野(兵庫)2人
神戸(兵庫)2人
姫路西(兵庫)2人
灘(兵庫)2人
東大寺学園(奈良)2人
西大和学園(奈良)2人
広島大付(広島)2人
高松(香川)2人
愛光(愛媛)2人
福岡大付大濠(福岡)2人
ラ・サール(鹿児島)1人
昭和薬科大付(沖縄)1人
海城(東京)1人
雙葉(東京)1人
金沢大付(石川)1人
金沢泉丘(石川)1人
浜松北(静岡)1人
旭丘(愛知)1人
滝(愛知)1人
膳所(滋賀)1人
洛星(京都)1人
天王寺(大阪)1人
大阪桐蔭(大阪)1人
関西創価(大阪)1人
清風(大阪)1人
帝塚山学院(大阪)1人
豊岡(兵庫)1人
西宮・市立(兵庫)1人
姫路東(兵庫)1人
兵庫(兵庫)1人
兵庫県立大付(兵庫)1人
神戸海星女子学院(兵庫)1人
三田学園(兵庫)1人
須磨学園(兵庫)1人
滝川(兵庫)1人
滝川第二(兵庫)1人
白陵(兵庫)1人
雲雀丘学園(兵庫)1人
六甲学院(兵庫)1人
帝塚山(奈良)1人
鳥取西(鳥取)1人
岡山朝日(岡山)1人
玉島・県立(岡山)1人
津山(岡山)1人
広島大付福山(広島)1人
広島学院(広島)1人
城ノ内中教(徳島)1人
徳島文理(徳島)1人
松山東(愛媛)1人
土佐(高知)1人
福岡(福岡)1人
久留米大付設(福岡)1人

2023年 神戸大学医学部医学科 合格上位高校

白陵(兵庫)6人
甲陽学院(兵庫)5人
高槻(大阪)4人
東大寺学園(奈良)4人
洛南(京都)3人
大阪教大付池田(大阪)3人
天王寺(大阪)3人
大阪星光学院(大阪)3人
神戸(兵庫)3人
淳心学院(兵庫)3人
灘(兵庫)3人
西大和学園(奈良)3人
智辯学園和歌山(和歌山)3人
広島大付(広島)3人
修猷館(福岡)3人
金沢泉丘(石川)2人
北野(大阪)2人
四天王寺(大阪)2人
清風南海(大阪)2人
小野(兵庫)2人
須磨学園(兵庫)2人
修道(広島)2人
高松(香川)2人
愛光(愛媛)2人
戸山(東京)1人
頌栄女子学院(東京)1人
巣鴨(東京)1人
田園調布雙葉(東京)1人
早稲田(東京)1人
岐阜(岐阜)1人
旭丘(愛知)1人
東海(愛知)1人
鈴鹿中教(三重)1人
膳所(滋賀)1人
堀川(京都)1人
東山(京都)1人
福知山成美(京都)1人
大阪教大付天王寺(大阪)1人
高津(大阪)1人
三国丘(大阪)1人
大阪女学院(大阪)1人
大阪桐蔭(大阪)1人
大谷(大阪)1人
開明(大阪)1人
清風(大阪)1人
桃山学院(大阪)1人
神戸大付中教(兵庫)1人
加古川東(兵庫)1人
長田(兵庫)1人
姫路西(兵庫)1人
北摂三田(兵庫)1人
賢明女子学院(兵庫)1人
甲南(兵庫)1人
神戸海星女子学院(兵庫)1人
智辯学園(奈良)1人
帝塚山(奈良)1人
橋本(和歌山)1人
岡山操山(岡山)1人
広島学院(広島)1人
城東(徳島)1人
久留米大付設(福岡)1人
長崎西(長崎)1人
熊本(熊本)1人
済々黌(熊本)1人
大分東明(大分)1人
開邦(沖縄)1人

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