三重大学医学部の概要
国立大学(国立大学法人三重大学)
・偏差値:65.0(25〜30位/医学部82校中)
・共通テスト得点率:81%
・二次試験合格最低得点率:62.8%
・定員:125名
・医師国家試験合格率
新卒 2023年 98.4%、2022年 99.1%、2021年 93.7%
全体 2023年 96.2%、2022年 95.2%、2021年 91.2%
・男女比
【2023年度】男:68%、女:32%
【2022年度】男:60%、女:40%
【2021年度】男:58.4%、女:41.6%
【2020年度】男:65.6%、女:34.4%
【2019年度】男:63.2%、女:36.8%
・医学部以外の設置学部
人文学部、教育学部、工学部、生物資源学部
059-232-1111(代表)
〒514-8507 津市江戸橋2丁目174
アクセス:近鉄名古屋線 江戸橋駅下車 附属病院まで徒歩10分 総合研究棟 I まで徒歩20分
※江戸橋には急行が停車します。
江戸橋駅にはタクシー乗り場はありません。
・建学の理念
社会との共創に向けて切磋琢磨する
・オープンキャンパス日程
夏季:8月2週目ごろ 秋季:10月4週目ごろ
三重大学医学部の学費
学納金(2023年度)
初年度:817,800円
入学金:282,000円
授業料: 535,800円
教育充実費:-円
委託徴収金:-円
その他:-円
6年間の総額:3,496,800円
三重大学医学部の入試情報
倍率(一般前期):3〜6倍前後
入試日程:2月4週目の土日
後期試験:3月2週目の日曜日
大学入学共通テスト
国語(100)
数学(100)
理科(200)
外国語(100(20))
地歴公民(100)
合計(600)
個別試験(二次試験)
数学(200)
理科(200)
外国語(200)
面接(100)
合計(700)
合格最低点:73〜83%前後
面接:面接官2人、受験生1人 10分程度
小論文:課題文読解型/800字
三重大学医学部の二次試験の科目別受験対策・勉強法
三重大学医学部の試験問題の各科目ごとの傾向と対策を記します(2023年現在)。
英語
-傾向-
難易度標準レベル。
大問3題からなり、3問とも長文問題である。
出題形式は日本語訳・英語訳・正誤判定など一般的なもの。
英文の主題は、自然科学、社会学などが多い。
設問内容としては、英文和訳、語句および指示語の内容を説明する問題、内容真偽など、英文の内容を読み取るものに加えて、語句整序、空所補充、和文英訳など、語彙・文法・構文の知識を必要とするものがある。
-対策-
コンスタントに語彙力を増強する必要あり。
読解問題はリーディングとライティングが結びついており、工夫が必要。
基本的な語句や文法の習得を重視して学習しよう。
英作文対策としては典型的な例文暗記を重視して取り組もう。
数学
-傾向-
大問3題。大問1が5問の小問集である。
大問2と3は一単元の問題となる。
積分が2年連続で出題されている。
出題範囲は「数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)」である。
頻出項目は、微・積分法、複素数平面、ベクトル、数列、三角関数、2次関数、対数関数で、ほか、図形と計量、図形と方程式、極限などもみられる。
大問1題に複数の分野が融合されている場合もあり、全体的にみれば各分野から満遍なく出題されている。
例年、証明問題や、年度によって図示問題も出題されている。
-対策-
基礎知識を固めたうえで三重大の過去問と、他中堅国立大の過去問などで経験値を増やそう。
教科書だけでなく、発展・研究・コラム・扉の図にまで注意して学習していこう。
複数の分野を組み合わせた融合問題に取り組み、問題を多角的に解答する習慣をつけよう。
記述式では途中の計算過程も正確に記述する習慣をつけよう。証明問題対策にもなる。証明問題対策としては、定理や公式を使うだけでなく、その証明まで理解し、自分で証明できるまでの力をつけたい。
複雑な数値の問題では計算ミスが誤答につながりやすいので、丁寧な計算と記述が重要。
図形に関する問題が多いため、関数のグラフを正確に描き、図を描いて考える習慣が役立つ。
物理
-傾向-
難易度:やや高め。
大問5題。
第1問と第2問は力学、第3問で熱力学、第4問で波動、第5問で電磁気学が出題されている。
グラフを書かせる問題や現象の説明をさせる問題が出題されているが、問題の大部分は一般的な計算問題である。
-対策-
様々な分野から出題されているので、全分野にわたって偏りなく学習しておくことが大切である。
傍用問題集を徹底活用。基本事項を徹底的にマスターする。
法則の導出を素早く正確にできるように演習していこう。
教科書内の図やグラフは自分で描き、物理的な関係を理解するように努めよう。
化学
-傾向-
難易度:易しめ〜標準(一部応用レベルあり)
大問5題。
出題分野としては、理論と有機が重視されているが、無機も大問で出題されることがある。
酸化還元や状態変化、、無機など広い範囲から出題される。
有機に関しては出題数が増えている傾向にあり、高分子の分野が出やすい。
反応が起こる理由や触媒が使えない理由などが直接問われる問題も出ている。
論述問題も含み、化学の正確な知識を簡潔に表現し、まとめる記述力が試される。
-対策-
理論分野では教科書を熟読し、30~50字で事項を簡潔に説明できるまでの訓練が必要。
化学の現象や法則を基本用語を使って正確に説明できるようにしよう。
高度な理論計算が出る可能性があるため、標準以上の問題集で演習し実力をつけていこう。
有機分野では同族体や反応形式を系統的にまとめ、覚える方法が効果的。
化学図録を利用し、沈殿の色や実験器具を確認しよう。
生物
-傾向-
大問5題。
基礎も含めた広い範囲から多くの単元が一度の試験で問われる。
複数分野からの総合的な出題が目立ち、出題分野に偏りはみられない。
進化・系統と生態もほぼ毎年出題されている。
図や表に関する出題にやや難度の高いものがみられ、資料集などにしか見られない内容も出題されている。
論述問題の出題頻度高い。
-対策-
論述問題については、簡潔にまとめるために的確な知識と表現力が要求される。問題集などを用いた論述対策をしておこう。
20~50字の簡潔な論述では何を重視して説明するかがポイント。複数の視点で考え、検討しよう。
教科書や資料の表・グラフ・図の特徴を把握。
模式図やグラフ描画問題にも対応できるよう、一度教科書や図表をうつして描いたり作図してみると良い。
考察・計算問題では受験生の知らない実験データも出題されるため、問題文を注意深く読み進める必要がある。
小論文・面接
<小論文(後期)>
英文問題120分
課題文2題に対し、100字~400字程度の小問数題がそれぞれ出題される。
過去問
・Science and Politics Are Inseparable(Nature 586,169-170,2020)
・Supporting Health Care Workers to Address Misinformation on Social Media(N Engl J Med 2022; 386:1683-1685)
・Nature Medicine, published online:27 Sep 2021
・ノーベル物理学賞に対するBBCのWebに掲載された記事
<面接>
形式
個人面接 10分程度 面接官2人
過去問
◆三重大学の志望理由
◆医師の志望理由
◆部活動について
◆右と左の違いを言葉で説明
◆深くかかわって一番感動したこと
◆今までの人生で何か成し遂げたこと
◆どんな医師になりたいか
◆将来は三重に残るか
◆地域で働く気はあるか
◆患者に信頼されるためには
◆体力維持のために何かやっていたか
◆三重大学のカリキュラムで印象に残っているもの
◆長所、短所
三重大学医学部の倍率
前期
2015年度 3.6倍
2016年度 4.9倍
2017年度 5.5倍
2018年度 5.3倍
2019年度 3.6倍
2020年度 4.0倍
2021年度 5.3倍
2022年度 5.2倍
後期
2015年度 15.0倍
2016年度 22.5倍
2017年度 15.4倍
2018年度 15.9倍
2019年度 13.8倍
2020年度 12.1倍
2021年度 18.3倍
2022年度 21.3倍
2024年 三重大学医学部医学科 合格上位高校
高田(三重)16人
四日市(三重)13人
津(三重)9人
東海(愛知)6人
伊勢(三重)6人
岡崎(愛知)5人
明和(愛知)4人
洛星(京都)4人
旭丘(愛知)3人
鈴鹿中教(三重)3人
三重(三重)3人
高槻(大阪)3人
金沢(神奈川)2人
一宮(愛知)2人
上野(三重)2人
津西(三重)2人
暁(三重)2人
四天王寺(大阪)2人
清風(大阪)2人
東大寺学園(奈良)2人
ラ・サール(鹿児島)2人
浦和明の星女子(埼玉)1人
西武学園文理(埼玉)1人
桐蔭学園(神奈川)1人
金沢泉丘(石川)1人
静岡(静岡)1人
名古屋大付(愛知)1人
向陽(愛知)1人
時習館(愛知)1人
豊田西(愛知)1人
西春(愛知)1人
日新西(愛知)1人
セントヨゼフ女子(三重)1人
彦根東(滋賀)1人
西京(京都)1人
洛南(京都)1人
大阪桐蔭(大阪)1人
金蘭千里(大阪)1人
清風南海(大阪)1人
白陵(兵庫)1人
郡山(奈良)1人
智辯奈良カレッジ(奈良)1人
奈良学園(奈良)1人
近畿大付新宮(和歌山)1人
智辯学園和歌山(和歌山)1人
2023年 三重大学医学部医学科 合格上位高校
高田(三重)14人
伊勢(三重)13人
四日市(三重)11人
津(三重)6人
旭丘(愛知)4人
東海(愛知)4人
滝(愛知)3人
三重(三重)3人
名古屋(愛知)2人
南山(愛知)2人
津西(三重)2人
暁(三重)2人
天王寺(大阪)2人
清風南海(大阪)2人
弘前(青森)1人
仙台第二(宮城)1人
春日部(埼玉)1人
渋谷教育学園幕張(千葉)1人
学芸大付(東京)1人
南多摩中教(東京)1人
学習院女子高等科(東京)1人
錦城(東京)1人
芝(東京)1人
高輪(東京)1人
浅野(神奈川)1人
武生(福井)1人
岐阜(岐阜)1人
鶯谷(岐阜)1人
磐田南(静岡)1人
浜松北(静岡)1人
富士(静岡)1人
岡崎(愛知)1人
国府(愛知)1人
向陽(愛知)1人
瑞陵(愛知)1人
千種(愛知)1人
半田(愛知)1人
松阪(三重)1人
鈴鹿中教(三重)1人
西京(京都)1人
洛北(京都)1人
洛星(京都)1人
茨木(大阪)1人
大手前(大阪)1人
金閣千里(大阪)1人
清風(大阪)1人
長田(兵庫)1人
甲陽学院(兵庫)1人
白陵(兵庫)1人
六甲学院(兵庫)1人
智辯奈良カレッジ(奈良)1人
帝塚山(奈良)1人
東大寺学園(奈良)1人
西大和学園(奈良)1人
近畿大付和歌山(和歌山)1人
宮崎大宮(宮崎)1人
開邦(沖縄)1人