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日本大学医学部入試 合格対策と勉強法

日本大学医学部の概要

私立大学(学校法人日本大学)

偏差値:65.0(45〜50位/医学部82校中)

日本大学医学部合格最低点
日本大学(N方式)第1期 満点:400点 対象:一次合格者(標準化)
2024年 点数:230.33点 %:57.6%
2023年 点数:227.41点 %:56.9% 
2022年 点数:231.6点  %:57.9%

日本大学(N方式)第1期 満点:550/580点 対象:総合格者(標準化)
2024年 点数:347.06点 %:63.1%
2023年 点数:344.86点 %:59.5% 
2022年 点数:354.6点  %:61.1%

日本大学(N方式)第2期 満点:400点 対象:一次合格者(標準化)
2024年 点数:240.73点 %:60.2%
2023年 点数:238.20点 %:59.6% 
2022年 点数:237.4点  %:59.4%

日本大学(N方式)第2期 満点:550/580点 対象:総合格者(標準化)
2024年 点数:357.53点 %:65.0%
2023年 点数:370.86点 %:63.9% 
2022年 点数:378.5点  %:65.3%

標準化得点(受験生の平均点を50点とする)で算出します。

共通テスト得点率:80%
ボーダーライン:64以上
定員:120名
医師国家試験合格率:新卒 2023年 84.6%、2022年 95.2%、2021年 87.9%
          全体 2023年 82.4%、2022年 90.2%、2021年 86.8%
現浪比 現役34名:1浪34名:2浪16名:3浪9名;その他13名(2023年度入学者データ)
男女比
【2023年度】男:64.1%、女:35.9%
【2022年度】男:68%、女:32%
【2021年度】男:67.2%、女:32.8%
【2020年度】男:65.2%、女:34.8%
【2019年度】男:60.1%、女:39.9%

医学部以外の設置学部:法学部、文理学部、経済学部、商学部、芸術学部、国際関係学部、危機管理学部、スポーツ科学部、理工学部、生産工学部、工学部、歯学部、松戸歯学部、生物資源科学部、薬学部

〒173-8610
東京都板橋区大谷口上町 30-1

アクセス
東武東上線「大山駅」より徒歩15分位
「池袋駅」西口より国際興業バス4番線の日大病院行きにて終点下車(25分位)
タクシーの場合 「池袋駅」西口より日大医学部(又は日大板橋病院」まで20分位
東京メトロ有楽町線「千川駅」より徒歩20分位

TEL:03-3972-8123 (医学部庶務課)

教育理念:醫明博愛
ADMISSION POLICY
(1)豊かな知識・教養に基づき社会に貢献する高い人間力を有する医師の育成。
(2)高い倫理観のもとに、論理的・批判的思考力を有し、世界へ発信できる学際的視野を持った研究者の育成。
(3)豊かな個性を引き出し、次世代リーダーを育成する熱意ある教育者を志す人材の育成を目指しています。

オープンキャンパス日程:8月1週目ごろ

日本大学医学部の学費

学納金(2023年度)
初年度:6,420,000円
入学金:1,000,000円
授業料:2,500,000円
教育充実費:1,000,000円
委託徴収金:70,000円
その他:1,850,000円
6年間の総額:33,380,000円
※日本大学医学部では、入学金と授業料以外にも、翠心後援会入会金、翠心後援会会費、校友会準会員会費、校友会正会員会費、医学会会費がかかってきます。
 翠心後援会会費、校友会準会員会費は在学中に毎年かかる費用です。また翠心後援会入会金と医学会会費は初年度のみ、校友会正会員会費は6年目のみにかかる費用となっています。
※翠心後援会費,校友会準会員会費は前期に納入、6年次の校友会正会員会費は後期に納入

日本大学医学部の入試情報

倍率(一般前期):9〜52倍前後
入試日程:前期試験:2月2週目ごろ

入試科目(一次試験)
数学(100)
理科(200)
外国語(100)
合計(400)

入試科目(二次試験)
数学(60)
外国語(60)
面接(30)
合計(150)

合格最低点:57〜62%前後
面接:面接官2~3人、受験生1人 15~20分程度
小論文:課題文読解型/800文字 60分

日本大学医学部の科目別受験対策・勉強法

日本大学医学部の試験問題の各科目ごとの傾向と対策を記します(2023年現在)。

英語

-傾向-
2014年から全問マークシート形式に変更され、自由英作文や単語を書く問題が無くなった。
読解問題は段落の主題を答える問題が無くなったため、同意表現と内容一致問題に重点が置かれるようになった。
文法、会話文、長文の3つに絞ることができる上、類問も数多く手に入る。
大問3の慣用句ではマイナーなものが出題されるが、ほとんどがGMARCHレベルの問題である。

-対策-
文法問題は、GMARCHレベルの過去問を空所補充と誤文訂正問題を中心に解いておこう。
2次試験の長文に難しい単語が含まれるため、標準以上の単語集で単語力を養っておく必要がある。
医系単語は一般的な知識で十分だが、英単語は多めに暗記しておいたほうが良い。

数学

-傾向-
大問6題。
試験時間75分。
最初の小問集合で各分野から均等に出題される。
記述式の問題では、極限・微積分の融合問題、図形問題に出題が集中している。
新課程以降後、2018年度入試に至るまで、データの分析及び複素数平面からの出題はない。

-対策-
網羅系問題集の復習後、日本大学医学部などの過去問演習を優先。
基本部分は網羅系問題集で複数回復習し、応用部分は受験予定校の過去問で実践的な演習をしよう。

物理

-傾向-
大問5題。
マークシート方式。
選択肢から選ぶ場合と計算で出した数値を答える形がある。
新課程になった2015年度以降は、力学、電磁気、波動、熱力学、原子から各1問とバランスのとれた出題となっている。
難易度は標準レベルの問題が中心。

-対策-
教科書の公式や基本枠を確認し、問題解法をマスター。
『セミナー物理基礎・物理』や『物理重要問題集』を基礎から発展問題まで繰り返し学習。
数学Ⅲの公式を積極的に活用しよう。円運動などに微積法を活用し、物理の近似計算も数学Ⅲの知識を活かす。
教科書や基本問題集から標準レベルまでの学習で、図を見て問題特徴を素早く把握。

化学

-傾向-
大問7題。
第1問から第7問まですべてマークシート形式となっている。
すべての問いに対して6~8個の選択肢が用意されている。
ほとんどの問題は標準的なレベルで構成されている。
無機の出題比率がやや高く、理論・無機・有機がバランスよく出題されている。
複雑な問題は多くないが、融合問題も多く出題されている。
大問数が多く、問題ごとに難易度に差がある。

-対策-
高難易度問題に対応する前に、高校の化学全範囲に対して標準的な問題を解けるスキルが必要。
『セミナー化学基礎+化学』や『リードα化学基礎+化学』のような問題集がおすすめ。
初回は「基本レベル」の問題を全て解き、誤答した問題を繰り返し確認すると良い。
受験予定医学部の過去問演習が可能になったら、早めのタイミングで演習に入ることがおすすめ。

生物

-傾向-
大問7題。
選択形式の設問が30題弱。
全問が選択肢の中から1つだけ選ぶ形式。
選択肢の数は10に及ぶ問題も多く、正誤問題も新しいものの組み合わせを選ばせる形式。
選択肢で図やグラフを選ぶ形式も出題されている。
各大問が特定テーマに沿って数問ごとまとめたれて出題される。
全分野の知識が満遍なく問われる。
発生、代謝、分子遺伝学に関わる応用的な考察・計算問題の比率が小さい一方、生態系、進化に関する問題も比較的に出題される。
空欄補充、正誤判断、実験考察、計算問題が存在し、実験考察は有名問題が多い。
計算問題は解答数値の候補が選択肢として提示されているうえ、数値が離れているので概算が可能。

-対策-
教科書と傍用問題集を使って基本事項をまずは押さえよう。
単元ごとに教科書を読み、問題集で定着を確認しよう。
間違った問題はチェックし、1週間後に再度確認。
有名実験や教科書+αの知識を様々な問題集を使って整理する。
同じ事項でも問われ方が異なる問題集を複数こなすことが重要。
過去問には秋に取り組む。普通の問題が多いが、時間配分の確認が重要。
生態系、進化、植物の反応などの分野にも取り組んでおこう。

小論文

※小論文の試験は実施されず、二次試験で数学と英語の筆記試験が実施される。
【二次試験の数学】記述式/大問3題/基礎~標準レベル(廃止になったA方式より解きやすい)
【二次試験の英語】マーク方式/長文3題/標準レベルだが、分量が多め。

面接

面接内容(質問内容・面接の進行など)
◆医師志望理由。日本大学志望理由。
◆出身地について。
◆家族について。
◆自分の長所と短所。短所については改善点も。
◆日本大学の他にどこを受験したか。
◆あなたが他人からどう見られているか予想しなさい。
◆社会の出来事の情報源は何か。最近の気になるニュースは何か(一般・政治経済の一つずつ)。
◆勉強はどれくらいしたか。ストレス発散法は。
◆得意科目と苦手科目。苦手科目はどうやって克服してきたか。
◆高校時代何をしてきたか。
◆浪人生活で一番つらかったこと。
◆何科の医師になりたいのか+その理由。
◆日大の二次試験に行くとき、駅のホームでおばあさんが倒れた。この電車に乗らないと試験に間に合わない。どうする?
◆がん患者に抗がん剤を打っても、悪くなるばかりで、そういう時どうするか?いずれ患者は亡くなるが、どうするか?
◆研修医とベテラン医師の待遇が同じだが、それはどう思うか?
◆不健康な生活をして健康な人と、健康な生活をしていて病気になった人の医療費は平等だけど、平等である必要はあるか?
◆本学の創立者を知っているか。
◆本学に来たのは初めてか、どのように感じたか。
◆人生で一番辛かったこと・嬉しかったこと。
◆高校の部活動での自分の役割について。
◆国際化が進む中での医師の役割について
◆友達とのトラブルを避けるために心がけていることはあるか。
◆ストレス発散法について。
◆ボランティアの経験、今後どんなボランティアをしたいか。
◆大学に入ってからどんなことがしたいか。
◆大学での活動以外で何かしたいことはあるか。
◆最近楽しかったこと、腹が立ったことについて。
◆SNSで気を付けていること。
◆感銘を受けた本について。
◆仕事は利益重視だけど医師は利潤が全てではない。そのギャップはどう感じるか。
◆医療問題をいくつか挙げ、それについて解決策を示せ。
◆医療ミスをしてしまったらどうするか。
◆病院内の他のスタッフにはどのような職種があると思うか。
◆少子化の原因と対策について。
◆働き方改革について、自分の労働条件が劣悪で体力的に限界に近いときどうするか。
◆現在、医師の過重労働が騒がれ、ワークライフバランスが求められているが、地方では医師や看護師が少なく実現するのは難しい状況がある。あなたならどうするか。
◆英語と医療の関わりについて。
◆トリアージは必要か、命は平等だと思うか。
◆災害時、母親と子供が怪我をしており、どちらか一方のみ助けられるならどちらを助けるか。
◆医療資源が乏しい時、ある望みの薄い高齢者から一度つけた人工呼吸器を外し、青年につけるべきか。
◆医療費が高額な治療法をどう扱うか。また、受けられる治療の格差はどうするか。
◆新型コロナウイルスの感染者が目の前にいたら医師としてどう対応するか。
◆チーム医療で求められること、それを養うために何が出来るか。
◆日本の医療レベルを海外との競争に負けないようにしていくには。
◆目標がない患者さんにどう接するか。
◆研究医と臨床医のどちらになりたいか。
◆自分が経験したことのないことを任されたらどうするか。
◆ワクチンの有効性の有無、副作用について。
◆マスクの有効性の有無。
◆友達から自分はどう思われていると思うか。
◆自分を『おでん』の具に例えると何か。その理由は。
◆医療界の問題点は「五大医療のうちどれに興味を持っているか」
①地域医療 ②災害医療 ③救急医療 ④小児医療 ⑤高齢者医療
◆もしあなたが医療ミスをしてしまったらどうするか。
◆今まで出会った嫌な医師について。
◆今日の感想。最後に何か言いたい事。

雰囲気・後輩へのアドバイスなど

◆圧迫面接とは言わないが、1つの回答に対してかなり突っ込んで聞かれる。
◆雰囲気はとても穏やか。一人ずつ質問するという感じ。
◆自分が話したことに対して、なぜ?とか、どう解決する?などと聞かれても素直に対応できれば大丈夫。
◆色々な年齢の人ともやっていけるか?
◆多浪生や再受験生は職歴をチェックされる。
◆理想の医師像、入学したら何がしたいかを明確にしておこう。
◆志望理由や、日本大学について、自分や家庭のことについて、社会トピックスに対する意見についての3つの分野から問われる。他大学の面接にも通じることであるが、普段からなぜ医師になりたいのかを考え、話題となっているニュースについて調べ、自分の考えをまとめておくこと。また、パンフレットなどを読み、日本大学の魅力についても話せるようにしておくこと。

一般選抜N全学統一方式の出願について

志願者本人の「主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度」を把握するため、以下の内容についてインターネット出願サイトのマイページに志願者自らが入力することを出願要件とする。また、この内容は面接時の参考資料として活用する。
【内容】
高等学校入学に相当する年齢からこれまでの間に「主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度」を持って活動・経験したことを通じて自分自身がどのように成長したか。
※文字数は100字以上500字以内とする
※入力した内容は、同一の出願登録画面で併願するすべての学部・学科(コース)および入学者選抜方式に適用する。

一般選抜N全学統一方式

多くの学部・学科を擁する日本大学ならではの受験方式で、学部・学科間併願だけではなく、同一学部の複数学科への併願が可能。
一回の受験で複数の学部・学科を併願することができるメリットがある。

*2022年度よりA個別方式を実施
*校友子女選抜も実施

日本大学医学部の倍率

2016年度 52.0倍
2017年度 50.0倍
2018年度 43.5倍
2019年度 22.2倍
2020年度 26.8倍
2021年度 26.2倍
2022年度 9.1倍

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