こんにちは、受験生のみなさん!
「やる気が出ない」
「勉強に集中できない」
…そんな悩み、ありませんか?
受験勉強は長く続く戦いです。
ですから、どんなに気合を入れて
受験勉強に取り組んでいても、
やる気がなくなる瞬間は必ずやってきます。
でも、心配しないでください。
やる気に頼らずに
勉強を続ける方法があるんです!
まず、
「やる気がなくても、とりあえず始めてみること」が大切です。
ファースト・フォー・ミニッツという法則が
心理学の世界ではあるらしいのですが、
要するに、とにかく最初の4分だけは、
やる気があろうとも、
やる気がなかろうとも、
小説家だったらペンを取って原稿用紙に迎え、
受験生だったらノートを教科書を開け、
ということです。
4分経ったらやめてもいい。
イヤイヤながらでも、
とにもかくにも4分間は、
「やってるフリ」でもいいから、
とにかく始める。
そう考えれば、
構えることなく
気楽に作業を開始することが
できると思います。
そして、やる気のない状態ではじめて、
4分経つと?
たいていの人は、
4分ではやめません。
4分では切り上げません。
3分あたりくらいから、
夢中になり初めています。
4分で止めようと思っていたところ、
気づけば1時間以上経っていた。
そういう人が多いことからも、
やる気があろうがなかろうが、
とにかくはじめてみるということが
大切だということがわかりますね。
あとは、習慣化ですね。
この「ファースト・フォー・ミニッツ」理論を
日々の学習習慣の中に
うまく取り入れてしまえば、
もう怖いものはありません。
勉強も、顔を洗ったり歯を磨いたりするのと同じように、
毎日の習慣にしてしまえば自然に体が動くようになります。
勉強が「習慣」になれば、
やらなければ落ち着かない状態にまで
持っていけるんです。
ただ、ここで注意していただきたいことがあります。
特にセッカチな人に対して。
たとえ学習の習慣が確立したとしても、
成果が出るまでにはどうしても時間がかかります。
このことはよく覚えておいてください。
1ヶ月や2ヶ月程度で劇的な変化を求めてしまうと、
その期待が裏切られることが多く、
モチベーションを失いやすいです。
でも、目指すべきは長期的な成績向上です。
コツコツと続けていく中で、
少しずつ知識が身につき、
やがて確かな自信へと変わっていきます。
最低でも3ヶ月は、待ちましょう。
最低でも、ですよ。
人によっては半年後かもしれませんし、
10ヶ月後かもしれません。
こればかりは神のみぞ知る、です。
だからこそ、
受験勉強を本格的に開始するタイミングは、
早ければ早いほど良いのです。
さて、もしこれから
受験勉強を習慣化しようと
本格的に考えている方がいらっしゃるとすれば、
どうせなら、効果がある方法を
取り入れた方が良いですよね?
これから提案したい
習慣化すると劇的に成績が上昇し、
しかも、大人になっても、
学んだことが忘れられない方法は、
ズバリ、音読です。
音読にはたくさんのメリットがあり、
勉強の土台を支えてくれます。
その効果の一部を列記してみましょう。
1. 記憶力の向上
声に出して読むことで脳の前頭前野が活性化し、
記憶力がアップします。
聞く・話す・読むという複数の感覚を刺激することで、
単に読んだだけよりも深く記憶に刻まれるんです。
2. 語彙力・読解力の向上
音読をすると文章の構造が頭に入りやすくなり、
自然と読解力も向上します。
医学部受験では難解なテキストを読み解く力が求められますが、
音読を繰り返すことでこの力がしっかり鍛えられていきます。
3. 勉強意欲の向上
言葉に出して読むと内容が頭に残りやすくなり、
勉強意欲がさらに高まります。
音読をすることで、
勉強の内容が自分に身近に感じられ、
理解しやすくなるため、
自然と意欲も湧いてきます。
4. リラックス効果
自分の声を聞くことで心が落ち着き、
ストレスが軽減されます。
医学部受験の厳しい環境でも、
このリラックス効果が
心の安定を保ってくれるのです。
他にもまだまだありますが、
そして、すべての教科や単元に
効果があるわけではありませんが、
暗記系の科目や単元に
うまく活用すれば、
これはもう、
大人になっても忘れません。
どうせ苦労して覚えるのであれば、
記憶に定着させ方が良いですよね。
もちろん音読は
周囲に配慮して行う必要がありますが、
自宅などで工夫すれば取り入れやすいです。
例えば、
夜寝る前に静かに音読するだけでも
リラックス効果が得られるので、
日々の習慣としても
取り入れやすいでしょう。
そして、勉強の「成果」が出るまで
「待つ」忍耐力も非常に重要です。
努力の結果が成績に現れるまでには、
どうしても時間がかかります。
ここでのポイントは、「すぐに結果を期待しない」こと。
地道に続けたことが、
数ヶ月後に大きな成果となって表れます。
こうした我慢強さや辛抱力が、
最終的に
合格・不合格を分かつ「人間力」となっていきます。
また、人に応援してもらうというのも続けるための秘訣です。
信頼できる友人やご家族に
「勉強の進捗を見てもらう役」を頼んでみましょう。
進捗を見守ってくれる人がいると、
「期待に応えたい」
「自分を信じてくれている人のためにも頑張りたい」
という思いが湧きます。
こうしたサポートが、
合格へのモチベーションをさらに強くしてくれますよ。
さらに、皆さんが目指す医師という職業は、
常に人の命と向き合い、
困難な状況でも冷静に対応することが求められます。
そのため、今ここで身につける忍耐力や習慣を継続する力が、
将来の医師としての礎になります。
たとえ困難があっても、
「自分は続ける力を持っている」と信じて
一歩一歩進みましょう。
私たちも、皆さんがコツコツと努力を積み重ね、
大きな成果を手にするその日を心から応援しています。
焦らず、今日も「まず始めること」を意識してみてください。