ラジカルアクセプタンスという言葉をご存知ですか?
これは、心理学の用語で、
「良いこと」「悪いこと」といった評価をせずに、
現在の状況をありのままに受け入れることを指します。
もう少し詳しく説明すると、
自分のコントロールできないこと
例えば、過去の出来事、他人の行動、自然災害など、
自分ではどうすることもできない出来事を、
あるがままに受け入れる。
嬉しい、悲しい、怒りといった感情も、
良い悪いと判断せずに、
その感情が今自分に起きているという事実を受け入れる。
抵抗せずに: 状況を変えようとしたり、
否定したりせず、
ただ現状を認める。
受験においては、
このラジカルアクセプタンス的態度は重要です。
模試、定期テスト、小テストの結果に、
いちいち過剰に反応し、
一喜一憂していては、
心に負担がかかります。
悪い結果の時は、
その原因を探し、
淡々と改善策を考える。
まずは、感情を働かせずに状況を受け入れることで、
その状況の中でできることに目を向けることができ、
より前向きな行動へと繋がります。
いきなりらジカルアクセプタンス的な状態で
受験に臨めといっても、
なかなか難しいことかもしれませんが、
この言葉、
頭の片隅に留めておいても損では無いでしょう。
以下のメリットがあるからです。
ストレスの軽減
心の平穏
自己成長
良好な人間関係
より豊かな人生
ラジカルアクセプタンスは、
決して諦めることではありません。
むしろ、現状を受け入れることで、
より良い未来に向かって進んでいくための
第一歩なのです。
医学部を志すみなさんは、
将来、医師、もしくは研究者を目指していると思います。
感情に左右される医師、
実験結果に感情的になる研究者。
どう思いますか?
受験のみならず、
心の平穏や良好な人間関係、
そして、より豊かな人生は、
むしろ、受験後にも
より一層必要とされる要素なのです。
ラジカルアクセプタンス。
ぜひ、この言葉を
頭の片隅に留めながら、
今日も受験勉強、頑張りましょう!