信州大学医学部の概要
国立大学(国立大学法人信州大学)
偏差値:65.0(25〜30位/医学部82校中)
共通テスト得点率:80%
二次試験合格最低得点率:71.3%
定員:120名
医師国家試験合格率
新卒 2023年 94.8%、2022年 96.1%、2021年 100%
全体 2023年 93.7%、2022年 94.7%、2021年 96.8%
男女比
【2023年度】男:68.3%、女:31.7%
【2022年度】男:66.7%、女:33.3%
【2021年度】男:59.2%、女:40.8%
【2020年度】男:56.7%、女:43.3%
【2019年度】男:66.7%、女:33.3%
医学部以外の設置学部
人文学部、教育学部、経法学部、理学部、工学部、農学部、繊維学部
信州大学医学部
TEL:0263-35-4600(代)
〒390-8621
長野県松本市旭3丁目1番1号
アクセス:JR篠ノ井線「松本」駅下車。バス(約15分)やタクシー(約10分)。
建学の理念
信州大学は、信州の豊かな自然、その歴史と文化、人々の営みを大切にします。
信州大学は、その知的資産と活動を通じて、自然環境の保全、人々の福祉向上、産業の育成と活性化に奉仕します。
信州大学は、世界の多様な文化・思想の交わるところであり、それらを理解し受け入れ共に生きる若者を育てます。
信州大学は、自立した個性を大切にします。
信州大学で学び、研究する我々は、その成果を人々の幸福に役立て、人々を傷つけるためには使いません。
オープンキャンパス日程:7月4週目ごろ
信州大学医学部の学費
学納金(2023年度)
初年度:817,800円
入学金:282,000円
授業料: 535,800円
教育充実費:-円
委託徴収金:-円
その他:-円
6年間の総額:3,496,800円
信州大学医学部の入試情報
倍率(一般前期):3〜9倍前後
入試日程:2月4週目の土日
大学入学共通テスト
国語(100)
数学(100)
理科(100)
外国語(100(20))
地歴公民(50)
合計(450)
個別試験(二次試験)
数学(150)
理科(150)
英語(150)
面接(150)
合計(600)
合格最低点:73〜82%前後
面接:集団面接 面接官3人、1グループ受験生4~6人 30分程度
(場合によって別途 個人面接を行う(10分))
信州大学医学部の二次試験の科目別受験対策・勉強法
信州大学医学部の試験問題の各科目ごとの傾向と対策を記します(2023年現在)。
英語
-傾向-
大問4題。
解答時間が90分。
読解力を求める問題が多く出題されている。
空欄補充問題、英問英答問題など出題形式が多い。
英文和訳や字数制限付きの内容説明等、記述式の設問も多く見られる。
例年〔1〕〔2〕〔4〕は読解総合問題、〔3〕は英問英答問題であったが、2019・2020年度の〔3〕は英作文を含む読解総合問題となった。
英作文以外は選択式であるが、設問文、選択肢ともすべて英語である。
英文のテーマは、科学・歴史・社会・文化など幅広い。
読解総合問題では、空所補充、内容説明、英文和訳、語句整序などが出題されており、字数制限つきの内容説明は、限られた字数でいかに的確に要約できるかが問われている。
空所補充は、空所前後の内容把握が問われるものと、文法・語彙の知識を問われるものがあり、後者は派生語や動詞の語形変化の知識も問われることが多い。
-対策-
構文は難解でなく、内容理解が中心であるため、初めに語彙力を高め、正確に読み取る力を養う。
正確に読めるようになったら速読に焦点を当てたトレーニングもしておくと良い。
平均して20分で1題解く必要があり、効率的な読解の練習が必要。
英文の正確な理解だけでなく、要約力が要求されるため、日頃から要約練習を行い、10~30字でまとめるコツを理解する。
英問英答、語句整序、テーマ英作文も出題。英文を正確に理解し、要約し、自分の言葉でまとめる力が必要。過去問を参考にしながら基本的な英作文練習が効果的。
数学
-傾向-
大問5題。小問が1.2問。
記述式。
難易度は標準レベル。応用問題もあるが、基本事項の積み重ねが主。
出題範囲の各分野から幅広く出題されているが、特にベクトルは毎年出題されている。
微・積分法を中心に、他の分野の思考力を問われる問題なども出題されている。
証明問題や図示問題も出題されている。
応用力。思考力を必要とする問題や、かなりの計算力を必要とする問題もあるが、全体的には標準的な問題が多い。
最期の複素数問題が難しい。
-対策-
教科書の基本的な公式・定理、基本例題の解法を徹底的なマスターが必要。
三角関数や微・積分法の公式や解法に焦点を当て、練習を通じて確実に自分のものにすることが大切。
「数学Ⅲ」の微・積分法など、計算力を要する問題にも対策が必要。
問題が数式だけでも、座標平面などを活用して図形的なアプローチを試みると解法の方針が見えることがある。図形的な意味を考えて定積分の計算を簡単に導き出すことも。
記述式の問題が全体を占め、証明問題が高い割合。計算式だけでなく、文章を使って根拠や理論を説明し、グラフや図を活用することが重要。
論理的な飛躍や矛盾のないように気をつけ、接続詞の適切な使い方を習得するため、教科書・参考書・過去問を活用して練習を行おう。
物理
-傾向-
試験時間が理科2科目で150分。
大問4題。
記述式。
力学、波動、電磁気、熱力学の各分野から1題ずつ出題されている。
過去には波動の代わりに原子が出題されたこともある。
問題量が多く、やや難しい問題が出題される。
それぞれの大問は、小問に分かれているパターンと文章中の空欄補充のパターンに分かれている。
問題文が長い。
小問が大問一つにつき10題程度に分かれていることがある。
解答はほぼ全て結果のみを書く形式で、グラフ等の描図問題も出題される年度もある。
-対策-
基本事項に関する問題が中心。物理法則や公式を理解し、暗記ではなく導出過程を理解することが重要。
過去には論述問題も出題されたことがあることから、対策としては用語の正確な使用と定義の理解が必要。
基本事項を理解するために、教科書傍用の問題集や基本問題集に取り組むことが大切。
グラフを描かせる問題が多く、簡潔に表現する難しさがあるため、教科書のグラフの意味を理解するだけではなく、実際に描きながら分かりやすく図示できるトレーニングを積もう。
結果のみを答える形式が多いため、計算ミスや式変形ミスを避けるために途中式を書く習慣をつける。問題演習を通じて速く正確な計算力を養っていこう。
化学
-傾向-
大問4題。
理論・無機・有機化学の幅広い範囲から出題される。
構造式などの図示を要求する問題が頻出。
難易度が基本〜標準レベルの問題が中心。
一部やや難しいと思われる問題も出題されるが、空所補充問題や計算過程も必要な計算問題が多く出題される。
多くの年度で50字程度の論述問題が数題出題されている。
基本的な法則や身近な現象を説明させたり、理由を書かせたりする論述問題が多い。
有機では、元素分析などから構造式を推定させたり、化学式、化学反応式を書かせたりする問題が出題されている。
無機では、化合物の反応や性質、合成法に関するものが多い。
実験器具や実験手順などについての問題もみられる。
計算問題では計算過程を求められることが多い。
年度によっては描図問題が出題されることもある。
-対策-
理論分野では教科書の暗記ではなく、理解と整理に重点を置こう。
基本公式の導出と説明を確認し、疑問が生じたら参考書を活用して正確に理解することに努めよう。
無機・有機分野では物質の性質や反応、周期表との関連、分離・精製、気体の発生、金属イオン、化学工業などの基本事項を教科書から整理するようにしよう。
有機化学では生化学・高分子分野も含め、自分でテーマを決めて理解をノートにまとめ、教科書と比較して不足を確認しよう。
化学反応式に慣れ、実験操作に積極的に取り組む。論述問題の演習を通じて文章力を養い、計算問題の対策として標準的な問題集を活用しよう。
計算過程の記述を練習し、実験装置やグラフの描写にも慣れる。平素から文章力の向上に努めることが重要。
生物
-傾向-
大問4題。
記述式。
それぞれの大問に20~150字の記述問題がある。
全体的にみると、生物の全分野にわたってバランスよく出題されているが、遺伝情報、体内環境、生態からの出題頻度が高い。
論述問題を中心に、選択・記述・計算・描図問題など多様な出題形式となっている。
論述問題は、字数制限付きのものが多い。
転写と翻訳、免疫、神経などの人体に関わる問題が頻出されている。
難易度は標準レベルの典型的な問題が中心だが、教科書の学習だけでは困難な問題が出題されることもある。
計算問題では、計算過程の記述を要求されることもある。
-対策-
標準的な問題が中心なので、まずは教科書で重要な用語を整理し、参考書や図説で理解を深めていこう。
論述力が得点に影響するため、過去問や論述問題集で時間制限つきで演習し、誤字・脱字に気を付ける。
キーワードを重視し、模範解答を基に自己添削して論述力を向上させる。
模式図やグラフを描く問題に備え、代表的な図を練習しておこう。
計算問題も教科書や参考書の演習を通じて繰り返し対策する。
教科書や参考書に載っている実験・探究活動について整理し、実験データからの考察や新たな実験の考え方を養おう。
小論文
実施なし。
信州大学医学部の面接対策
面接内容
医師をめざす理由
◆信州大を受験した理由
◆高校時代に打ち込んだこと・部活動について
◆信州はどんな印象か、長野に残るか
◆将来どのような医師になりたいか
◆志望する診療科
◆働き方改革と絡めて、どう働いていきたいのか
◆自分の長所と短所、趣味
◆事前に提出した志望調書に関する質問
◆気になった医療ニュース
◆延命治療についてどう考えるか
◆地域医療と救急医療について自由に意見を述べる
面接に臨む際のアドバイス
延命治療や地域医療についての意見を述べさせる質問では、受験生の回答に対し突っ込まれることがあるようです。
知っていることをだらだらと話してしまうと、まとまりのない印象になる上、突っ込まれやすくなってしまいます。
自分の意見を持ち、その軸からブレないように話を進めていくのが良いでしょう。
信州大学医学部の倍率
2015年度 9.0倍
2016年度 4.6倍
2017年度 5.6倍
2018年度 4.8倍
2019年度 6.3倍
2020年度 3.9倍
2021年度 5.0倍
2022年度 4.0倍
2024年 信州大学医学部医学科 合格上位高校
西(東京)6人
日比谷(東京)6人
松本深志(長野)6人
諏訪清陵(長野)5人
豊島岡女子学園(東京)4人
佐久長聖(長野)4人
松本秀峰中教(長野)4人
吉祥女子(東京)3人
上田(長野)3人
長野・県立(長野)3人
屋代(長野)3人
長野日大(長野)3人
浦和・県立(埼玉)2人
川越・県立(埼玉)2人
国立(東京)2人
海城(東京)2人
渋谷教育学園渋谷(東京)2人
長野吉田(長野)2人
東海(愛知)2人
仙台第二(宮城)1人
日立第一(茨城)1人
宇都宮(栃木)1人
前橋・県立(群馬)1人
四ツ葉学園中教(群馬)1人
大宮開成(埼玉)1人
千葉・県立(千葉)1人
市川(千葉)1人
筑波大付駒場(東京)1人
学芸大付(東京)1人
桜修館中教(東京)1人
立川(東京)1人
武蔵・都立(東京)1人
穎明館(東京)1人
江戸川女子(東京)1人
桜蔭(東京)1人
鷗友学園女子(東京)1人
錦城(東京)1人
巣鴨(東京)1人
世田谷学園(東京)1人
桐朋(東京)1人
東洋英和女学院(東京)1人
川和(神奈川)1人
大和(神奈川)1人
浅野(神奈川)1人
栄光学園(神奈川)1人
鎌倉学園(神奈川)1人
逗子開成(神奈川)1人
新潟(新潟)1人
金沢泉丘(石川)1人
伊那北(長野)1人
野沢北(長野)1人
可児(岐阜)1人
斐太(岐阜)1人
韮山(静岡)1人
浜松北(静岡)1人
岡崎(愛知)1人
半田(愛知)1人
海陽中教(愛知)1人
滝(愛知)1人
彦根東(滋賀)1人
堀川(京都)1人
洛南(京都)1人
豊中(大阪)1人
白陵(兵庫)1人
ノートルダム清心(広島)1人
宮崎大宮(宮崎)1人
昭和薬科大付(沖縄)1人
2023年 信州大学医学部医学科 合格上位高校
松本深志(長野)12人
長野・県立(長野)5人
西(東京)4人
湘南(神奈川)4人
諏訪清陵(長野)4人
国立(東京)3人
日比谷(東京)3人
海城(東京)3人
浦和・県立(埼玉)2人
学芸大付(東京)2人
桜蔭(東京)2人
女子学院(東京)2人
巣鴨(東京)2人
柏陽(神奈川)2人
伊那北(長野)2人
上田(長野)2人
屋代(長野)2人
佐久長聖(長野)2人
長野日大(長野)2人
東海(愛知)2人
札幌南(北海道)1人
日立第一(茨城)1人
水戸第一(茨城)1人
水城(茨城)1人
清真学園(茨城)1人
栃木(栃木)1人
高崎(群馬)1人
前橋女子(群馬)1人
伊奈学園総合(埼玉)1人
川越・県立(埼玉)1人
成東(千葉)1人
新宿(東京)1人
三鷹中教(東京)1人
麻布(東京)1人
鷗友学園女子(東京)1人
学習院女子高等科(東京)1人
駒場東邦(東京)1人
淑徳(東京)1人
成蹊(東京)1人
帝京大学(東京)1人
東京電機大学(東京)1人
豊島岡女子学園(東京)1人
八王子学園八王子(東京)1人
早稲田(東京)1人
浅野(神奈川)1人
逗子開成(神奈川)1人
聖光学院(神奈川)1人
桐光学園(神奈川)1人
フェリス女学院(神奈川)1人
長岡(新潟)1人
駿台甲府(山梨)1人
須坂(長野)1人
野沢北(長野)1人
松本秀峰中教(長野)1人
磐田南(静岡)1人
静岡(静岡)1人
藤枝東(静岡)1人
一宮(愛知)1人
岡崎(愛知)1人
菊里(愛知)1人
向陽(愛知)1人
瑞陵(愛知)1人
名古屋(愛知)1人
南山(愛知)1人
嵯峨野(京都)1人
洛星(京都)1人
清風南海(大阪)1人
愛光(愛媛)1人
ラ・サール(鹿児島)1人
N(沖縄)1人