東京医科歯科大学医学部の概要
国立大学(国立大学法人東京医科歯科大学)
偏差値:70.0(1〜5位/医学部82校中)
共通テスト得点率:88%
二次試験合格最低得点率:58.8%
定員:106名
医師国家試験合格率
新卒 2023年 96.1%、2022年 97.3%、2021年 100%
全体 2023年 96.2%、2022年 97.3%、2021年 99.0%
男女比
【2023年度】男:64.6%、女:35.4%
【2022年度】男:68.3%、女:31.7%
【2021年度】男:62%、女:38%
【2020年度】男:非公開
【2019年度】男:69.3%、女:30.7%
医学部以外の設置学部:歯学部
TEL:03-3813-6111
住所:東京都文京区湯島1-5-45
アクセス:湯島キャンパス・駿河台キャンパス
東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ水駅 下車
東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 下車
国府台キャンパス
京成線国府台駅 下車
JR市川線 下車
建学の理念
「知と癒しの匠」を創造することをミッションに掲げ、人々の健康と社会の福祉に貢献すること
オープンキャンパス日程:8月1週目ごろ
東京医科歯科大学医学部の学費
学納金(2023年度)
初年度:924,960円
入学金:282,000円
授業料:642,960円
教育充実費:-円
その他:-円
6年間の総額:4,139,760円
その他:東京医科歯科大学医学部では、入学金と授業料のほかにも、その他の徴収費用として106,240~155,950円かかります。
東京医科歯科大学医学部の入試情報
倍率(一般前期):3〜5倍前後
入試日程:2月2週目ごろ
後期試験:3月2週目ごろ
大学入学共通テスト
国語(40)
数学(40)
理科(40)
外国語(40)
地歴公民(20)
合計(180)
個別試験(二次試験)
数学(120)
理科(120)
外国語(120)
面接(-)
合計(360)
合格最低点:65〜69%前後
面接:面接官3人、受験生1人 5~10分程度
小論文:課題文読解型(英文による出題の場合あり)/120分
学校推薦型選抜詳細
方式:特別(学校推薦)Ⅰ
募集人数:5人
出願期間:10/25~11/7
入試日:12/10
基準:4.7
選考方法 大学入学共通テストを課す
推薦書、調査書、志望理由書、小論文、面接
2022年度結果
志願者数:38人、合格者数:3人、競争率:12.7
方式:地域特別枠(茨城)
募集人数:5人
出願期間:10/25~11/7
入試日:11/28・30
主な推薦要件:1浪まで
基準:4.3
選考方法 大学入学共通テストを課す
推薦書、調査書、志望理由書、小論文、面接
2022年度結果
志願者数:6人、合格者数:1人、競争率:6.0
方式:地域特別枠(長野)
募集人数:5人
出願期間:10/25~11/7
入試日:11/28・30
主な推薦要件:2浪まで
基準:4.3
選考方法 大学入学共通テストを課す
推薦書、調査書、志望理由書、小論文、面接
2022年度結果
志願者数:6人、合格者数:2人、競争率:3.0
方式:地域特別枠(埼玉)
募集人数:5人
出願期間:10/25~11/7
入試日:11/28・30
主な推薦要件:1浪まで
基準:4.3
選考方法 大学入学共通テストを課す
推薦書、調査書、志望理由書、小論文、面接
東京医科歯科大学医学部の二次試験の科目別受験対策・勉強法
東京医科歯科大学医学部の試験問題の各科目ごとの傾向と対策を記します(2023年現在)。
英語
-傾向-
大問6題。
例年大問3から6までを解くように指定されている。
難解な英字新聞などを題材とした理系分野の1000語を超える長文を読んだ上で、大問3に長文問題(内容一致問題)、大問4に記述問題(設問の答えを10~25語の英語で書く)、大問5に英文和訳問題、大問6に内容説明問題(400語以内の日本語で書く)となっている。
全て長文に関連した問題となっている。
全体的に記述形式の問題が多く、記述量も多い。
-対策-
一読で正しく理解できるようになるには、英文の構造・文法に精通し、骨組みとなる文型、それに付加される修飾語句・節の意味や役割を即座に見抜くことが必要である。
読解の問題演習や授業の予習の際には、使われている単語の意味や語法、文法事項の確認をしっかり行い、知識の充実を図ろう。
段落分けが細かい場合は、意味段落にまとめた上で要点をメモしてゆく習慣をつけると良い。
長文読解の助けになることもあるので、科学界で何が話題になっているのかを折に触れてチェックしておくと良い。
数学
-傾向-
大問3問。試験時間90分。
難易度はやや難しいレベルから、難しいレベル。
問題分長く、斬新な設定。融合問題が多い。
ボリュームは多め。
分野の偏り少ないが、確率、整数、数3微積、空間図形、空間ベクトルがやや頻出傾向。
-対策-
標準レベルの問題集で、各項目の頻出パターン問題を整理しておくとよい。その際、公式や定理、解法の手順などをしっかりと意識して学習することが重要である。特に、頻出の微・積分法においては、定石的な解法のほかに発展的な内容も整理しておくとよいだろう。さらに、標準以上の問題集で応用力を養っておくことも大切である。
数値計算はもちろんのこと、三角・対数関数を含む計算、等差・等比数列の和の計算、微・積分法の計算など、高校数学におけるすべての計算を速く正確にできるようにしておこう。
平面・空間図形や微・積分法の問題においては、図やグラフを利用することはきわめて重要である。
インプットは最低限に済ませ、早期にアウトプット演習へ移行していこう。下位旧帝大レベルから難度を上げ、最終的には最難関レベルの重厚な問題演習までこなしていこう。
物理
-傾向-
大問2題。試験時間120分。
力学1問、電磁気 or 波動で1問。※稀に原子、熱力学も過去出題。
難易度は標準〜やや難しめ。
思考力、計算力を要する高レベル問題も出題。
大問2問だが小問10問程度、後半は難易度が高い。
ボリュームはほどほど〜やや厳しめ。
-対策-
公式の導出過程や考え方・意味などを整理しながら理解し、物理的なイメージをつけておくこと。その上で標準的なレベル問題集を用い、繰り返し丁寧に演習を行おう。
物理量の間の関係をグラフ化する練習も必要である。
前半の小問を確実に正答するための基礎力、標準問題の解答力を身に着ける。
化学
-傾向-
大問3題。試験時間120分。
理論1問、有機1問、高分子1問が多い。
斬新な設定の問題も少なくない。
高分子で医学分野の出題もある。
難しいレベルの問題も出題。
-対策-
計算問題はその過程も要求されるので、問題演習をするときは、答えだけを求めるのではなく、途中の式をきちんと書く練習や、その式をつなぐ文章もしっかり記述する練習をしておこう。
グラフを読み取って考察る問題も多いので、グラフ問題の演習も必要である。
教科書によく出てくる反応式は書けるようにしておくこと。
医療分野に関連した具体的な実験を扱った問題がよく見られるので、暗記だけに頼らず、日頃から学校での実験に積極的に参加し、観察力や実験データの考察力を養うことも大切である。
主な有機化合物の構造・性質・反応・異性体などに関する基本事項はしっかりと身につけておくこと。天然有機化合物と合成高分子化合物も重要である。
構造決定の問題や異性体の問題についても練習を積んでおく必要がある。
生物
-傾向-
大問3題。試験時間120分。
出題分野に偏りあり。
あまり出題されないのは植物生理と生態。
一つの大問に複数分野のトピック。
設問の範囲は広い。
知識の論述問題が非常に多い。
リード文の長い考察問題も頻出。
仮設に対して自分で実験を設定、期待される結果について論述させる問題が毎年出題されている。
-対策-
記述式の問題集を駆使して論述問題の解答力を身につけていこう。
典型問題の出題少→標準問題対策は最低限。
図やグラフと関連づけて現象を理解することが不可欠である。図説や図の豊富な参考書で確認しながら学習するとよい。
遺伝は出題が少なく、特化した対策は不要。
新聞の科学欄など、医学・生物関連の記事や環境問題に関する事項に目を通すなどして、未知のテーマを扱った文章に対する読解力を身につけよう。
小論文
過去の出題
2017年度
井手英策著『経済の時代の終焉』
①②筆者と自分の見解を述べる。
黒井千次著『老いのかたち』
③④筆者の考えと、それを踏まえた自分の考えを述べる。
①300字、②400字、③200字、④400字 120分
2016年度
竹内敏晴『思想する「からだ」』
①②筆者の見解について論じる。
赤根敦『DNA鑑定は万全か その可能性と限界に迫る』
③④文中から情報を読み取り、⑤主張について考えを述べる。
①200字、②400字、③選択肢、④200字、⑤500字 120分
2015年度
山本義隆著『磁力と重力の発見』
①②筆者の意図と自分の考えを述べる2問に答える。
立川昭二著『病気の社会史 文明に探る病因』
③④筆者の考えと、それを踏まえた自分の考えを述べる2問に答える。
①200字、②600字、③250字、④400字 120分
2014年度
布施英利『構図がわかれば絵画がわかる』
①②筆者の意図と自分の意見を述べる2問に答える。
阿部恵一郎『精神医療過疎の町から』
③④筆者の考えと自分の考えを述べる2問に答える。
①250字、②400字、③200字、④400字 120分
東京医科歯科大学医学部の後期試験では、約15分間の面接を2回行われる。面接官の人数は5~7人に増え、前期試験とは雰囲気や質問内容が異なる。中途半端な回答をすると厳しく指摘されることもあるため注意が必要。
東京医科歯科大学医学部の後期試験の個別試験では、小論文と面接が課せられており、配点は小論文と面接がそれぞれ100点。
東京医科歯科大学医学部の倍率
2015年度 4.7倍
2016年度 4.8倍
2017年度 4.5倍
2018年度 4.2倍
2019年度 3.9倍
2020年度 4.3倍
2021年度 4.0倍
2022年度 3.8倍
面接
過去の面接試験の質問内容
◆1分程度で自己紹介
◆医師を志望した理由と時期
◆本学を志望した理由は何か
◆何科の医師になりたいか
◆臨床医と研究医どちらに興味があるか
◆トップレベルの技術を持つ医師と平凡な技術を持つ医師、どちらになりたいか
◆医師において気になる分野はありますか
◆調査書の内容について
◆高校生活はどのようだったか
◆高校行事の思い出について
◆学校行事の役割で得たもの
◆高校の部活動について
◆部活動をしていたことで、医学に役立ちそうなことはあるか
◆高校生活について1分で説明
◆高校での学年順位について
◆今までで一番辛かったことと嬉しかったことはなにか
◆自分の一番の長所について
◆リーダーをした経験はあるか、そこで何を学んだか
◆意見が対立したらどう解決するか
◆英語の勉強について
◆昨年はどこを受験したか
◆志望校の決定に際して誰にアドバイスをもらったか
◆興味のある医学、医療ニュースについて
◆併願校について
◆試験の出来について
◆大学に入って勉強以外でやりたいこと
◆大学に入って学びたいこと
※受験生によっては(あるいは後期試験では)、二次面接が課さられることがある。二次面接は面接官が6名となり、一時面接でどのようなことが聞かれたか、どう感じたか、回答した内容に付け加えることなどを聞かれる。
2024年 東京医科歯科大学医学部医学科 合格上位高校
桜蔭(東京)12人
筑波大付駒場(東京)7人
開成(東京)7人
筑波大付(東京)5人
麻布(東京)5人
日比谷(東京)4人
市川(千葉)3人
駒場東邦(東京)3人
豊島岡女子学園(東京)3人
武蔵(東京)3人
水戸第一(茨城)2人
昭和学院秀英(千葉)2人
海城(東京)2人
渋谷教育学園渋谷(東京)2人
女子学院(東京)2人
白百合学園(東京)2人
広尾学園(東京)2人
早稲田(東京)2人
灘(兵庫)2人
ラ・サール(鹿児島)2人
江戸川学園取手(茨城)1人
浦和第一女子(埼玉)1人
栄東(埼玉)1人
船橋・県立(千葉)1人
渋谷教育学園幕張(千葉)1人
国立(東京)1人
戸山(東京)1人
三田(東京)1人
三鷹中教(東京)1人
芝(東京)1人
東京都市大付(東京)1人
雙葉(東京)1人
湘南(神奈川)1人
横浜翠嵐(神奈川)1人
栄光学園(神奈川)1人
サレジオ学院(神奈川)1人
洗足学園(神奈川)1人
長岡(新潟)1人
長野・県立(長野)1人
佐久長聖(長野)1人
多治見北(岐阜)1人
静岡(静岡)1人
浜松北(静岡)1人
日大三島(静岡)1人
浜松日体(静岡)1人
岡崎(愛知)1人
大阪教大付天王寺(大阪)1人
北野(大阪)1人
奈良学園(奈良)1人
西大和学園(奈良)1人
岡山朝日(岡山)1人
大津緑洋(山口)1人
八女学院(福岡)1人
2023年 東京医科歯科大学医学部医学科 合格上位高校
桜蔭(東京)11人
聖光学院(神奈川)5人
渋谷教育学園幕張(千葉)4人
筑波大付駒場(東京)3人
海城(東京)3人
暁星(東京)3人
駒場東邦(東京)3人
豊島岡女子学園(東京)3人
灘(兵庫)3人
筑波大付(東京)2人
麻布(東京)2人
芝(東京)2人
女子学院(東京)2人
桐朋(東京)2人
武蔵(東京)2人
横浜翠嵐(神奈川)2人
愛光(愛媛)2人
北嶺(北海道)1人
仙台第二(宮城)1人
仙台二華(宮城)1人
山形東(山形)1人
常総学院(茨城)1人
中央中教(群馬)1人
前橋・県立(群馬)1人
大宮(埼玉)1人
学芸大付(東京)1人
桜修館中教(東京)1人
日比谷(東京)1人
両国(東京)1人
渋谷教育学園渋谷(東京)1人
昭和女子大付昭和(東京)1人
白百合学園(東京)1人
巣鴨(東京)1人
聖心女子学院(東京)1人
東京都市大付(東京)1人
広尾学園(東京)1人
雙葉(東京)1人
本郷(東京)1人
相模原中教(神奈川)1人
栄光学園(神奈川)1人
サレジオ学院(神奈川)1人
湘南白百合学園(神奈川)1人
横浜雙葉(神奈川)1人
伊那北(長野)1人
上田(長野)1人
屋代(長野)1人
海陽中教(愛知)1人
東海(愛知)1人
南山(愛知)1人
西京(京都)1人
西大和学園(奈良)1人
岡山操山(岡山)1人
敬愛(福岡)1人