富山大学医学部の概要
国立大学(国立大学法人富山大学)
偏差値:62.5(45〜50位/医学部82校中)
共通テスト得点率:79%
二次試験合格最低得点率:58.1%
定員:110名
医師国家試験合格率
新卒 2023年 97.3%、2022年 94.2%、2021年 97.2%
全体 2023年 95.1%、2022年 89.9%、2021年 95.5%
男女比
【2023年度】男:58.5%、女:41.5%
【2022年度】男:53.8%、女:46.2%
【2021年度】男:61%、女:39%
【2020年度】男:51.4%、女:48.6%
【2019年度】男:64.8%、女:35.2%
医学部以外の設置学部
人文学部、教育学部、経済学部、理学部、薬学部、工学部、芸術文化学部、都市デザイン学部
TEL:076.434.2281(代表)
〒930-0194
富山県富山市杉谷2630
アクセス:JR富山駅からバスで30分
建学の精神
人文社会科学、自然科学、生命科学を総合した特色ある国際水準の教育及び研究を行い、人間尊重の精神を基本に高い使命感と創造力のある人材を育成し、地域と国際社会に貢献するとともに、科学、芸術文化、人間社会と自然環境との調和的発展に寄与する。
オープンキャンパス日程:8月1週目ごろ
富山大学医学部の学費
学納金(2023年度)
初年度:817,800円
入学金:282,000円
授業料:535,800円
6年間の総額:3,496,800円
その他
学生研究災害傷害保険(学研災):4,800円 (6年間)
学研災付帯学生生活総合保険(学研賠):2,040~3,000円 (6年間)
学生寮:月額15,000円~25,000円 (6年間)
富山大学医学部の入試情報
倍率(一般前期):2〜6倍前後
入試日程:前期試験:2月4週目の土日
大学入学共通テスト
国語(200)
数学(200)
理科(200)
外国語(200(40))
地歴公民(100)
合計(900)
個別試験(二次試験)
数学(200)
理科(200)
外国語(200)
面接(100)
合格(700)
合格最低点:64〜77%前後
面接面接官3人、受験生4人 40分程度
小論文:課題文読解型/100~800文字 120分
学校推薦型選抜詳細
方式:学校推薦Ⅱ(地域枠)
募集人数:15人
出願期間:11/16~11/28
入試日:12/19
選考方法 大学入学共通テストを課す
推薦書、調査書、志望理由書、小論文、面接
2022年度結果
志願者数:39人、合格者数:15人、競争率:2.6
富山大学医学部の二次試験の科目別受験対策・勉強法
富山大学医学部の試験問題の各科目ごとの傾向と対策を記します(2023年現在)。
英語
-傾向-
大問2~3題。
試験時間は90分。
長文読解や要約、和訳、英訳、自由英作文と総合的に出題される。
語彙レベルなどは標準的。
-2023年度入試 英語の出題傾向-
大問1
分野:読解
長文の種類:医療系
テーマ:がん治療における「The first cell」の重要性
出題形式:語句整序・空所補充・同意表現・内容説明(10語)、敵文補充、要約文完成、内容一致
大問2
分野:読解・自由英作文
長文の種類:福祉系
テーマ:児童養護施設の教育プログラム
出題形式;自由英作文(意見論述250語)
-2023年度入試解説-
2023年度の入試問題は、2つの大問で構成されていた。
第一問は、がん治療の研究に関する医療系の長文である。筆者と研究者の会話形式で展開され、がんに関する専門的な内容が数多く含まれていた。そのため、内容も設問も高度なものであったと言える。
第二問は、児童養護施設の教育プログラムに関する長文であった。この問題では、読者に考えさせるようなテーマが扱われており、社会的な視点が求められた。
いずれの問題も、空所補充や英作文など、多様な形式の設問が出題された。特に、250語の自由英作文では、自分の意見を論理的に展開する能力が試された。
富山大の英語を攻略するためには、いくつかのポイントを押さえておく必要がある。
第一に、専門用語の理解が不可欠である。特に、第一問では医療に関する専門用語が数多く登場するため、事前に調べておくことが望ましい。
第二に、論理的な思考力が求められる。文章の構造を把握し、論理的な流れを追う練習をすることが重要である。
第三に、多様な問題形式に対応できる力を養う必要がある。様々な形式の問題を解くことで、読解力と応用力を高めることができる。
第四に、自分の考えを的確に表現できる能力が求められる。語彙力や文法力を強化し、自分の意見を論理的に展開できるよう、普段から練習することが重要である。
まとめると、2023年度の入試は、専門知識と論理的思考力、そして自分の考えを表現する力が求められたと言える。これらの力を高めるために、普段から様々な文章を読み、問題を解く練習を積み重ねることが重要である。
-対策-
自由英作文の文字量が多いため(200ワード程度)早い段階から対策をした方が良い。
なるべく添削指導を受けながら、200words前後を短時間で書く練習をしよう。
数学
-傾向-
大問4題。試験時間は120分。
難易度は標準~やや難レベル。大問後半になるほど難度が上がり計算力より思考力を問う問題が多い。
偏りはあまり無いが、式と証明、数Ⅱ微積は頻出である。
高校数学全般から満遍なく標準的な問題が出題される。
-対策-
地方国公立レベルや下位旧帝大レベルの問題集でアウトプットの練習を行おう。
物理
-傾向-
大問3題。
第1問が力学、第2問が電磁気。第3問は主に波動または熱力学から出題されている。
原子の出題頻度は少なく、直近では2022年の他学部の後期日程で出題された程度。
融合問題の出題もある。
平易な問題か難解な問題まで細かく段階を分けて出題されている。
知識的には標準的な問題が中心だが、複数のテーマを組み合わせた出題などもある。
文字式の計算問題を中心に、空所補充、グラフ選択、描図問題が出題されている。大問ごとの後半に1題は途中過程を記述する問題があるのも特徴的である。
-対策-
『重要問題集』『名門の森』等の標準的な問題集を何周もしながら弱点を潰していくと良い。
余裕があれば難易度の高いの問題集も効果的。高得点勝負のため、ケアレスミスが大きなダメージに繋がりかねないので、本番ではしっかり見直しをしよう。
化学
-傾向-
大問4題で理論・無機から2題、有機から2題が出題されることが多い。語句や計算問題に加え、論述問題も出題される。
全体的に基本~標準レベルの計算問題や空所補充問題が出題されているが、やや難レベルの問題も散見される。
実験考察や化学現象の理由を説明する100~200字での論述が数題あり、特に合成高分子で論述問題が出題されやすいことが特徴。
-対策-
計算過程を書く計算問題が数問あるので、解答を見て解き方だけでなく、答案の書き方もトレーニングしておこう。
空欄補充の問題対策として、教科書などの語句をしっかりと理解しておこう。
生物
-傾向-
大問5題。
幅広い分野から出題される。知識問題と考察問題がバランスよく配分されている。
全体的に標準レベルではあるが、一部では細かい知識が問われる問題も含まれている。
10~120字程度の論述問題が各大問で数題出題されている。
計算問題は例年1~3題程度は出題されている(2023年は1題のみ)。
総合問題として大問1つの中で複数の範囲の知識が問われることも多い。
-対策-
『生物用語の完全制覇』等が有用だが旧課程から改訂されていないため、『ランク別生物一問一答』等も有用か。論述問題対策で『生物 記述論述問題の完全対策』も。
考察問題はほとんどが典型問題となっている。『大森徹の最強問題集』、『基礎問題精講』が効果的である。
面接
形式
集団面接・討論 1グループ4人40分、面接官:3人
過去問
集団面接
◆医学部志願者の増加と医師志望理由とを合わせて論理的に説明
◆自己紹介書について
◆メディア・リテラシーの具体的な手段
◆受験勉強のモチベーションの保ち方
◆SGHの活動ではどんなことをやったのか
◆なぜその部活動に入ったのか
集団討論
◆将来自分ががんになるか分かる検査を医師として患者に推奨するか否か、賛成2人、反対2人に分かれて討論
◆在宅介護と施設介護について、2組に分かれ、5分程度ずつ立場を交代して自由に討論
◆オリンピックの選手の選び方は複数回で決めた方が良いか、1回の大会の結果で決めるのが良いか、途中で立場を入れ替えて討論
富山大学医学部の倍率
前期
2015年度 2.7倍
2016年度 5.4倍
2017年度 5.2倍
2018年度 5.2倍
2019年度 5.5倍
2020年度 4.1倍
2021年度 3.6倍
2022年度 3.1倍
後期
2015年度 16.2倍
2016年度 11.9倍
2017年度 16.8倍
2018年度 11.0倍
2019年度 16.3倍
2020年度 15.1倍
2021年度 18.9倍
2024年 富山大学医学部医学科 合格上位高校
富山中部(富山)12人
富山(富山)9人
高岡(富山)8人
片山学園(富山)5人
金沢泉丘(石川)4人
旭丘(愛知)3人
前橋女子(群馬)2人
桜蔭(東京)2人
新潟(新潟)2人
砺波(富山)2人
仙台第一(宮城)1人
茨城(茨城)1人
鹿島学園(茨城)1人
前橋・県立(群馬)1人
浦和第一女子(埼玉)1人
川越・県立(埼玉)1人
開智(埼玉)1人
川越東(埼玉)1人
淑徳与野(埼玉)1人
佐原(千葉)1人
船橋・県立(千葉)1人
市川(千葉)1人
芝浦工大柏(千葉)1人
学芸大付(東京)1人
桜修館中教(東京)1人
国立(東京)1人
国分寺(東京)1人
戸山(東京)1人
日比谷(東京)1人
富士(東京)1人
麻布(東京)1人
開智日本橋学園(東京)1人
攻玉社(東京)1人
巣鴨(東京)1人
成蹊(東京)1人
青稜(東京)1人
豊島岡女子学園(東京)1人
武蔵(東京)1人
立教女学院(東京)1人
新潟第一(新潟)1人
福岡(富山)1人
金沢桜丘(石川)1人
星稜(石川)1人
高志(福井)1人
上田(長野)1人
長野・県立(長野)1人
松本深志(長野)1人
松本秀峰中教(長野)1人
岐阜北(岐阜)1人
鶯谷(岐阜)1人
向陽(愛知)1人
明和(愛知)1人
滝(愛知)1人
高田(三重)1人
西京(京都)1人
京都共栄学園(京都)1人
京都先端科学大付(京都)1人
大手前(大阪)1人
高津(大阪)1人
清風(大阪)1人
帝塚山学院泉ヶ丘(大阪)1人
東大寺学園(奈良)1人
近畿大付和歌山(和歌山)1人
筑陽学園(福岡)1人
福岡大付大濠(福岡)1人
2023年 富山大学医学部医学科 合格上位高校
富山中部(富山)19人
片山学園(富山)9人
高岡(富山)6人
富山(富山)4人
旭丘(愛知)3人
宇都宮(栃木)2人
新潟(新潟)2人
金沢泉丘(石川)2人
松本深志(長野)2人
岡崎(愛知)2人
名古屋(愛知)2人
南山(愛知)2人
北野(大阪)2人
太田・県立(群馬)1人
高崎(群馬)1人
前橋・県立(群馬)1人
前橋女子(群馬)1人
浦和・県立(埼玉)1人
浦和第一女子(埼玉)1人
春日部(埼玉)1人
浦和明の星女子(埼玉)1人
栄東(埼玉)1人
佐倉(千葉)1人
渋谷教育学園幕張(千葉)1人
東邦大付東邦(千葉)1人
立川国際中教(東京)1人
戸山(東京)1人
日比谷(東京)1人
海城(東京)1人
暁星(東京)1人
成蹊(東京)1人
東京女学館(東京)1人
桐朋(東京)1人
湘南(東京)1人
茅ヶ崎北陵(神奈川)1人
横浜翠嵐(神奈川)1人
浅野(神奈川)1人
サレジオ学院(神奈川)1人
魚津(富山)1人
呉羽(富山)1人
砺波(富山)1人
金沢大付(石川)1人
金沢桜丘(石川)1人
甲府西(山梨)1人
上田(長野)1人
長野・県立(長野)1人
屋代(長野)1人
磐田南(静岡)1人
一宮(愛知)1人
刈谷(愛知)1人
瑞陵(愛知)1人
千種(愛知)1人
海陽中教(愛知)1人
洛星(京都)1人
洛南(京都)1人
近畿大付(大阪)1人
須磨学園(兵庫)1人
六甲学院(兵庫)1人
奈良(奈良)1人
西大和学園(奈良)1人