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筑波大学医学部入試 合格対策と勉強法

筑波大学医学部の概要

国立大学(国立大学法人筑波大学)

偏差値:55.0(15〜20位/医学部82校中)
共通テスト得点率:83%
二次試験合格最低得点率:74.5%
定員:140名

医師国家試験合格率
新卒 2023年 96.3%、2022年 99.3%、2021年 100%
全体 2023年 95.6%、2022年 99.3%、2021年 97.2%

男女比
【2023年度】男:65.5%、女34.4%
【2022年度】男:64.5%、女35.5%
【2021年度】男:64.2%、女35.8%
【2020年度】非公開
【2019年度】非公開

医学部以外の設置学部
人文・文化学群、社会・国際学群、人間学群、生命環境学群、理工学群、情報学群、体育専門学群、芸術専門学群

029-853-3900(代表)

茨城県つくば市天王台1丁目1-1

アクセス
つくばエクスプレス利用
秋葉原駅から快速で約45分、つくば駅で下車
つくば駅に隣接するバスターミナル「つくばセンター」で「筑波大学循環
(右回り)」行きバスに乗り換え、約10分(筑波大学病院入口で下車)

JR常磐線利用
上野から約1時間、ひたち野うしく、荒川沖または土浦で下車、各駅から
「つくばセンター」行バスで30~35分、つくばセンターで「筑波大学循環
(右回り)」行きバスに乗り換え、約10分(筑波大学病院入口で下車)

建学の精神
国内外の教育・研究機関及び社会との自由,かつ,緊密なる交流連係を深め,学際的な協力の実をあげながら,教育・研究を行い,もって創造的な知性と豊かな人間性を備えた人材を育成するとともに,学術文化の進展に寄与することを目的とする。

オープンキャンパス日程:8月1週目ごろ

筑波大学医学部の学費

学納金(2023年度)
初年度:817,800円
入学金:282,000円
授業料:535,800円
教育充実費:-円
委託徴収金:-円
6年間の総額:3,496,800円
※宿舎費⽤は、単身用宿舎費(月額)15,380円~31,170円、 世帯用宿舎費(月額)29,117円~33,826円となっています。 単身用だけでなく世帯用宿舎も用意されているのが特徴です。

筑波大学医学部の入試情報

倍率(一般前期):2〜5倍前後
入試日程:2月4週目の土日

大学入学共通テスト
国語(200)
数学(200)
理科(200)
英語(200(40))
地歴公民(100)
合計(900)

個別試験(二次試験)
数学(300)
理科(300)
英語(300)
面接(500)
合計(1400)

合格最低点:74〜83%前後
面接:面接官2人、受験生1人10分程度×2回

学校推薦型選抜詳細

学部(学科):医学群(医学類)
方式:一般推薦
募集人数:44人
出願期間:10/24~11/8
入試日:11/29・30
基準:4.3
選考方法:英語、数学、理科に履修要件あり。推薦書、調査書、志望の動機、活動報告書、適性試験、小論文
2022年度結果
志願者数:220人、合格者数:46人、競争率:4.8

筑波大学医学群医学類の一般試験における「適性検査」の配点は下記の通りです。
適性試験Ⅰ:300点
適性試験Ⅱ :200点

方式:地域枠推薦
募集人数:18人
出願期間:10/24~11/8
入試日:11/29・30
主な推薦要件:1浪まで
    基準:4.3
選考方法 英語、数学、理科に履修要件あり。推薦書、調査書、県の調査書、志望の動機、適性試験、小論文
2022年度結果
志願者数:69人、合格者数:18人、競争率:3.8

筑波大学医学部の二次試験の科目別受験対策・勉強法

筑波大学医学部の試験問題の各科目ごとの傾向と対策を記します(2023年現在)。

英語

-傾向-
大問3題。試験時間は120分。
英語長文2題+英作文となっている。
英文和訳の出題は滅多にない。
内容説明・内容一致・空欄補充・語句整序など多様な形式で出題。
長文は、各大問で700~1000程度の説明文・評論文が出題。
他学部と同様の出題傾向なので、医学用語もほとんどなく標準的な語彙レベルである。
英作文は、基本はテーマに対する意見論述(80~100語程度)。
融合問題が出題されたり、賛成・反対両方について意見を書かせる問題が出題される。

-対策-
長めの英文読解をコンスタントにこなすことで長文の基礎体力作りをしよう。
様々なタイプの自由英作文に取り組み、慣れておこう。

数学

-傾向-
大問5題。試験時間は120分。
大問1~3はIAIIBで全問必答、大問4~6はIIIで2問選択できる形式(4:微積、5:極限、6:複素数平面)
難易度は標準。数3の選択問題に当たりはずれアリ。
ボリュームはほどほど。

-対策-
公式・重要事項の理解を徹底させよう。
例題で活用方法を確認し、標準的な問題に練習を積むようにする。
公式や定理の覚えだけでなく、証明できるように練習する。他大学の傾向も把握するとよい。
計算力向上のため、演習で正確な計算力を養おう。
記述は数式の羅列ではなく、筋道の通った論理的な回答を心がけよう。
図示問題への対策として、正確な図を描く習慣を身につけよう。
計算ミスへの対策として、計算ミスがあれば振り返り、ミスを明確にし、同じミスを避ける努力が必要となる。
標準的な問題集で解法インプット。スピードアップのため周回。やや難易度の高い問題集も可。

物理

-傾向-
大問3題。試験時間は120分(理科2科目)
力学と電磁気は確定で出題。残り2問は、波動・熱・原子のいずれかで出題されている。
難易度は標準で、ボリュームも程ほどなどで余裕を持って時間配分できるはず。

-対策-
問題は簡単な計算から描図、証明まで幅広く、基本的な物理的概念が重視される。
標準~やや平易な問題が多いが、公式暗記だけでは不足。
標準レベルの問題集を1冊完成させる。苦手分野を作らないバランスの良い勉強をするようにしよう。
教科書を論理的に理解し、公式だけでなく物理的思考を身につけることを心がけよう。
問題演習では答えだけでなく、論理的に説明できる表現力を養おう。

化学

-傾向-
大問3題(理論2問、有機1問)。
無機・高分子の出題は少ない。
難易度は標準。

-対策-
最も重要なのは理論で、標準的な問題を全分野にわたってスムーズに解けるかどうかが鍵となる。
トータルの計算量が多いため、ケアレスミスに注意。
試験前に全問題確認し、解答可能な問題から着手しよう。
理論分野は標準的なものが多いが、難問対策も必要。
計算式や反応速度、化学平衡の複雑な内容に備え、対策を充実させる。
無機分野と理論の連携が多いため、物質の理解を確実にする。
よほど化学に自信のある受験生以外は、満点を狙う必要がない。したがって難問に手を出すのを我慢することも大事。

生物

-傾向-
大問4題。
出題範囲に偏り。進化と系統は必ず出題されているので厚めの対策を。生態・神経も頻出。
前半は知識問題メイン、後半は実験考察問題がメイン。
知識問題で最低限の点数を確保し、考察問題でアドバンテージ取れるのが理想。
対策:標準的な問題集終了後、考察系問題集も必要。
遺伝の分野も余裕があれば取り組んでおきたいところ。
基本的な知識の暗記だけではなく考察力が重視される。
論述問題が必須で、具体例や理由の説明が求められる。

-対策-
暗記のみに頼らず、教科書を理解し、用語・概念を暗記だけでなく本質的に理解するように努めよう。
計算問題や描図問題も注意しよう。また、描図問題に備え、代表的な図は描けるように対策していこう。

SCTテスト

SCTテスト(Sentence Completion Technique)という文章完成法テストがある。
筑波大学の場合は試験時間は60分。

SCTテストでは、出題される短いフレーズの先の文章を考えて書く試験形式。

出題例
子供の頃、私は・・・
私の宝物は・・・
私は家で・・・
女とは・・・
男とは・・・
といったような短文の続きを考えて書く試験。

MMIは、「Multiple Mini Interview」の略
過去に聞かれた質問(過去問)

・医師の志望理由、きっかけ
・筑波大学医学群医学類の志望理由
・茨城の医療問題
・地方でなく筑波の理由
・高校時代頑張ったこと

MMIと呼ばれる「もしも〇〇な状況だったら、あなたはどうしますか?

過去に出題された問題(過去問)としては (一部)

・友達が泣いており、泣いている理由を尋ねると母親が癌だった。あなたはどんな言葉をかけますか?状況などを含めて説明しなさい。
・友人と勉強しているときに、友人が将来の進路について迷っていた。あなたはどんな言葉をかけますか?
・あなたは、筑波大生のとある研究室に所属しています。そこで、教授にとある実験をやるように言われましたが、あなたは教授の示した実験手順よりも早い方法を思いつきました。あなたはどうしますか?

共通試験・2次試験で高得点を取ったにも関わらず、適性試験でが振るわず不合格になってしまった受験生も実際にいるので、対策は必須。

筑波大学医学部の倍率

2015年度 4.4倍
2016年度 5.0倍
2017年度 4.9倍
2018年度 4.7倍
2019年度 3.1倍
2020年度 2.4倍
2021年度 3.6倍
2022年度 3.0倍

2024年 筑波大学 医学群医学類 合格上位高校

並木中教(茨城)6人
水戸第一(茨城)6人
土浦第一(茨城)5人
江戸川学園取手(茨城)5人
渋谷教育学園幕張(千葉)5人
桜蔭(東京)4人
日立第一(茨城)3人
浦和・県立(埼玉)2人
開智(埼玉)2人
千葉・県立(千葉)2人
船橋・県立(千葉)2人
麻布(東京)2人
暁星(東京)2人
巣鴨(東京)2人
豊島岡女子学園(東京)2人
広尾学園(東京)2人
本郷(東京)2人
武蔵(東京)2人
高田(三重)2人
白陵(兵庫)2人
北嶺(北海道)1人
仙台青陵中教(宮城)1人
仙台二華(宮城)1人
竹園(茨城)1人
常総学院(茨城)1人
水城(茨城)1人
太田・県立(群馬)1人
太田女子(群馬)1人
大宮(埼玉)1人
越谷北(埼玉)1人
浦和明の星女子(埼玉)1人
東葛飾(千葉)1人
市川(千葉)1人
学芸大付(東京)1人
青山(東京)1人
九段中教(東京)1人
立川国際中教(東京)1人
戸山(東京)1人
西(東京)1人
日比谷(東京)1人
富士(東京)1人
武蔵・都立(東京)1人
両国(東京)1人
海城(東京)1人
開成(東京)1人
駒場東邦(東京)1人
淑徳巣鴨(東京)1人
中央大付(東京)1人
東京都市大付(東京)1人
桐朋(東京)1人
三田国際学園(東京)1人
早稲田(東京)1人
金沢(神奈川)1人
相模原中教(神奈川)1人
桐蔭学園(神奈川)1人
高岡(富山)1人
富山中部(富山)1人
松本深志(長野)1人
静岡(静岡)1人
東海(愛知)1人
福知山(京都)1人
大阪星光学院(大阪)1人
金蘭千里(大阪)1人
長田(兵庫)1人
灘(兵庫)1人
AICJ(広島)1人
修道(広島)1人
東福岡(福岡)1人
明治学園(福岡)1人
熊本(熊本)1人
ラ・サール(鹿児島)1人
昭和薬科大付(沖縄)1人

2023年 筑波大学医学群医学類 合格上位高校

水戸第一(茨城)8人
土浦第一(茨城)6人
江戸川学園取手(茨城)5人
竹園(茨城)3人
並木中教(茨城)3人
日立第一(茨城)3人
茗渓学園(茨城)3人
浦和・県立(埼玉)3人
栄東(埼玉)3人
渋谷教育学園幕張(千葉)3人
学芸大付(東京)3人
麻布(東京)3人
浅野(神奈川)3人
常総学院(茨城)2人
清真学園(茨城)2人
市川(千葉)2人
大泉(東京)2人
両国(東京)2人
吉祥女子(東京)2人
駒場東邦(東京)2人
巣鴨(東京)2人
豊島岡女子学園(東京)2人
逗子開成(神奈川)2人
聖光学院(神奈川)2人
新潟(新潟)2人
東海(愛知)2人
修猷館(福岡)2人
札幌南(北海道)1人
福島・県立(福島)1人
緑岡(茨城)1人
茨城(茨城)1人
水城(茨城)1人
智学館中教(茨城)1人
土浦日大(茨城)1人
宇都宮(栃木)1人
中央中教(群馬)1人
大宮開成(埼玉)1人
東葛飾(千葉)1人
船橋・県立(千葉)1人
東邦大付東邦(千葉)1人
筑波大付(東京)1人
青山(東京)1人
新宿(東京)1人
田園調布(東京)1人
戸山(東京)1人
西(東京)1人
日比谷(東京)1人
武蔵・都立(東京)1人
桜蔭(東京)1人
海城(東京)1人
学習院高等科(東京)1人
暁星(東京)1人
錦城(東京)1人
芝(東京)1人
頌栄女子学院(東京)1人
白百合学園(東京)1人
田園調布雙葉(東京)1人
桐朋(東京)1人
広尾学園(東京)1人
雙葉(東京)1人
早稲田(東京)1人
横浜翠嵐(神奈川)1人
神奈川大付(神奈川)1人
洗足学園(神奈川)1人
桐蔭学園中教(神奈川)1人
金沢大付(石川)1人
高田(三重)1人
高槻(大阪)1人
白陵(兵庫)1人
奈良(奈良)1人
米子東(鳥取)1人
広島大付(広島)1人
久留米大付設(福岡)1人
明治学園(福岡)1人

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